NEWSとジャニーズにはまって数カ月が過ぎる中で、度々目にした「サマリー」という文字。『2004年夏にNEWSとKAT-TUNがジャニーズJr.たちとともに取り組んだ舞台』『12人でのフライングが圧巻』ということしか分からず、辛抱たまらなくなった私はDVDを取り寄せました。ドキドキしながらDVDを再生すると、そこに映っていたのは、若きジャニーズたちのキラキラした姿。私は感動しました。
ところで、私は昔は良かったということを言いたいわけではありません。こうして文章を書いてるのも、彼らが2004年夏に発していた輝き、忘れ去られるにはあまりに勿体ないきらめきを誰かに伝えたいから。
「懐古厨」ではなく、「アイドルの一瞬のきらめき厨」とでも呼んでもらえたら。長い上に語呂が悪い。
それでは、<演出編>と<出演者編>に分けて感想を書いていきます。拙い感想ですが、私の驚きと感動が伝われば嬉しい。
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<演出編>
ポイント1.演者と客の距離が近い。
物理的に会場が狭い。ジャニタレが真横で太鼓を叩きまくるのを正気で眺めてられる観客ゴイス。まぁ、最後の方とかかなり客も正気を失っていて「おさわりアリ」になってた。
ポイント2.全体的にサーカスかシルクドソレイユ
円形のステージを客席が取り囲むような会場の作りがもうサーカスぽいのに加えて、次から次へと繰り出される展開に口あんぐりしちゃうとこもサーカスっぽい。
ポイント3.フライングがすごい。そして突然フライングする。
噂に聞いた「12人でのフライング」はさすがに壮観。NEWSとKAT-TUNが天高くクルクルと回りながら歌う姿は天使としか言いようがない。そしてフライングのタイミングがいつも唐突すぎてビックリする。
下で待機するジュニア含めて全員が天使。
ポイント4.ジュニアの貢献がすごい。
なにかジュニアがごそごそやってると思ったらフライングの準備。フライングの最中もその場で踊って戻ってくるのに待機しているジュニアの頑張りがすごい。フライングの準備をジュニアがしてるの見る度に、いつ事故になるか分からない重大な業務をジュニアがするの怖くないのかな~と思う。
全編通してABCの身体能力がショーの盛り上げに貢献しまくり。17歳の塚ちゃんがすごい高いとこから背面ジャンプ。ABCはグルグル回ってて見てると不安になるほど。あれでまだ10代って(驚)
ポイント5.世界観が突飛すぎる。
ゼウスさながらに赤と青のチームにKAT-TUNとNEWSに分かれて、小山と田中が競うのが何故か、太鼓。そして勝敗は判明しないままか、と思ったら天井からワイヤで人が降りてくる。そしてソイヤソイヤソイヤと祭り拍子の笛に合わせて踊るメンツのなか、田口と増田も太鼓のバチ持ってダンスで勝負!勝負ってのが意味が分からなくてすごい。
その後も 赤西たちがフライングしながらバラード歌う中、シゲと亀梨が格闘シーン。世界観が突飛。
ポイント6.ジャパネスクからのワールドツアー、からのジャニーズヒストリーでNYミュージカル
「世界平和」「日本」「少年隊」「ミュージカル」、YOUもこっち来ちゃいなよ!と、ジャニーさんの声が聴こえてくる。キラキラした目を持つ少年たちを見ていて私の頭に浮かんできたのが「みんなジャニーさんの子ども」という言葉。
ポイント7.龍がデカい。
竜に捕らわれた藪を亀梨が助け出し、竜を退治するというストーリーですが、まぁそんなのはどうでもいい。作りものの巨大な竜を相手に緊迫感のある演技をする亀梨に俳優としての可能性を感じる。
亀梨が藪を抱きながらフライング!藪くんが落ちちゃう!(><)と観客がキャー!
ポイント8.藪君がゴンドラに乗ってカンツォーネを歌う。
ジャパネスクのあとは、アテネ五輪に引っ掛けてワールドツアー。ハイライトはゴンドラに乗って空中を漂いながらソプラノボイスで歌いあげる藪君。つつめーーー!の、めーーがたまらん。是非ご確認下さい。とにかくジャニーさんが藪君を見せたくて仕方ないことが分かる。
「サマリー・フィーチャリング藪」 または「藪・オンステージ 」
ポイント9. 赤西亀梨のシンメでWAになっておどろう
眩しすぎる。その一言。
ポイント10.衣装のズボンが太い。
全体的にズボンなんか太くないすか?流行りかな?
八乙女君が少年隊みたいな肩パッドがっつりのジャケット着てるのが面白い。明らかに体に合ってない。
ポイント11.ふわふわした仮面舞踏会
J.J.EXPRESSと藪&八乙女君が歌います。あんな頼りなくふわふわした『仮面舞踏会』はこの先もお目にかかれない。とうないややややてぃあ~☆☆とうないややややぁ~てぃあ~☆☆
伊野尾君たちのマイクの持ち方で、この頃はマイクの持ち手を上にあげるのが流行ってたんだなと分かる。
こーゆー持ち方。
ポイント12.テゴマスの『薄荷キャンディー』
私大好きなんですよこの歌。いいもん見た。黒髪の手越が堂本剛に見えました。今まで思ったことないけど、眼力の強さと色素が濃いとこが意外と似てるかも。
ポイント13.決闘や殴り合いのシーンが長い
KAT-TUN vs. NEWSってことなのか、ウエストサイドストーリーオマージュなのか、やたら戦う場面が多くて長い。あと、中丸と頭にウサギの耳つけた子どもが寸劇する場面も長くて謎。
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<出演者編>
ポイント1.とにかく、若い。
亀梨和也(18) 赤西仁(19) 田口淳之介(18) 田中聖(18) 上田竜也(21) 中丸雄一(21) 山下智久(19) 小山慶一郎(20) 加藤成亮(17) 草野博紀(16) 増田貴久(18) 手越祐也(16) 戸塚祥太(18) 河合郁人(17) 五関晃一(19) 塚田遼一(17) 薮宏太(14) 八乙女光(13).... こうして名前と年齢の羅列するだけでめまいが。
私は、ABC-Zにも10代の時代があったという当然の事実に衝撃を受けました。「塚田遼一(17)」ってインパクト強い。
ポイント2.とにかく、たくさん出てくる。
まず、最初にこなれたナレーションをするハーフが誰だか分かんなくてつまずいた。(後でジミーMackeyと判明)人が多すぎてバックダンサーは誰が誰だか分からない。
ポイント3.山下と上田のコンビが美しすぎる。
麗しい顔面を持つことではYou&Jで1,2を争うお二人のシンメが見られます!
「世界一美しい奇跡の19歳」山下と、異常に儚い雰囲気を称えた上田。顔面2TOPの二人が扇を持ってしゃなりと舞う様子は、竜宮城に迷い込んだよう。上田くんは色が白く、いつも横腹を抑えてる(ように見える)ので、なんか不治の病に侵されてて余命いくばくもない感じすらする。
そして踊ってたと思ったら突然フライングする山下と上田。あ、天女が天空に帰ってしまう~!
思わず、上田くん死なないで!って言いたくなる儚さ。
ポイント4.藪君が大スター
とにかくオイシイところは山Pか藪君。
山Pだけ明らかに声援が大きい。尋常じゃない美しい顔面。この時代しか知らない人なら「山下と愉快な仲間たち」と言うのも致し方ないかも。
しかし、この舞台のラスボスは実は14歳の藪君。彼の可愛さと歌声を聴けるだけでDVD代金の元が取れます!
ポイント5.KAT-TUNの旬感がすごい。
まだCDデビュー前なのに堂々たる風格を称えてます。赤西の顔をはじめてまじまじと見ましたが、すごい美少女じゃないですか!前髪しゃくれ*1とかいってごめん。田中は人のよさそうなあんちゃんだし、田口はあれ以上白いタキシード似合う人私知らないし。
中丸がおじいちゃんじゃない!このころからボイパやってて偉い。亀梨は今よりだいぶあっさりしてる。メンバー間の格差が少なさそうなのもイイ。
ポイント6.手越が少年ジャンプ
手越が幼過ぎて時々八乙女君に見間違えました。黒髪の癖毛で、今の手越と違い過ぎる~。ヌンチャク持って田中と戦う手越が少年ジャンプの主人公。『男の子女の子』を歌う手越が大変かわいい。
小山も今よりぐっと滑舌が悪くナレーションがぎこちなく、『コマ劇場』と言う時舌が回ってない。両名とも今のポジションにつくまで努力したんだな~ということが良く分かります。恥ずかしそうにお手振りをするシゲに胸キュン。
そして、増田は現在とほとんど変わらない。『スターライト』歌う増田がまんま今の増田だった。十代の時から変わらず可愛さと男前が両立。草野君が歌うとこ初めて見ましたが歌が上手だし、ルックスもイイ!
これは手越ではなく八乙女君。
ポイント7.とにかくみんな一生懸命
この盛り沢山な内容の舞台をとにかく真面目に懸命に取り組んでる姿勢に頭が下がります。練習がとにかく大変そう。
<感想総括>
ジャニーズをよく知る前はボイトレや演技の練習がタレント養成に組み込まれておらず、タレントの自主性に任せられていることが疑問だったんです。ジャニタレ=容姿端麗でもなく、技術も拙いのに事務所力でブッキングされてんだろーなーと。
しかーし、このDVDを見て、彼らの魅力というのは舞台で最も発揮されるようにスキル構築されているんだな、と気付きました。ジャニーズの本丸はミュージカルと言われる訳が分かった。
これは一度ジャニーズワールドを見に行かないと!ズブズブ....底なし沼の音が聞こえる。
で、最後まで見て「えっ!!」って大声出ちゃいました。
あのウサギ、中島裕翔だったのかよ!!
中島裕翔(11) マジか...
*1:私がジャニにハマる前に赤西に抱いてたイメージ