さて、興味しんしんの個人のソロ曲についての感想です。
なぜそんなに興味があったかというと、まず私がキスマイについてほとんど何も知らないということ。
自分がやりたい事、ファンの需要、グループ内でのポジションとバランス、色々な要素がブレンドされたうえで誕生するソロ曲は、キスマイを知るうえで非常に有益な材料になると思い、MV付きの初回限定盤を購入したわけです。
まぁ、こんなことはどうでもいいです。とにかく、数カ月前までキスマイが何人かも知らなかったビギナーがどうソロ曲を見てキスマイを理解したのかの記録です。
Get Ready (千賀健永)
「カッコいい千賀健永を見て好きになってほしい」
ダンスが得意な千賀君、ダンスチームS**t kingzと一緒にダンスナンバーを作り上げていきます。ちょっと絵面が「ハウス食品のCM」ぽいな、みんなでカレー食べそうだな。と感じましたが、メイキングで観た、彼らの、なにかに秀でた集団だけが持てる共通言語(この場合はダンス)に、日頃の鍛錬がうかがえて、何にも秀でたものを持たない私からすると非常に眩しくカッコイイ。
千賀君、今までは「美肌」(千賀さんは小3から化粧水を使うほど美容に気をつかっている。)という印象しかなかったですが、彼のストイックさは先輩の東山さんやNEWS増田さんに近いものがある気がしました。尊敬するダンスチームと一緒できたMV撮影の日を「人生最高の日」と言い、撮影途中で「じわじわきてうるっときてる。こういう形(ソロ曲)で感謝を伝えることができて嬉しい」と語る千賀君のピュアハート。おそらく、バラエティーで汚れ役をやることについて忸怩たる思いを抱いたこともあるでしょうが、コツコツと努力を積み重ねるタイプとお見受けした千賀君のやりたかったことが叶い、私も嬉しいです。
勝手に次のソロ曲MVを考えるなら、ダンサーのロッカールームやスタジオで何度も振付をやり直す、汗だくの千賀さんをフィーチャーしたものが見たいです。スタジオ床をキュッキュと鳴らして練習を重ねる千賀君の美肌を流れる大粒の汗.... 80年代の名作青春映画「フラッシュダンス」をジャニでリメイクするなら千賀さんにお願いしたい。
この曲はCDで聴く千賀君の歌声がますますカッコイイ!
ヲタクだったってIt's Alright ! (宮田俊哉)
「オタクカッコいい」
一番足が短く見える裾丈のジーンズを履きこなす宮田君に本気とロイヤルさを感じました。
メイキングの間も常にニコニコしててほんとうに可愛い。「ダンスとオタゲーのコラボをしたい」と仰ってた宮田君、流石のキレ。もっさいジーンズにピンクのハッピでもカッコイイ人はカッコイイのだなと再認識。ソロ曲、という晴れの場でさらにもういっちょ「オタクキャラ」を推してくるところに宮田君の賢さ、いい意味での計算高さがうかがえます。
オタ芸ダンサーの一人を「水樹奈々さんにこのMVを見てもらえるかもしれない、というのが彼がここにいるモチベーションです」と紹介して、その彼が赤面しながら「そ、そ、そうです!」と肯定する姿に「オタクってほんとに可愛いなぁ~」と思いました。
オタ芸をしても何をしてても、どこか王室感が漂ってしまう宮田君、次回MV作るなら、ドンズバに「王子」を全面にだしたオタク寄りの曲か、もしくはガラッと印象の違う真顔にスーツで踊る姿を見たいです。
自ら考えた、歌中のセリフを「オタクなりの精いっぱいの告白です」と言う宮田君に萌え萌えキュン♡
ワッター弁当(横尾渉)
「はい完璧です」
正直、MVで歌声が流れ出したとき、(なに、この子どもの声....!)と思ってしまいました。
横尾さんの歌声をはじめて聴いたので、本気でこれが横尾さんの声だと認識できなかった。顔結構いかついのにこんな声、いつも黙ってるのに笑顔超可愛い、という具合に全身ギャップ萌えな横尾さん。
レコーディングで他のメンバーの協力を仰ぐ際に、ブースに座り「はい完璧です!」とOK出しをする横尾さんの(何もしてないのに偉そう)な姿、なにかに似てるなーと思ったら私の息子でした。笑
このMVは最初から最後までただ横尾さんが弁当つくってるだけという前代未聞な内容ですが、これが成立することこそ、横尾さんのアイドル性の高さを象徴しています。
途中で千賀さんも参加して、メイキングでは私の大好物【ジャニーズ同士での振付の伝授】を見ることができます。千賀さんは二階堂君のソロにも呼ばれ大活躍。女子でも板前でも光る美貌。
できあがった横尾さんの弁当が、雑誌のグラビアみたいに綺麗過ぎず、お料理上手の素人が作った感じがでていたのがとても良かった。次のソロは、犬と戯れつつ俳句を考える横尾さんでどうでしょう。横尾さんの高いアイドル性なら普通にしているだけでMV量産できそうです。
ジョッシー松村のSCREAM(二階堂高嗣)
「やりたいことをやらせてもらった」
まず、ジョッシー松村って誰だよ!って思いますよね。これはイケてない女子松村に扮した二階堂さんが恋を勝ち取るまでのストーリー仕立てのMVです。最初このタイトルと内容を知り、ちらっとMVを見た感じだと、なんというか二階堂さんに不憫な気持ちを感じてしまったんです。グループ内の立ち位置とかキャラ考えた結果がこのネタ曲なのかな、二階堂君いい子やな、と。
しかし、違いました。この曲は二階堂さんが作りたくて作った曲なのです!
ノッリノリで女子に扮して、チアリーダー姿では本場アメリカNBAで男たちを釘づけにしてそうなセクシー極まりない表情を浮かべる二階堂さん。一緒に演じた男子たちも絶賛の可愛さ。私もあの二階堂さんの美しさにあやかりたい。
しかも全体的に見ると、キスマイへの応援歌でもあり、キスマイを好きなファンたちへの応援歌でもあるんですよ........!!やっぱりめっちゃイイ子やん二階堂君。気さくだし。
よく知らない私の印象だと、二階堂さんはキスマイで一番、普通の男の子に見えます。それなのに、こんな曲を考え付いてソロ曲に持ってくるなんて、、、!その才能に震えます。またこんな感じのつくりたい、と言う二階堂さんの次のソロ曲に期待しかありません。
この曲、CDで音声のみで聴くとすっごくオシャレなのもポイント高い。
二階堂さん、しゃがれ声というかハスキーな声なので、切々と歌うラブソングも響くはず。(Re:のソロアングル7人全員分見た人間は私です。)
ALIVE(玉森裕太)
「自分じゃない何かになりきるのも好き」
玉森さんは私にとって、山Pと同様「何をしていても結局顔が綺麗」という枠。実際、メイキング中のなんてことないシーンでも、ハッとするほど表情が美しい。とにかく白い玉森さんが綺麗。
真っ白いキャンパスが映えるのもこの美しさあってこそ。エゴや自我を感じない雰囲気を持ってますが、主張するときにはキチンと自分を出せる、芯がある方とお見受けしました。
二階堂さんのソロMVにも「憧れの君」役で呼ばれ、話の設定に質問を投げかけつつ、最高の演技をする姿に、自分のMVでまばたきをしない頑張りと同様の、彼のプロ意識を伺いました。
曲は今風のダンスナンバー、そこにのる玉森さんの歌声が、普通の男の子の感じを残してて(テクニックに長じてない感じ)そこが彼の魅力なのだなと思いました。
「ふたりで作った」
なぜこの二人は合同MVなのか?と思いましたが、それだけこのコンビの人気が高いのでしょう。外見的にはコンビ感がないように見えるのですが、この二人を究極のコンビになしえてるのは、「俺たちがキスマイをひっぱる」という自負が共通しているところでしょうか。磁場の違う二人が協力し時に反発することで、キスマイのいい意味での緊張感や向上心が保たれているような気がします。他の5人と比較してもこの二人の「手練れ感、ケレン味」は群を抜いてて、より二人だけになったときの「二人の世界感」が強い。
ここまでお読みいただいた方はなんとなく分かるかもしれませんが、今回MV見るにあたって、かなり「判官びいき」している自分を感じました。ソロを持つことの少なかった(そもそも初ソロ曲だったり)後ろ4人に感情移入しやすい! (判官贔屓・・・・不遇な身の上の人や弱い者に同情して肩を持ったり、応援すること。)
デビュー5年たって、メンバー全員がやりたいようにソロ曲を持てたこと。これからの活動にとっても、かなり意味の大きいことなのではないでしょうか。バラエティーや舞祭組での活動をへて、各人の個性をアピールし、グループ内での知名度で下位のメンバーが相次ぎブレイクしていく。そんな様子に、 私の推しのNEWS加藤シゲアキさんを重ね合わせます。シゲもただいま絶賛売り出し中なわけですが、彼もまた昔はNEWS内では、かなり地味な立場でしたが、どんどん「好き」を極め、個性を出していくことで、NEWS自体の人気にも火がついているように新規の私には見えます。
グループでのアイドルをすることは肉体的精神的に縛りが多いだけに、こうして個人個人が好きなようにソロ曲を作ることの大事さを感じました。そしてそれができたのも各人が与えられた仕事をがんばったから。
またもや精神論になりましたが、このMVの感想を述べることでキスマイへのエールになれば。
ソロ以外の曲もとても良かったです!
AAO~メガ☆ラブ~MU-CHU-DE恋してるのアッパーチューンな流れがとても気に入りました。
メガ☆ラブの「↑ノンストップでカー↑ニ↓バル」のメロディーラインがとても気持ち良くてリピートしてます。
キスマイアルバム「I SCREAM」、いい買い物でした!
<おまけ>
美しく変身した松村さん(二階堂君)に、フォーリンラブな森玉くん(役名)と千賀ちゃん