ゆずこんぶおいしい

アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

映画『君の名は。』をお薦めしたいのだけど拙い感想しか書けない件。

君の名は。」を観てきました。流行りに乗る軽い気持ちで映画館に行ったら、予想してたのの1万倍、心を動かされたので感想を書きます。(ネタバレはありません、映画の感想文ってほんと難しい。)

 

 

東京の街の描かれ方が秀逸でした。

私にとっての東京とは新宿~四谷~六本木あたりの風景です。春先、電車の中から、桜の花がざぁっとお堀に向かって伸びているのを見かけると、この上なく幸せな気持ちになりますし、夕刻の四ツ谷駅付近は仕事や学校が終わった人の平和な空気が雑踏にあふれ、あの辺の空の高い感じとあいまって、わけもなく気分が高揚してきます。無機質さと人間臭さがまじったドブくさい新宿も好きですし、六本木あたりの昭和の東京をしのばせる雰囲気も好きです。

 

そして、私が東京で一番好きなのは、人がいーーーっぱいいて、よそよそしいくせに意外と親切だったり、みんなが狭いところで肩寄せ合って生きてるところです。

海外出張から帰った夕方、リムジンバスで首都高に乗って東京タワーをぐるっと囲むように目的地の新宿に向かってる時がとても好きでした。リムジンバスの高さで首都高から外を見ると、びっくりするほど無防備な人々の生活が見えます。

雑居ビルの窓際で、おそらく喫煙場所なんでしょう、おじさんが3人ぐらいで煙草吸いながら談笑してる姿や、大きなオフィスビルで残業してる人の姿、古いマンションの食卓でテレビを見てる人、、、ああ、日本だな、東京だな、って思いました。この灯りついてるすべてにそれぞれの人生や生活があるんだな~なんて当たり前のことをしみじみ思ったり。

 

 

いきなり飛躍しますが、東京の夜景を見る度、シゲもこの灯りのどこかにいるんだよなって思います。

私とシゲの人生は一切かかわらないようでいて、私が「加藤シゲアキ」という人がいるということを認識して、彼のことを知ろうとした時点で、私とシゲの人生はどこかで交差しているのだな、と思いました。おかしいかな....?

コンサートや観劇のチケット確保にみんなが必死になるのも、彼らを見たい会いたいという他に、彼らと同じ場所にいたい、一瞬でも彼らの人生の一部になりたい、という思いがあるような気がします。私はNEWSのコンサート行ってから、その時はそう思わなかったけど、今にして「あの日あの時、シゲと私は確かに存在した....!」と思い返しては心震わせてます。

 

 

ちなみに、シゲになったら何しようかな~と考えて一番最初に思い浮かんだのが、【ラジオで小山さんのこと「けーちゃん」と呼んであからさまに甘えてオタクをざわめかせる】ことだったのが我ながら情けないと思いました。

 

映画のように、私とシゲが入れ替わったとしたら、SPAの連載小説は止まるし、歌は歌えないし踊れないし、うましげ~なんて上手く言えないし、仕事が滞って大変なことになってしまう。NEWSのメンバー見る度に心臓がバクバクするし、丸山さんと飲むなんて心臓止まるし、そもそも鏡に映ったシゲの顔(中身私)見て心臓止まるし!

そして私になったシゲは、非芸能人としての暮らしを謳歌、、、しないな。朝起きてご飯作って、仕事いって、帰ってまたご飯作って寝ての単調な生活。こどもの頃から芸能人の彼は一般人の暮らしをどう思うのか。そしてふと私の部屋の隅に見つけた布張りの箱。開けたらNEWSのCDにDVDにファンクラブの会報に。40代子持ち既婚女性のこんな単調な暮らしの中で、NEWSとシゲの存在がどれだけ大きいか理解できるよね。そしてそんな人たちが何万人もいるって改めて気付いてシゲはどう思うのかな。やっぱりアイドルって大変な仕事だな。(そして、ふとログインしてみたこのブログ見て私の妄想に引くであろうか....。)

 

 

無事にシゲに戻ったシゲは(ややこしい)、アイドルを愛する人の内面に触れて、ますます素晴らしい作品を作っていくことでしょう。深みを増したシゲの小説が賞を取る日も近い。

 

あれ??おかしいな、映画の感想を書いているはずがいつの間にかシゲがらみの妄想記事に....

 

人を愛するということは、その人の一部が自分の中にいつもあるという感じなんですね。映画見て思いました。

 

そうして、出会うことのない二人でも、この世に生きてる限り出会うことはできるということ。三葉が「私は生きる、生きる」という部分、力強くってとても良かったです。

 

 

 

私のささいなブログもはじめてから数カ月たち、コメントを頂いたり、させていただいたりと、アイドルを通して、知りえるはずもなかった人たちと出会うことができたのがとても嬉しい。相手が全く誰だか分からない匿名掲示板ではなく、考え方からどんな人なのか想像はできるけど、本名も顔も知らない人と共感しあえるというのはとても不思議で貴重な感じがします。

船が海上で信号を出し合ってコミュニケーションをとるように、私たちの人生も基本的には孤独な船のようなものだと思います。真っ暗な大海原でたまに信号を交信しあってお互いの無事を願いあう、寄せては引く波にあわせて漂いながら。

 

 

映画見終わった時には、他人の人生も自分の人生も、等しく美しく見えました。

私たちは離れていても繋がってる、たとえ相手が自分のことを知らなくてさえ。

自分を知らない相手に恋する気持ちだって素直に受け入れられた。両想いや片想いなんて言葉じゃ人の気持ちの深遠さは図れないですね。

 

拙い感想だなー 

映画評論家ってすごいな。映画の良さを伝えるのって難しい....!

これで映画の素晴らしさ伝わるとは思えないのですが、絶対見るべき一本だと思いました。

 

 

ではでは!

明日朝、目覚めてシゲになっていたら「Summar Time」を振り付きで歌ってみてちゃんと踊れるか確認してみます!