DVD「関ジャニ’sエンターテインメント」の感想文

メトロックで盛り上がってる最中にポチッとした関ジャニ最新DVD「関ジャニ’sエンターテインメント」通常盤Blu-rayの感想です。内容が濃くってどこから話し出せばいいか迷う~。すごく見ごたえあったので感想まとめられるかな。思いつくままに語ります。

 

大倉さんって楽しい人ですね!大倉さんのヘタレぼやきキャラみたいなの、ツボ。大倉さんがエイトレンジャーで♪アイキャーンフラーーイって高度低いフライング決めた時吹きだした。コメンタリーで「この公演の二日前にフライングのスタッフが変った」と話すの聴いてまた吹きだした。顔が綺麗なだけにヘタレキャラが映える。顔が綺麗過ぎて時々女性に見える。岡田美里堺正章の元妻)に似ている。よく喋るし丸ちゃんのギャグによく笑うし(笑顔がいい)、キングオブ男の曲中ですばる君と錦戸君がガッチリ握手(そういう演出。照れ笑いしてる二人が嬉しそうでとても良い感じ)して観客キャーってなってるの見て「一度でいいからやってみたいやつ!」という大倉君に全員が大爆笑してるの、すごい微笑ましかった。それを受けて「やりたいって言ったらいいやん。言ったらやらせてくれるやろ」という横山君の優しいフォローに「いや、それはまぁオファーがないと」とかモゴモゴ言ってる大倉君。大倉君が楽しい人だと分かったのは私的にとても収穫でホクホクです。曲間に腰をクイクイ回す動きを見て(腰痛あるのかなヘルニア気をつけてね)と気になるほど大倉君が好きになりました。忠義(ただよし)というシックな名前もいい。

 

「マル楽しそう」「マル元気やな」「マルかっこええな」「(ファンサするの見て)マル、誰かおった?」マルマルマルって、みんな丸ちゃんのこと大好きね!エゴサーチによるファン投票一位の髪型で登場し、これはエゴサで評判悪かったねん~と常にファンの反応を確認している丸山君。エゴサすることにはファンの人の中でも賛否あるようですが、努力家で偉いな!と私は感心しました。トライ&エラーアイドル。弱音を吐きだして強くなっていくタイプなんだと思う。エゴサで得た情報をノートにまとめ、家の鏡の前で一生けん命ギャグの練習や、山下達郎の歌真似練習しているのが目に浮かぶ。村上君が丸ちゃんのこと「アングラ演劇のカリスマ」と称したの絶妙過ぎる。そんななのに、ふと「無」で素の表情してる時が思いっきりカッコイイという。そして冷静に考えても丸山君のヘアースタイル似合うのは丸山君以外にはいない。丸山君はすっかり「丸山隆平」というブランドを作り出すことに成功してるなとつくづく思う。エゴサしてる事実を恥ずかしそうに言うのも可愛らしい。

 

登場の仕方いいですね!京セラドームをこわもての集団が「NOROSHI」あげながら練り歩く。昔テレビで見た、銀座の大通りを歩くジャニーズ軍団(全員がマフィアみたいな恰好してる)を思い出した。東映ヤクザ映画的世界とジャニーズの融合。何色にも染まれるのがアイドルのすばらしさで、このヤクザな集団が、エイトレンジャーしたり子どもと踊ったりキレキレの屋良君振付で踊ったりかなり人気のバンドでもあったりするわけです。すごい。

 

横山君が牛乳のように白かった。エイトレンジャーの黒横山君見て、是非戦国武将の役を!と思った。鎧兜が最強に似合いそう。お尻の形が綺麗。白い肌に浮かぶCHIKUBIが綺麗でなんか見てるの恥ずかしい。

 

すばる君と横山君が裸になったあと、大倉君と錦戸君がキンキキッズみたいな、二人Hey! Say! Jumpみたいな感じでキラキラのアイドル曲を美しく踊りながら披露。重なる二人の影。花道横の最前列、どっくんの後ろで両手で口を覆って見てる人いるけど、分かる!!そういう反応しちゃうよね!綺麗な大人の男たちが綺麗な服着て集団で踊り歌うって素晴らしい文化だ。

 

「ピザいる?」ときかれた村上君が「要らん」と嫌そうな顔で答えてるのマジお父さん。私のお父さんになって欲しい。食事を摂取せずあまり喋ることもなく襟付きシャツキチンと着てる村上君は大人のオトコって感じ。しかしみんな顔がいい。ぺラッとしたイケメンじゃなくて、個性があり美しさに人生を感じる顔なのがいい。顔の美しさは力。

 

安田君はなにか人の心に迫る表情をする。目力が強いのかな。とにかく楽しそうで一所懸命でとても好感が持てる。必死に踊り、必死に演奏して、感極まって泣きそうな顔にグッとくる。コンサート映像みながら「ドローン、お客さんの上はダメだけど俺らの上ならいいんじゃないの?」とドローン飛ばすことについて話す安田君(錦戸君「俺らの上でもダメやろ多分」)、常に演出家の目でコンサート見てることが伺えます。

 

すばる君の歌声がポンポン弾んで気持ちがいい。声にリズムがあるというか。絶唱系よりポップスが似合うと思う。実は以前は甲本ヒロトワナビーみたいに見えて苦手な部類の歌い方だったのですが、最近考え改めました。すばる君は話し声もとても聴き取りやすいのでボソッと言った一言に重みがあり、そんなところも彼のカリスマ性に繋がってると思う。コメンタリーでいつすばる君が寝るか気になってそこばかり見ちゃう(あ、寝そう、目が閉じかけてる、笑) 大倉君がしゃべり出すとふっと薄目をあけて起きる。そんなに眠そうだったのにごはん運ばれて来たらバッと目が覚めてテレビガン見しながらガツガツご飯食べて動物のようだ。

 

鼻をすする音がきこえるほどのほぼほぼ無音でコンサート映像見る絵が面白い。挨拶は恥ずかしいから飛ばしましょうね(錦戸さんの敬語)って飛ばし、自分のカメラ映えには気にも留めず、「今リズム落ちた?」「失速したな」「マル今間違えたな!」とか言いつつ、安田君と錦戸君が私には分からない専門的な音楽の話をしている。アイドルや家族や幼なじみというより、甲子園常勝の高校球児とか、オリンピック代表チームとか、そんな連帯感と厳しさを感じた。

 

MCは半分ぐらい何の話をしてるか分からなかったけど、あえて面白いこと言おうとしてないところが面白かった。「しょうちゃん」って呼び方小学生の友だちみたいで萌える。やっぱり関ジャニもスーパーの買い物カゴにドリンク入れるのね(コンサートで気になるポイント)エイトレンジャーでクルクル回り出して、(関ジャニついにローラースケートまでやるのか!)とビックリしてたら単にステージが回転してて笑った。

 

これがTokyoholicか!めっちゃカッコイイやんけ!普通に人気あるロックバンドじゃん!「言ったじゃないか」のバンドバージョンも最高。もはやアイドルとかロックバンドとかカテゴライズするのが意味不明なほど、ボーダーレスに最高。でも、最後にはきっちり気球(でた!気球!)に乗ってファンの元へ。「ライト綺麗やな~真ん中にいると分からんもんな。」「こうしてみるとぎょうさんお客さんいるなぁ~」とVTR見て感心する彼ら。仲間がいたからこそ、自分たちが超アイドルなことを意識し過ぎず、健康な自意識でアイドルをし続けてこれたのかなー。

 

<まとめ>

リードギターの安田君と、自分の歌と立ち位置に吹っ切れたすばる君、この二人が両輪となり、音楽が好きな錦戸君がエンジンになり、他のメンバーの楽器への自信がガソリンとなり、メトロックでの関ジャニのパフォーマンスに繋がったのかなという印象。関西発ジャニーズという先達がいない状態で試行錯誤を繰り返し、ファンに飽きさせない努力を重ねた結果が今の関ジャニなんだなと思いました。このコンサートも次から次へと場面が変わり、エンターテインメントの名にふさわしいものだと感じました。大人の冷静さと音楽の情熱とたゆまぬ努力と、長年のアイドル生活で培われた知恵と手段と鋭さを兼ねそろえた関ジャニが次はどんな世界を見せてくれるのか楽しみです!