ゆずこんぶおいしい

アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

あっくんが少クラにやってきた!(2017/11/3 ザ少年倶楽部感想)

あっくん、佐藤アツヒロさんが少年倶楽部に出たらしい、金曜日の夕方ツイッターでその情報をぼんやり把握してさぁ見るぞ!と日曜日の午後に意気込んで録画再生したら最初の12分でなぜか録画が終了していました。ガーーン。藁をもすがる気持ちでネット検索。ありがとう某tubeにアップしてくれた人、おかげで全部見れました。

 

ガラスの十代」と「Winning Run」名曲をひっさげて、ローラースケートはいてクルクルとスピンするあっくんを小さなスマホの画面で見てたら、思わず「ううう...」と涙の嗚咽漏れました。かっこいいよーーあっくん!

 

高画質のテレビで見るとアップになったあっくん、やっぱり老けたなぁって思うのですが、よく考えると私があっくんを見てたのは80年代の終わりの中学生だった彼なわけですからそりゃそうだ、です。あっくんが老けたなぁなら、私なんて別人くらいに変わってるんですもん。

 

しかしローラースケートの腕は衰えてるどころかキレを増し、もともとあんまりお上手ではなかった歌は上手くなってるような...。なにより、Hi Hi JETという自分の子どものような年齢のグループに混じっても違和感が無い!すごい!あっくんがHi Hiに馴染んでるよー!歌い終わった後の観客のキャー!がお付き合いではない本気のキャー!なことに私大変満足し、そうじゃろそうじゃろ、と長老のような気持ちになりました。

 

長老ぽく言わせて頂きますと(私はあっくんが好きだった中学時代以降はジャニーズと接点を持たない生活を30年あまり続け突然ジャニーズに戻ってきた女です)、今回の少クラで貴賓として扱われていたあっくん、光GENJIの人気が低迷し解散した90年代半ば以降は表舞台に立つこともなく、逆に後輩たちが売れていき「ジャニーズ事務所」がブランド力を増す中、同じく一線を退いたジャニーズタレントたちと同様、ひっそりとジャニーズ事務所に所属していたという印象。

グループとしての光GENJIは伝説のアイドルでしたが、あっくん自身はおとなしい普通の少年だったので、あっくん個人としての「伝説感」は薄いアイドルだったように思います。

 

ですが、それは私があっくんと同じ年だからそう思うのであって、「緊張で足がガクガクした」橋本涼君や、あっくんの登場に興奮して変なテンションになった高橋海人君のような若い人にはもうそれはそれは自分が産まれる前ママが好きだったぐらいの、未知のなにかすごい宝のような人なんでしょうね。そのみんなのテンションにちょっと戸惑ってるあっくんが素朴で優しいあっくんらしくて微笑ましかった。

 

今回の少クラはオープニングから、ジュニア全員白いスーツ着て少年隊の「仮面舞踏会」を当時とほぼ同じフリで歌うという(あれ?今2017年だよね?1986年にタイムスリップしてないよね?)ものであり、あっくんの登場に至っては温故知新ここに極まりって感じでした。2年程前からジャニーズの温故知新ぶりが激しくなってると思うのですがどうでしょう。(余談ですがA.B.C-Z座の中で「A.B.C-Zビング・クロスビーと会って大感激」というシーンがあると知った。ビング・クロスビーってw ジャニーさんw)今回の少クラの前半も、もはや戦後からのジャニーさんの思い出の走馬燈の一部のような気がしてきました。

 

これは私の想像なんですが、あっくんのような辛抱強くジャニーズにいた人物をフィーチャーすることで、ジャニーズの良さが改めて分かるというか、若いジャニーズタレントたちへの指針を示す部分もあるんじゃないかと。もちろん時代は違いますが、ジャニーズの目指してる方向性というのが今のあっくんにフィットするから近年になって突然あっくんが解禁になったのかなぁとか。やっぱりジャニーズの持つ連続性とかファミリー感とかファンと紡いでいく歴史とか、そういったものって唯一ですものね。

 

私は、生まれてないような昔の先輩の曲を原曲通りでパフォーマンスするの、今の若い子たちにとってどうなんだろう?どういう気持ちでこれをやってるんだろう?って思うのですが、みんな「光栄です」という態度を崩しませんよね。そこらへんも面白いなぁって。最近のアイドルは素直な良い子たちが多いですよね、というか、元々「ジャニーズに入りたくて、アイドルになりたくて」ここに入ってきた子たちだからほんとに真面目に温故知新しているんだろうな。

 

あっくんも「昔のアイドルは『俺を見ろ!』って感じだった」って言ってましたけど、昔のアイドルってギラギラしててそれは何度かこのブログで触れているように、芸能界でなんとかしなきゃいけない理由が彼らの多くにはあったからで、別にアイドルで居続ける必要は彼らにはなかったんですよね。そういう人はカリスマ性があったけど、退社も早かった。

社会とジャニーズが時間を重ねるうち、(気が付いたらアイドルになってて、あまりにも子どもで何もできなかった、自分がグループのためになにもできないままに解散してしまったことを悔いている)と語ってたあっくんがジャニーズに残って、長い空白期間ののちに後輩たちに尊敬を持って迎えられてることが面白いなぁって思いました。一言でいっちゃうと河合君も言ってたように「続けることの大切さ」なんですけど、あっくんに肩入れしてる私は長年の彼の苦悩があったからこその今だなぁ、ってしみじみと感動。

 

あっくんはいつまでも私のアイドルですが、「アイドルとはなにか」は私にもあっくんにも分かって無い気がします。あっくんは「俺がアイドル?うーん、そうだよね、俺ってアイドルなのかな?よく分かんないなw」って言いそう笑、でもあっくんのそういうところが私好きなんだと思います。

 

アイドルとは何かという問いに対し、A.B.C-Zの橋本君が「要は個人プレーですよ、人の良さが表れるんです。誰が決めるわけじゃない。好きになってはじめてアイドルが生まれる」ってことをおっしゃってて、はっしーは本質をつかむのに謎に長けた人だなって感心しました。さすが最後に急にやってきて急にセンター任されただけあるな。あと、戸塚君の曲中の煽り、テレパシーOne! Two! の出だしの「ゲルマイハ!」も好物な私、とっつーの英語の発音とセリフ回しが好きだということに気が付きました。今日の本題とは一切関係ないです。

 

...長々と失礼します。

そうして、あっくんのことも光GENJIのことも30年近く忘れていた間も、時々ふっと光GENJIのアルバム曲「ぼくのーなかでいちばん優しい夢を君の瞳にあげーよう テーブルのイチゴジャムほーどのー甘さをのーせーて」ってフレーズが意識せず口から出てくることがあって*1歌とアイドルの力だよなぁって思ってました。今週も聴けた、セクゾの「ぎゅっと」ってとてもいい曲ですが、この曲も何十年かたってファンの人の口からふっと出てきちゃうんだろうなぁって思ったらちょっと幸せな気持ちになりました。

 

*1:「いつかきっと...」飛鳥涼作詞作曲 3枚目のアルバム「Hey! Say!」収録