ゆずこんぶおいしい

アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

Mステスーパーライブとジャニーズ魑魅魍魎

金曜日のMステスーパーライブで防弾少年団のキレキレのダンスのあとに、タキシードで蝶ネクタイしてベタなラブソングを歌うHey! Say! Jumpを見て、先日の雑誌ダヴィンチ2017年1月号でのシゲのインタビューで印象に残ったことばを思い出しました。

 

それは自著「チュベローズで待ってる」について語るインタビューで、ファンの皆様に楽しんでほしいという意味で自分のアイドルという仕事はホストとそんなに遠くないと述べたうえで語られてました↓

 

それに、ジャニーズ事務所って男だらけの、それでいて魑魅魍魎の集団じゃないですか。

 

ちみもーりょーってアンタwww

と、自担の発言に思わずwww生やしたんですけど、うん、さすがだね。これは魑魅魍魎だわ!と思いました、JUMPを見て。

 

もうコドモじゃない、なんて新曲「White Love」で歌ってましたけど、JUMPもそろそろアラサーですよね?「恋の香り」とか「風吹き抜けて」とか「奇跡」とか「運命」とか、普通の20代後半男子の頭の中には絶対ないであろうワードをちりばめた歌詞をすごく真実らしく歌いあげますよね。すごい、すごいなぁ。タキシードきて蝶ネクタイで小柄なメンバーはまるで七五三みたいなのに、顔も可愛いのに表情や仕草にベテラン感があって、歌詞の内容も合わさって年齢不詳だよ~。

 

すごい古い例えで申し訳ないんですが、戦後、美空ひばりがデビューした時に、詩人のサトウハチローがひばりを「ゲテモノ」呼ばわりしたエピソードを思い出しました。それは年齢の若さ(12歳ぐらい)と歌のうまさがアンバランスなことを指して言ったそうなんですけど、ジャニメンの謎めいた独特のオーラもここに繋がっていくような気がしました。

 

ジャニーズのキラキラ見てると時が止まるし、なんか竜宮城に来た浦島太郎みたいな気持ちになるんですよねー浦島太郎会ったことないけど。トップバッターのセクゾの後ろから、白い服に赤い蝶ネクタイの小さいジュニアたちが「わーい!」みたいな感じで走りながら現れ、風磨君と小さい子がおでことおでこを合わせたりしてるの見てたら、「玉手箱....玉手箱....」って口から謎のワードが出てきちゃいました。昔むかし浦島は…助けた亀に連れられて…竜宮城にきてみれば…絵にもかけない美しさ…

 

なんでしょうね?玉手箱っていうか、狐に化かされてる感?

夢の世界?

ホストクラブで高い酒入れてる気分?

 

LDHや韓流が、世界的な音楽トレンドやファッションや揃ったダンスを見せてくる中、30代の亀梨君と山Pはやはり蝶ネクタイ付けてゴーちゃん(テレ朝のキャラクター)のぬいぐるみを抱き「背中越しのチャンス」を可愛く踊ってました。この「誰にでも歌えて誰にでも踊れる曲」をエンターテイメントに昇華できるのはジャニーズならでは。観客席に向かう階段を亀梨くんがクネクネしながら上がってくところとかほんと最高。LDHと韓流という比較対象があったせいか、普段よりジャニーズエンターテイメントの独自性が浮き上がってそれは楽しかったです。

 

 幼き頃から自分の可愛さを知り、先輩たちがどんなことをすると観客が沸くのか身をもって学び、キャーキャー言われることが仕事であり喜びであり、自分の顔の団扇に囲まれ歌い、時には男同士で疑似恋愛みたいな気持ちを持ちつつ(多分)、そうして大きくなっていったジャニメンたちのメンタリティーは特殊なものだと感じました。

 

かわいかったんですよね~嵐も関ジャニも。セクゾの後ろで駆け出してくる蝶ネクタイの小さい子と同じくらい可愛かった。「嵐可愛い~」って口に出してる自分、またジャニオタとしてのHPが増えたみたいです。

 

KAWAIIは日本の文化!

アラフォーの男性の集団がアイドルで可愛いっていうの、世界でも類を見ない現象だと思うんですが。トリで天井から舞い落ちるキラキラしたテープに包まれながら王道ラブソングを歌う嵐は郵政省を背負っている大人でありながら少年のようなキラキラと多幸感に溢れてましたー。やっぱり日本の年末にはジャニーズが必要!

 

ジャニーズは幕張メッセを自分たちのコンサート会場みたいにしますね。観客の興奮をさぁ~と一瞥し、現場ファンサと茶の間へのカメラアピールをうまく織り混ぜ、歌の世界と自分たちのグループの良さを持ち時間で最大限に高める。そんな研ぎ澄まされた現場の勘をどのグループからも感じました。それはもはや魑魅魍魎のレベル。

 

インタビューでそんなこと言ってたシゲ本人だって、ぎゃ!シゲ!その顔なに!!って私を倒れさす表現力でした。なんで、あんな切なさそうな顔でマイクにかけたジャケットの袖にキスしてんの!(振付です) もーやめてー 色気が洪水おこしてるーー  玉手箱あふれてるー

 

あれは自分の美を熟知して、どう見られるかしってる人間の顔ですわ。「チュベローズで待ってる」の中に、No.1ホストが客に「あ、睫毛落ちてる」って嘘ついて体を触るというくだりがあり、僕はできないですけど、そんなのもジャニーズの誰かが女性を口説くときにしてそうな仕草ですよね。と御本人言ってましたが、ステージの上だったら朝飯前なのでは?

 

そんなわけで気持ちはまだチュベローズにいるので、ホストを勧誘するような目でMステ見てたんですが、ほんと人材豊富で。とくにTOKIO関ジャニの立ちトークはなかなか味わい深かったので記憶に留めたい。

 

まず、TOKIO山口くんが出してきた、両脇に風磨くんと中丸くんを挟んだ写真の山口くんが完全に「大学生にご馳走する夜の帝王」なことからはじまり、話聞いてない関ジャニ横山くんに突っ込みをいれ、後列にいた関ジャニ村上くんが、「弘中ちゃんちょっと声変やで今日」と、番組通して声の調子が悪かった弘中綾香アナウンサーに対してかけた言葉。それまでも弘中アナの声は辛そうだったのですが、番組通して初めてフォローを入れたのは村上さんでした。

 

それで既に惚れてまうやろ案件なのに、TOKIO松岡くんが「キスマイが心配してた」と。そこにいない第三者を介在することによりさらに印象づける高度なテクニック。さすがです。SMAP解散後のキスマイに対する松岡さんの男気も感じさせる、何通りにも味わえる人たらしセリフです。で、畳み掛けるように横山くんが弘仲アナに「ステキですよ」と。ふぁ~と沸く会場。最後に城島茂リーダーが「ジャニージィーな夜をお届けします」と〆の挨拶。ねぇ、シャンパン持ってきて!今夜は沢山入れちゃう!

 

ジャニーズの面白さは、ダンスや歌の完璧さが一番重要な部分ではなく、その人自身のチャームが重視されることなのかもしれません。アイドルは総合芸術というか。

美空ひばりをゲテモノと言うように、いつまでたっても少年のようなジャニーズのそういう部分が気持ち悪いと感じる人がいるのも納得できるし、でも、この華やかさや楽しさはやっぱりここにしかないジャニーズ竜宮城なんだよなぁ~って思いました。そして、わたしはシゲのざっくりあいた胸元にお札挟みたいって思いました!以上です!