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アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

『ゼロ 一獲千金ゲーム』第3話までの感想。

そろそろ、顔がイイ!以外の『ゼロ 一獲千金ゲーム』の感想が書けそうな気がする...と、思ったら!

 

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っていう情報が先ほど飛び込んできて、また、落ち着いた調子でブログ書くのが難しくなってしまいました!血沸き肉躍りつつ、なるべく冷静に....きゃっほー!

 

福本伸行さんの漫画、ちゃんと読んだことはなかったので、ドラマが発表になると同時に原作の『賭博覇王伝 零 全8巻』を購入。最初は「なんて読みづらい漫画なんだ」と思いながら読んでたんですけど、段々と福本節がなじんでいきました。

 

 

漫画の実写化の難しさ

しかし、これをどうやって実写化するんだろ?って思いましたね。

漫画の実写化って難しいじゃないですか、演じる俳優の人選が「おもてたんとちがーう!」ってだけでなく。漫画のコマ割りをそのまま実写にすると、登場人物の心の動きが掴めなくって、時に登場人物たちが人格破綻者に見えたりしませんか。漫画では気にならなくても、実際の人間が演じると陳腐になりやすい。

 

しかも、漫画の零は17歳という設定なのに、シゲは三十路。

さぁ、どういうドラマになるんだろー!?ってワクワクドキドキして見た1話目は、正直ちょっとテンポが悪いかなぁって印象でした。私あまり連続ドラマみないので(ドラマって見るのに時間かかるじゃないですか。せっかちだから、「サクッと2時間でまとめてくれー」って思っちゃう)特にそう思うんですけど。いくつかのゲーム場面をパンパンパンって短く入れていく感じかな?と期待したので、間延びした感じに見えました。

 

が、2回目3回目とどんどん面白くなってきました。1話目ではどんな人物かつかみどころのなさそうだった零が、どんな人物なのか掘り下げがいがありそうだって思えたのが大きかったです。

 

 アラサーの零

原作で、1千億円を目にして早くも狂い出す人々を見た零が、「100兆円に対して1千億円は0.1%、0.1%のどこが王なんだ」って言うセリフが零の冷静さ賢さを表していて好きだったけど、ドラマでは間宮祥太朗さん演じる末崎セイギが言ってましたね。ドラマの27歳の零ならこう思ったとしても、グッと飲み込むでしょうからね。

 

漫画の零は、勝気で自分の頭の良さに自信を持っていて陽気な17歳なのに、ドラマでシゲが演じる零は、影が薄くて猫背でいつも何かを飲み込んだような顔をしてるんですよ。どしたん?零?10年間でなにがあったん?って言いたくなります。

 

好奇心旺盛な17歳ならいざ知らず、大人が果たしてこのゲームにのめり込めるのかなぁ?って疑問に思うわけですよ。塾講師の仕事もあるのにこんなとこに何泊もして大丈夫か?と。

 

山口カズヤ

そこで重要なのが、Hulu加入装置・山口カズヤです。

クォータージャンプでカズヤが負けたとき、カズヤがポケットから出して眺めた、高校のクラスの集合写真。お前!それいつも持ってたんかい!ってテレビ見てた人の多くがツッコんだと思うんですが、カズヤ、お前・・・零のこと好きなんだろ・・?零への憧れ拗らせちゃってそんな目付きをする奴になっちゃったんだろ・・・?ってカズヤに同情を覚えましたね。

カズヤも零に認められたかった、おまえは特別だと言われたかったんだろうなぁ、、分かるよその気持ち。

 

ドラマの中では高校時代の親友ぽく描かれてた二人。でも、原作ではカズヤに対して、零はそこまでの思いはなさそうなんです。原作では、それまでのカズヤの言動から、カズヤは自分を裏切るということを零は最初から知っていた。

そもそも、原作では「山口」って名字で呼んでますから。あんな瞳に大粒の涙を浮かべて「また泳ごうな」とかいう間柄じゃなさそうなんです。

 

これは、やはり、演じてる二人の、実際の関係性の重々しさが、脚本と演技に変化を与えてるとしか思えない(という、ジャニオタぽい思考です)

 

しかし、それにより、人の心を狂わすこのゲームへの憎しみがさらに募り、ぜってえ負けねぇ!という零の強い意志に繋がっていくのです。

 

 

零の動機

ちょっと漫画のネタバレになりますが、原作では、過酷なゲームに疲れた零が、『 富をぶら下げられて錯乱、騙されなきゃ生き残れない、そんな極悪な仕組み。鬼畜なやつら。もう沢山だ。。。』と言って、ゲームをおりようとする場面があります。そんな時に、標に呼ばれ、在全の全資金を奪うという計画を持ちかけられます。原作では標と零の年齢差はそれほどないので、標は『あの人(在全)では世界は変わらない、帰るのはいつだって命をかえりみない若者だ。』と言って、零をドリームキングダムへ留めます。

 

ドラマの零はあまり感情を表しませんが、クォータージャンプで連れていかれるときに珍しく『つーか、生存率25% ふざけんな!人の命をなんだと思ってるんだ!』とマスクの中で激高します。

そして、ゲームの中で仲間のヒロシを騙られたり、親友カズヤの本音を暴かれたりした後に、冷静な判断力で見事ゲームに勝利したあと、在全に対して、『見え見えなんだよその邪悪さが!』と激怒します。(ここの、マスクを自らとって荒々しく投げ捨てるところが非常にカッコイイ)

 

そして、『王って何ですか?人間の弱さに付けこむ悪意に満ちたこのゲームをどこかで眺めながら楽しんでる、それが王なんですか?』と尋ね、峰子が『王というのは犠牲を糧に時代を推し進めていくもの。清濁を併せ持った人間こそが真の王。それが現実よ。』と言うのをきき、『わかりました。戦います。ほんとうの王とはあなた方が思っているようなものではないことを証明するために。』と決意します。

 

なるほど。落ちこぼれに優しい塾講師ー義賊ー人の生死を軽んじるのが許せないーと繋がっていくと、零の行動の指針がなんとなくわかってきました。

このへん、製作者たちがいうとおり、加藤シゲアキという人がもともと持つ、生真面目さや善良さに沿ったキャラクターなのかもしれません。ただ、私の目には零は「シゲ」ではなく「零」として見えるので、(あまり今までそう思ったことないけど)シゲって芝居が上手いんだなぁって思いました。

 

 

シゲの演技

漫画の実写化が陳腐になる理由のひとつが、心情セリフの多用だと思います。でも、この『ゼロ 一獲千金ゲーム』は原作漫画のネームの特殊さが功を奏して、不自然さがいい味わいとなってます。

 

『また・・・相手は・・・友っ・・・!!』とか

『なんてえげつない人選なんだ・・・・』とか

『疑ってるのか・・・?俺は・・・?仲間を疑う・・・?』とか

『これは動揺・・・いわば風に揺れる心の水面・・ならば、風の届かない水底、胸底の想いだけを語るのみ・・・・』とか

『青い鳥、地球、サファイア・・・空、海、揺れるツユクサ・・・』とか

最後のは嘘です。NEWSの最新シングル「BLUE」のシゲパートです。

 

この大仰なセリフ回しが、シゲの独特な声質と顔面力にマッチして、すごくイイ!!もっと・・・・もっとくれっ・・・・!ってなります。

 

 

これから出てくる零の本音

私が前回の記事で散々騒いでたシゲの顔が良過ぎる問題ですけど、マスクをかぶって顔だけであんなに表情豊かに伝えられるとは・・・・!

激高するのも涙するのも、あのマスクの中。限られた視覚情報により強く零の人間性が現れてました。そして、マスクをとった時の零は、以前と顔付きが変っていたようでした。

他参加者からネコババしたリングを零に渡すスナオを「なんで俺に?」と不思議がる零に、スナオは零に怒ってもらいたかったんじゃないですか?とチカラ。零は、

 

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おれは、怒ったり許したりしたくない、できれば。

そもそも、こうあるべきとか、こうじゃなきゃ許せないとか、

執着してしまうから人は許せないと思ったり、怒ったりするんじゃないですかね。

相手を縛るのではなく、自分を緩める。

あるがままです。川の流れのようにあるがままを受け入れてただ流れて行く。

そうすれば、誰もがいつかは、大海、凪のこころ、

無我の境地にたどり着けると思うんです。

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と、言います。でもこれって、在全の横暴さを批判し、在全を倒すために1千億円を掴むという決意と矛盾してはいないだろうか?

上に述べた考えは零がこうありたいという姿であって、そこにはたどり着けそうもないからもがいてるのか?ほんとは熱い男でしょ、零って。行動をみる限りでは。世の中に許せないこと沢山あるタイプでしょ。自分を隠そうとしてないか?解脱に憧れてるのか?

 

そういえば、零ってミニマリストぽいもんな、、服装が。

感情の揺れを無くし、あるがままを受け入れ、無我の境地に、、、

それってもう仏です。

「生きる」というのは、もっと泥臭くて、葛藤があって、まるでNEWSの歌みたいなやつなんですよ多分。

こんなことを言う、零の闇が少し見えたような気がしました。その闇をカズヤは暴きたかったのかなぁ。。。。

 

零がなぜ今の零になったのか、生育歴含め、そういうスピンオフもお待ちしてます!!

 

長くなってきたのでそろそろ〆ます!

これから手越さんも小山さんもでてくるらしいんですけど、「どーもー!手越祐也でーす!!」っていう登場シーンしか思いつかなくって、そのこと思うたびにフッフッフってなります。

 

 

あと何話あるのか知らないけど、日曜の夜がこんなに楽しみだったことはないです!

2018年にNEWSとシゲのファンでいる自分の幸運を祝いたい気持ちです!

ぜひぜひ沢山の人に見てもらえばと思います!

なんだかすごく普通のしめ方だな!