ふたたび世界のはしっこで「いのちのうたフェス」の感想

去年もこの番組の感想を書いたのですが、まさか二年連続こうしてブログが書けるなんて。私の好きな人すごいでしょ!って自慢したい気持ちです。

 

「いのちのうたフェス2018」のシゲ司会が決まった後の6月、慌ただしい最中にシゲの司会の継続をお願いすべく、NHK広島に電話をしました。騒動発生直後に自分ひとりならそこまで機転もきかず、友人のシゲ担がしてたのを真似しただけですが、「加藤シゲアキさんのファンの者ですが」と電話口で自らを名乗る時、自分でも、愛の力ってすごいなって思いました。

 

そして受付の女性に「分かりました。御意見は必ずお伝えしますね。」と優しくされて、感謝で胸がつまりました。泣きそうになるくらいに。

 

なんでこんなにNHK広島の方は優しいんだろ?と思って、シゲが降板になることもなく、7月になり無事広島での収録を終えた後に改めてその時の電話応対への感謝も含めたお礼のハガキをだしたのですが、今日の全国放送を見て、広島の人の平和への想いが、この番組への想いに繋がり、そしてあの優しい電話対応に繋がってるんじゃないかと感じました。

 

そして再び、地元の強い想いで製作されているだろうこの番組で2年連続で司会をするシゲってすごいな、素晴らしいな!って手放しで称賛したくなりました。ほんとに名誉なことです。ねぇ、NEWSがお騒がせグループとか、ジャニーズの問題児とか、誰がどこを見てそう言ってるの?こんなに真摯に生きることに向き合って、お仕事してる人たち!

 

今回は手越祐也さんがソロ歌手として出演されてました。

手越さんってすごく歌が上手いですね!。。。なんてね。

わたし、手越くんが歌ってるのを見ると「哀愁」って言葉が浮かんでくるんですよね。実際、哀愁って言葉の意味よく分からないので英語でなんて言うんだろ?と思って調べたら「sadness」だって。いや、そうじゃないんだよな....

 

儚いじゃないですか手越くんの微笑みって。

それこそ、今回明かしてくれた、お父様の体調が悪いってきいた翌日にお亡くなりになったという手越くんの実体験のような、人の命の儚さを思い出させるような、そんな刹那を感じるんです、手越くんから。そんな切なさを内包してるからこそ、今ある、いのちが輝いてみえる、みたいな、そんな存在です、手越くんって。儚くて優しくて。

ポジティブだとか、元気だとか、一生懸命だとか、歌が上手い、そういう美点の他に、手越くんのネイチャーが持ってるそんなところに、私は目が惹きつけられます。古今東西、スターと呼ばれる人はそういう陰と陽を併せ持つので、てごちゃんはやっぱりスターだなぁと今日も思いました。

 

明るくて優しい歌も、手越くんが歌うと人間の宿命を感じるし、「I'm coming」みたいなエロソングにすらさみしさを感じさせるんですよね、あ、これは私の主観なので、何言ってんだ?って流して下さいね。

 

いやぁほんと手越くんの歌、良かった。歌詞の実感が伝わった。歌唱力とともに、表現力が素晴らしい。

 

てごちゃんが良過ぎて感想に進めない。

手越くんと話した、呉空襲にあって防空壕の中で沢山の方がお亡くなりになったのを見た、80過ぎのおばあさまのいう、「生きたくても生きられない人がたくさんいた。悔しい」って言葉が印象的でした。

自分の体験を広島の美術学校の高校生(すごくしっかりとした子たちだった)に伝え原爆画を共に作っていく、被爆体験のある方々の年齢がほぼみなさん80代だったことも心に残りました。

当たり前ですが、私が小学生のころに見た太平洋戦争のドキュメンタリー番組に出てくる人たちはもっと年齢に幅がありました。そのころは戦後40年とか言ってたんですもん。今回は戦後73年。戦争を知ってる最後の世代が80代なんだなぁって思いました。

 

子どものころは戦争って、なんか暗くて悲しいもの、ってイメージが強くて。でも、年齢を重ねていくにしたがって、「この世界の片隅に」で描かれたみたいに、戦争の中に生きた人たちはけっして暗くも悲しくもない私と同じ普通の人で、単にその時代に生まれてしまっただけなんだって思うようになりました。

苦しい辛い悲しい、だけでは戦争でなくなった人がかわいそうで、こうして歌で気持ちを慰めたり、いのちの大切さをあらためて思うことが未来に繋がっていくのかな。

 

時がたち、戦争についてあまり語られなくなった今、それについて役目を持ってしまってる広島と長崎はなかなかに大変だと思います。この番組も、夜中じゃない時間に全国放送すればいいのにな。

 

コトリンゴさんの歌は何度きいても心を掴まれるし、MIWAさんはこういう風にも歌えるんだって思ったし、どの歌手の方もとても良くって、うーん、やっぱりこの番組のMCを担えるシゲってすごい。

 

シゲ、今年は傍らで見守る人でしたね。もともと物事をニュートラルに一歩引いて見ることのできる人だからとても合ってました。こうしている間にもシゲの中でどんどんなにかが生まれたり洗練されていくんだろなぁって思いながら見てました。

 

手越くんの取材VTRが流れて、手越くんが「俺、真面目な時もあるのよ~」って言ってる時に映ったワイプの、手越くんを見るシゲの顔がそりゃあもう優しくって、愛情に満ちてて、惚れました。もう最近惚れまくってとどまる勢いを知らないです。

 

ほんとこの番組良かった。しみじみ良かったなぁ~って思いながらやっと寝ます。

 

それにしても、昨日の夜は拘束されて水責めで苦し気な表情を浮かべて私を狂わせたのと同じ人ですよね?手越くんもフランシスコ・ザビエルみたいな服着た美貌の悪役姿、今日沢山見ましたよ?(ゼロ 一獲千金ゲームね)

 

アイドルってすごいなぁ~!