「恋を知らない君へ」MVを見ながらトンチキソングとは何だったのか考えた。

突然ですが、NEWSのいわゆる「トンチキソング」って何だったんでしょうね?

ちょっと振り返ってみました。

 

2012年07月 シングル「チャンカパーナ」発売

2012年12月 シングル「WORLD QUEST/ポコポンペコーリャ」発売

2013年07月 アルバム「NEWS」発売

2014年06月 シングル「ONE -for the win」発売

2015年01月 シングル「KAGUYA」発売

2015年02月 アルバム「WHITE」発売

2015年06月 シングル「チュムチュム」発売

2015年11月 DVDシングル「四銃士」発売

2016年01月 シングル「ヒカリノシズク/Touch」発売

 

と、このように、2012年にNEWSが4人になってからの「四銃士」までのシングルはトンチキ(程度の差さえあれ)とサッカーで占められてます。いや、どれもいい曲だと思いますけど、やっぱりオタでない一般人目線(以前の私)で見ると「ジャニーズの中堅が迷走してる」感がありました。

前作「ヒカリノシズク」も今作「恋を知らない君へ」も名曲。なんでこういう曲を今まで出さなかったんだろう?チュムチュムとヒカリノシズクの間に何があったんだ?と不思議に思ってたわけです。NEWSには正統派を歌うにはまだ時期尚早と思われていたのかな?歌唱力も4人のオトナ度も充分だったと思うのですが。

 

DVD「WHITE」を観て疑問が一部解けました。ツアー無しに終わった2014年の翌2015年のコンサートオープニング、「真っ白な世界からはじめよう」と表題作「WHITE」(作詞作曲:TAKA3)で、NEWSは「真っ白」に戻ったことを宣言し、こう歌います。「未来はキャンバス 想いを自由の筆にして 恐れることはない 夢を描いていこう」

その後BLACKとの戦いを経てさまざまな色を身に着けたNEWSが最後に到達するのが、コンサート最後に歌われる「SEVEN COLORS」(作詞作曲は同様にTAKA3) 七色の光彩を身にまとったNEWS、そこにはもはや過去の苦労はなく、東京ドーム天井から落ちてくる色とりどりの無数の風船が出航を祝うかのように、新しいNEWSの幕開けを感じます。

 

あえてインパクトの強いトンチキソングを続けざまにリリースしたのは、6人のNEWのカラーを払拭するためだったのでしょう。デビュー以降一貫して「青春の痛み」みたいなものをテーマにしていたNEWS。昔から彼らを応援してた人は一連の「サッカー→サッカー→日本→インド」なシングルリリース、どう見えてたんでしょう。正直、いつまでこれ続くんだーーって思ったのではないか。

 

つまり、2011年のメンバー脱退というのはとても大きかったんだなと改めて思います。

2012年にNEWSが再起動し、秩父宮を皮切りに4人でのコンサートをした時にはまだNEWSの方向性は見えてなかったとメンバーも話してます。2013、2014年の寡作の年の間に色々案を練っていることが(今にして思えば)分かります。

 

やっと、「四銃士」で『NEWS=4人』、真の再起動の始まりといった印象を持ちました。

この辺(2015年秋)で私がNEWSのファンになったことも時期的に興味深いです。2012年のチャンカパーナから3年以上かけて、NEWS4人がお茶の間にジワリジワリと浸透していった結果です。レギュラー番組が無いと嘆かれてましたが、私がNEWSに落ちたのはyoutubeにファンがアップした10周年記念コンサート映像の一部なので、NEWSとファンの「NEWS知ってもらいたい!」という熱意が3年かけて全く興味の無かった層にまで伝わったということです。

 

そして、満を持して「ヒカリノシズク」リリース。シゲがセンターで歌い出しのこの曲は、新しいNEWSの出発を明らかに感じさせる仕上がりです。

 

私、ジャニーズのアイドルは、そんなに長いスパンで戦略を練らない、と思ってたんです。アイドルには「旬」がありますし、その旬に売れるだけ売ってしまえ!!というのがアイドル販売の基本だと思ってた。しかしながら、このNEWSの流れを見ると、ちゃんと誰かが考えてオペレートしてる....。ごめんジャニーズ事務所およびJE。誤解してたかも。まぁ2014年なんかもうちょっとスピードあげれなかったか?と思う向きもありますが。2016年のNEWS4人の成熟度を見ると、グループ活動が多忙でない間に彼らが普通の青年として吸収したもの大きかったことが伺えるので結果オーライか。

 

ジャニーズ事務所が現在猛プッシュをかけてるNEWS。今度どのようになっていくのでしょうか?

多方面で活躍できる個々でありながら、一つにまとまると絶妙な味わいがあるグループになったNEWSは、長くアイドル兼芸能人として活躍できるグループになるでしょう。トンチキもバラードも自由自在に歌いこなせる彼ら、公私ともに充実した大人アイドルとしての成功例になって欲しいと心から期待してます。

 

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そんなことを「恋を知らない君へ」のPVとメイキングを見ながら考えてました。

4人の表情が素晴らしいんですよ!

監督から渡されたそれぞれのテーマを咀嚼する力と表現力は、NEWSの活動がこう着状態の時に温められたのかなと思ったら、今までの全てが彼らにとって必然だったのだなと感じました。

 

てごちゃんの「苦しい時辛い時ほど笑顔になっちゃう」発言にまた豚汁作って渡したくなったし、小山さんの「MV撮影ーevery.ーMV撮影」の多忙を経ての寝っ転がってリラックスした顔にキュンとしたし、増田さんの全てに『まっすーが10年来片想いしている相手』になりたいと願いました。そんな人はいないのですが、(まっすーが恋してやまない女性になりたい....!)とおよそ来世でも叶うことのない想いを抱くほどもうちょっとで三十路(撮影当時)の増田さんが魅力的でした。もはやまっすーではなく、増田さん。

シゲ、シゲが洋服の海にゴロンと寝転がり、すこし崩れた前髪で微笑んでこちらを見る、、、そんな世界がこの世にあるんですね........愛しさに倒れそうになりました。完全に添い寝する時のシゲです。ごちそうさまでした、などと軽々しく言葉に出せないぐらいの愛しさです。実際、きゃぁ!と言って顔の前に両手を持ってきて、その指の隙間から「添い寝シゲ」を見ました。うう胸が苦しい。

 

今日は音楽の日です。今日もNEWSに会える幸せ。