「NEWSな二人」とフェミニズム的な。

気が付いたらブログの記事数が120個を越えてました。

自分の熱量が怖い.... よくもまあこんな短期間に。

 私、いままで自分の事を「記憶力がいいだけの普通の人」だと思ってたんです。(私の得意技は昭和の出来事について訊かれた時、wikipediaより早く回答できること)

しかし、NEWSにハマって以来、点と点を繋ぎあわせることに何よりの喜びを感じている自分に気付き、「今まで知らなかったけど、、私って、すんごいオタクだったんだわ!!」と新たなる自分を知りました。

 

そのことに、意外なほど喜びを感じました。テレビなどで見る、なにか一つのことを研究し続けているご高齢の方は、たとえ年齢が90歳でも、まだまだ死ねない!この研究に終わりはない!とでも言うように目がらんらんと輝き若々しいですが、自分もそのような老人になれるかもしれない!と老いていくことへの恐怖が若干解消できたからです。

 

そんな私のブログ書く上でのささやかな悩みは「文章や内容が真面目になり過ぎる」ことです。

真面目か!と自分にツッコみながら書いてます。これはもう性格だから仕方ない。

前回で触れた「ヨロシクご検討ください」という番組、初見時では飛ばしてたテゴシゲ出演以外の箇所も見たら、女性タレントたちが「ホントに良い子を探せ!」と(絆創膏を常備してるか)とか(倒れてるぬいぐるみを起こすか)などの男性芸人たちが考えた、なんじゃそりゃな仕込みで女子力をジャッジされるというコーナーがあり。く、下らん!思いながら見て、VTR明けにホラン千秋さんが言った「女の見方が浅すぎる」というコメントに溜飲が下がりました。こんなことをゴールデンで30代後半40代のいい年の男性タレントがモラハラくさい女性蔑視(と彼らは思ってないでしょうが)交えながらワイワイやってることに怒りすら覚えました。そのあとも「デートでのご飯のあとの2軒目から自宅までの時間がムダ」とか、売れっ子タレントさんってそんな浅い女性関係しか持てないのか....と逆に不憫に思うほど。「ライブの(バンドの)サポートメンバーの紹介がムダ」っていう考え方も嫌だわ~。

 

手越さんが出てたダマす番組でグラビアアイドルがされてたドッキリ「暗闇の中、半裸のおじさん(芸人)が近づいてくる」も酷かったな~、などと思いながら録画してあった「NEWSな二人」を再生しました。私の住んでる地方ではキー局よりやや遅れで、misonoさんがゲストの回が最新です。

 

「NEWSな二人」に出てくるデモ隊の人たちってどこから連れてくるんだろう?っていっつも不思議なんですよね。あのひな壇見てると、やっぱりルックスの良さって、話してる内容と同じかそれ以上に大事なんだなって思います。「この化粧は一体....」「この洋服は....」と思ってしまうと、話してる内容が頭に入ってこない。

 

それはさておき。misonoさん、私も世間の大部分と同じで「ルックスはいいのに化粧とか服とか言動が謎」という以外に、考えたことないタレントさんですが、今回の放送は良かったんじゃないでしょうか。少なくとも私はmisonoさんに好感を抱きました。正味20分ほどの時間で、「miso姉(みそねぇ)から送られてくる5分間もあるラジオみたいなボイスメッセージを楽屋の隅で聴く」という、菊地亜美ちゃんの目線にたってる自分に気が付きました。笑(余談ですが、前述の女子力企画でことごとく女子力を発揮しなかった菊池さんにシンパシーを抱きました)

 

文句や批判を言うばかりでNEWSの二人の良さが発揮できてないのではないか?コヤシゲの性格が悪そうに見えるのでは?という心配があることも分かります。

でも私の意見だと、コヤシゲの性格的な魅力って、普通ぽさというか、常識的な考え方ができるところにもあるんですよね。これはコヤシゲに限ったことでなくNEWS全員に言えることなのですが。

特にコヤシゲは考え方捉え方が世間一般のアラサー男性に近い印象があります。

その普通ぽさと、2人が若い頃から芸能界の生活で蓄えてきた物事の見方(たとえジャニーズが守られてるとはいえ、理不尽な出来事に出会うことも多かったでしょう)、そもそも芸能界自体が理不尽な場所であり、人生を翻弄されてきた人たちを沢山見てきた経験が、二人の賢さを作ってるような気がします。そして、お互いの心の底まで見せあってきた二人が仕事外で共有したであろう、人や物事に対する考察がこの「NEWSな二人」にいかされてるのだな~と思います。

 

性格のいい悪いとは関係なく、人間ってちょっと毒があったほうが面白いじゃないですか。

コヤシゲの二人の毒って「信用できる」って感じがするんですよね。

長い足でひな壇に座って、misonoさんの色々なエピソードを聴いた後で(misonoさんは)こだわりが強いんだと思うんだよ。対、人で全部向き合っていくから、そんだけ深くなっちゃうし、でも沢山の人が一気に見てるから、そこを対応できるようにならないと幅が狭まっていっちゃうんじゃないかな。ファンを自分で選んでる」と言った小山さん、すごぉく素敵でした。至極まともなアドバイス。

 

前述の、女性タレントをジャッジしてた芸人さんたちを引き合いに出して申し訳ないのですが、私がNEWSに惹かれる要因のひとつに「女性を尊重する」ってことがあるのかもしれないと思いました。それはファンを彼女のように扱う、とかでなく、美しい人ばかりいる業界にいて、自らも外見を商売道具にしてるからこそ養われた、女性の見かけに惑わされない賢明さと、歌詞や演技の解釈、ステージで養われた理想主義的な精神的深さから来てるような気がしました。

 

また真面目に考え過ぎて、話の着地点を見失った。

女性タレントもNEWSも、芸能界とテレビの悪しき古さと男性主義に負けるな。

私もデモ隊に座った人の外見ばかり気にしないで、話の内容をもっとちゃんと聴けるように努めます。

 

何が面白かったって、前々回(かな?)の「NEWSな二人」の外国人と付き合う日本人女性の回で、「どうですか、加藤さん、路上キスは」と小山にふられたシゲが、「いやだよぉぉ!恥ずかしい!そんなの万一アナタ(小山)に見られた日には!一生言われる!」となぜか小山に見られることを持ち出してきたことです。ほんとに面白い二人ですね。