ゆずこんぶおいしい

アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

シゲと私の9年。

twitterに流れてくる、出版社の方や、書店の方の『オルタネート』への熱を見てたら2011年のシゲに今のシゲを教えてあげたい。ってなった。

 

成亮君!わたし2020年から来た者ですが、見て下さいよ、、この本屋さんの展開。成亮君の本ですよ、、、、と、お得意の、未来からきた預言者になって。でも私、2011年のシゲのこと全く知らないんですけどね 。2011年は、生まれたばかりの赤ちゃん抱っこしてテレビに映し出される東北の光景を見てたことぐらいしか記憶にないし、シゲと私の世界は一切の接点を持たず。

 

あれから9年、シゲはずっとずっと書き続けて6冊の本を出した。そして本屋さんで「アイドルが書いた本」ではなく「話題の作家の新作」として展開されてる、アイドルしかありえない、美しい顔の著者の写真と一緒に。

 

あれから9年、私はどうだろう?

 

yuzukonbu.hatenablog.com

 

ファンになってすぐの頃書いたブログでは「小学校にあがる前」だった息子は小学4年生になった。

その子が私に、「最近スランプなの?スマホ依存じゃない?デジタルデトックスしたら?すぐに返信する必要があるLINEは見てもいいけど、SNSは見なくてもいいでしょ?スマホ見ないで、外にでかけてきたら?遅くなっても大丈夫だよ」と言ってくれたので、新宿まで出てみた。発売前に並べてる書店があるとSNSで知ったので。やっぱりスマホは手離せない。

 

電車の中でふと思いついて、職場が新宿のフォロワーさんにDMしてみる。私はこういう時、運が良い。今日は休みで、これから新宿行ってオルタネートめぐりしようかと思ってました!なんて偶然!と返事をもらう。久しぶりの新宿は相変わらずドブのような匂いがして、懐かしくて、シゲの新刊を買う喜びをシゲのファンの人とシェアできることに気持ちが高揚してくる。

 

NEWSと出会ったのは、ちょっとした停滞期に私が陥ってるときで、今まで自分でどうにかしてきた人生が、自分の意思だけではどうにもならないことがあると感じたときの戸惑いを、アイドルを好きになることで打破できた、そんなような気が今はする。

なので、他の人も同じような体験をしてるんじゃないかと、教えて教えて、どういうきっかけでファンになったの?ということを出会った人には聞いてしまう(質問攻め?!ってよく言われる)

 

映画や本や、そういったものを楽しむときは大体評論家の目でみてしまうし、NEWSを好きになった最初もそういう気持ちだったと思う。でもアイドルって違くて、その人の人生に取り込まれていくような、応援する人たちの人生も取り込んでいくような、もちろん他人のほんとの苦しみや悲しみは分からないんだけど、そういう他の人生までまるっとまとめて「シゲを応援すること」って事象になってる感じ、私にとっては。

 

できるだけ、「私」という一人称を使ってものを話したいのは、そんな母数の大きい中でも「自分」というものを大事にしたくって、だからどんな場所でも自分の言葉を持ってる人に惹かれる。

 

シゲは、男の人にしては異常に珍しいほど、自分の気持ちや考えを言葉にするのがうまい。その才能が彼を作家にさせたんだけど、彼のとりまく環境が彼に優しくなっていくのを見るにつれ、日本の男性も変わっていくんだろうなという希望が見えたりする。そして息子には、人と違ってもいいから自分の意見を持ちなさい感情を大事にしなさい、そしてそれを伝えなさい、それがあなたを救うから。と教えてあげたくなる。

 

「ようちえんいきたくなぁい~」って毎朝泣いてた息子は、確かに成長したけど、それは彼自身ががんばってきた結果。だから、あの時NEWSを好きになってほんとうに幸運だったなって改めて思う。あの出会いによって生まれた沢山の出来事や考え方は私の意思で選んだって自信が持てるから。

 

シゲが『ピンクとグレー』を書き始めて出版した2011-2012年がシゲ元年だとすると、2020年は新しい歴史のはじまりだなという気がする。世界の歴史、NEWSの歴史、いろんなものがリンクしてこの年にこの本が出せたシゲはやっぱりもってる、と思う。

わたしはそんなシゲに触発されて、自分の人生をがんばる、周りの人に優しくする。私の小説はシゲが書いてくれないから、わたしが自分で美しい本を描く。

 

そんなことを思った『オルタネート』発売日の2020年11月19日。

おめでとうございます!って言えることが幸せです。

2015年の私にも今の私を教えてあげたいって思った。良い感じだよ~って。