とにかく最近「さくらガール」ばかり聴いてます。好き過ぎて、EMMA初回盤の4人盤と最初にリリースされた6人盤を聞き比べたくなって、2台のipodを駆使し、右耳は4人NEWS、左耳は6人NEWSのイヤホンを突っ込み、同時再生に挑戦してみました。
天才か変態か....
週末に再び家族でカラオケに行った際には、入室後一目散に「さくらガール」を予約。家族の(この曲知らない)ポカン顔をよそに、本人映像見ながら気持ち良く歌い上げました。あーいい曲。
私がこの曲を好きなポイント↓
- 4つ打ちの疾走感
- 疾走感があるのに切ない歌詞
- 切ないのにどこか明るい
- 桜と失恋かけてるところ
- まずタイトルが良い
- 歌うの結構簡単
- ユニゾンがいい
- 「さくらっ」で唐突に幕切れる感じ
- 人の夢って書いて儚い(はかない)
- 儚いって漢字は中国にはないらしい
下二つは錦戸亮さんのコメントです。
なぜ新規ファンの私が錦戸さんのコメントを知っているかと言うと、「さくらガール」が好き過ぎて、先ごろ『NEWS DOME PARTY 2010 LIVE! LIVE! LIVE! DVD』を購入してしまったからです。
ドキュメンタリーが付いていたのですが、リハーサル現場には現NEWSの4人のみがダンスレッスンしてて、山下さんは遅れて参加、錦戸さんはスケジュールの都合で別日に個人レッスン。ホワイトボードに『錦戸さんメモ』と書かれ、7曲ほどのタイトルが二重線で消されたり三角マークがついてるの見るだけでも「忙しかったんだろうな、、、」と当時をしのびます。
消し方に切迫感が。
まっすー「Dancin' in the secretのフリは俺ら9時間かけたけど、錦戸君は30分ぐらいで覚えた」
錦戸「そうそう。僕、今日覚えたフリ、2時間半ほどで覚えました。いやいや、一人だったんで。一対みんなじゃないですから。一人だったんで。」2時間半で7曲覚えたことを自慢しないところに錦戸さんの謙虚さが滲む。
と、美青年6人での美しい『さくらガール』を堪能しようとしたらとんでもない伏兵が。
コヤシゲの言いたいだけ
そういう曲をコヤシゲが作っていたのは知ってました。去年のツアーDVD「QUARTETTO」の中でもチラッと歌ってましたね。
しかし、こんなに素晴らしい仕上がりとは....!!
2010年のジャニーズ楽曲大賞の未音源化楽曲部門で見事1位を獲得しており、素晴らしきジャニオタさんたちのコメントだけでも抱腹絶倒です。
- コヤシゲ自体には興味はないけど、この曲は曲調&振りが最高すぎるから。
- 詞の無意味さとほんの少しのいい曲っぽさ、曲の絶妙なダサさ、振付の切れの悪さと振りそのものの間抜けさ。どれをとってもアイドルとも芸人とも言い切れないギリギリライン。隙間産業全力疾走、そんなコヤシゲが大好きです。
- どちらかというと、ミュージックビデオつきでの音源化を求めます!彼らの歌唱力は若干アレなところがあるので、そこをミュージックビデオで補ってもらえれば…!
- コヤシゲがやっと気付いてくれた、いい方向に行ってくれた!とうれしくなった曲。や、でもホントによくできてる。シゲの才能とコヤマのテキトーさと運の良さがうまく合致した、コヤシゲじゃないと生まれない曲!
- 最終的になんとなくいい曲っぽくまとめようとしているところがまたムカつくんだけど定石故にすごく気持ち的におさまってしまうところまで含めてこいつらアホだと最後まで言わせてくれる安心感も素晴らしいですw
- コヤシゲは人に楽曲提供してもらったのを歌うというより、こういう風に自己発信してる方が面白いなと思います。音源化はしてもしなくてもいいかな…DVD入ってれば充分という気も。
↑ちょいちょいディスられてるのがウケる。ファンに、音源化しなくてもいいかなって言われてる。笑
どういう曲か簡単に説明すると、ロココ調のお揃い衣装を着て黒ブチ眼鏡をかけた二人がWink風の昭和アイドルっぽい振付を盛り込みつつ、文字通り「言いたいだけ」のフレーズをキャッチーで覚えやすいメロディーに乗せて意味もなく♪いいたいだけ~いーいたいだけ♪と歌いつつ、花道を後ろ向きで少しづつ下がっていくだけという革新的なダンスを魅せてくれる楽曲です。
衣装が似合ってるところも笑いに変わる。
LIVE! LIVE! LIVE! の前作LIVE DIAMONDでは、MCでのシゲいじりにちょっと痛々しくなってしまったのですが、このLIVE! LIVE! LIVE!がストレスなく鑑賞できたのは、この『言いたいだけ』のせいかもしれない。
メイキング、各人へのインタビューの中でシゲは、こんな風に言ってました。
音楽と自分の距離がすごくあいた部分をすごい感じてて、だから音楽やって楽しいのかな、ってすごい素直な疑問にぶつかってて、俺楽しめないかな、と思ったけど、リハの初日がすっごい楽しくてすっごいハッピーなまま家に帰って、Dancin' in the secretの振り付けだったんですけど、すごい疲れた分だけすごい充実感があって、やっぱり自分の原点だし、(ステージに)出てしまったら俺こんなに動く?っていうくらい頭振ってたから、ライブがすごい好きなんだなと思いました。
渋谷にいる大学生っぽく「すごい」を連発しながら振り返るシゲ。やっぱりどこか自意識を内包して弾けきれない感じがありつつ、LIVE DIAMONDから少し変わったような印象がありました。打たれ強くなったというか。そして相変わらず正直。
山P亮ちゃんという2枚看板&テゴマスの2人、そしてコヤシゲ。6人の立ち位置を見て、自分たちに求められる事やりたい事を突き詰めた結果が、この、くだらなく、かつ完成度が高い曲。山下さんと錦戸さんがカッコイイソロ曲、テゴマスが可愛いオリジナル曲を披露する中、ファンに「コヤシゲwwwwあいつらwww」と笑われるフツメン2人組・コヤシゲがいとおしい。熱くこの曲のアイデアについて語るシゲのちょい出た口元と後ろ髪をちょこんと結んだうなじにキュン。「人が楽しめる自己満足が最高のエンターテイメント」というシゲの言葉通りにエンターテェィンしてました。
私はシゲの後頭部フェチです。
気球の演出
このライブで有名な気球の演出。一人づつ気球に乗ってドーム天井近くまで。めっちゃ高い!めっちゃ高い!高所嫌いの私はゾクゾクしました。メイキングで、錦戸さんが『一昨日のほうが、気球が客席まで行ったやろ。なんでなん?風の問題?あっちのほうがええんやけど絶対』と言い、周りのメンバーに『下にいる人が思いっきり引っ張ったから旋回したんでしょ』と言われる様子に、先日の関ジャムの光一君回でフライングが手動なことを知った私は(ああ、はいはい。手動だからね~)とジャニ知識がどんどん増えていくのを感じました。そしてお客さんの近くまで行きたがる錦戸さんにまたも軽率に萌えました。
手動だからか、けっこうグラグラしてるんですよ。グラッ!グラッ!って音がきこえるぐらい。いつもポーカーフェイスな山下さんが揺れてる間ビビって怯えてるのが可愛かった。山下さんの腕の毛がライトに光ってキラキラしてるのも良かった。
やはり変態か....
関ジャニの8uppersでも、もんのすごい高い所までリフトが登っていく演出があったのですが、今でもこの高ぁ~い系演出はあるのか?この当時流行ってたのか?デビュー10年手前ぐらいのグループがドームやったったーー!って時に導入されるのか?
高いよ~怖いよ~
テゴマス
『言いたいだけ』で「急に言われた時の言いたいだけ」をコヤシゲに振られて、カメラに向かって『ポケモンゲットだぜ!!』っていう手越の笑顔がこの世における最高の可愛さだった。フワフワのパーマで薄い体にヒョウ柄のバスロープ姿の今より無口な手越からはチィママというか人気キャバ嬢というか、とにかく、「ケバイけど気高い女の子」感が漂ってました。
ポケモンゲットだぜ☆
まっすーはとにかく頑張ってた。歌も踊りもファンへのアピールも全身で頑張ってた。まっすーのギャグセンスはロバートの秋山に繋がるものがある(私好きなんです秋山のクリエーターズファイル)
気球で懸垂。こわっ
さくらガール
とりとめなくなるので、さくらガールの話に戻りますが、最初今回の4人バージョン聴いたときに、あれテンポ早めた?って感じました。実際は全く以前と一緒なんですけど、疾走感が増してるのでそう感じた。6人の頃のさくらガールは山下さんと錦戸さんの声が中心にいて、彼ら二人が持つ儚さや消えそうな感じ(これは私が後付けで抱いてるイメージが大きいが)が、この曲のキモだったと思ってたのです。しかし、4人NEWSバージョンだと中心の声が手越さんに移っていて、手越さんの声の持つ、明るさや情熱が前面に出てて、別れの曲なのにすごく前向きになれる。悲しいや辛い時こそ笑顔になっちゃう、と語る手越さんはじめ、数々の別れを経て大人になった4人だからこそ出せた味わいなのかな、と思いました。
このLIVE!LIVE!LIVE!が2010年の夏の終わり、4人での初コンサート「美しい恋にするよ」が2012年の夏ですから、たった2年で随分変化があったのですね。私はこの頃を実体験としては知らないですが、彼らを追いかけると、少年がどんどんたくましく立派になっていく過程が分かってほんとファンしてて楽しい。しかもまだまだ成長中という。今週の火曜日にKちゃんNEWSでオンエアされた新アルバムからのリード曲「NEVERLAND」を聴いても、NEWSがこれからどんな景色を見せてくれるんだろうと楽しみで仕方ありません!バッチこい!