人生2度目の24時間テレビで気付いたこと。

 まさか、自分が2年連続で24時間テレビをみるようになるとは思ってもいませんでした。前年のNEWSに引き続き、小山さんがメインパーソナリティを務めたから自主的に視聴しましたが、結論から言うと来年以降も24時間テレビを追っかけていきそうです。そんな私の人生2度目の24時間テレビの感想です。

 

小山さん

予想以上に小山さん絶賛です。まずビジュアルが最高に仕上がってた。フワッとした甘い茶髪のスタイリング、するっと滑らかなお肌、ピンク色のリップ。足の長さ細さが引き立つタイトなパンツ。チャリTシャツのまくった袖から見えるほどよく筋肉のついた男らしい腕。小山さんの顔がフェミニンに仕上がってる分、体の伸びやかさが引き立ちます。(小山さんはいつも細身パンツをお召ですが、自分に似合うものを定番化するのって大事なんだなって思わせます)

いきなり外見から褒めますが、やっぱり画面に綺麗なものが映ってるって意義深いです。わー!小山君かっこいい!という驚きを24時間保ち続けるのって凄いことだと思います。石原さとみちゃんも最初から最後まで完璧に可愛かったし、ブルゾンちえみちゃんも画面でずっと見て居られる可愛さでした。

 

私の住んでるところではevery.は放送されてないので、改めて小山さんのキャスターとしての実力に感じ入りました。ナレーションもとても良かったし、一般の人との距離の取り方も。なにより人の話を聴く態度がとても良かった。キャスターでありアイドルでしたと、上から目線で褒めるのが申し訳なくなるほど良かったです。耳の聞こえない小学校の子たちに手話をするところとか、さりげなくってほんと筆舌に尽くしがたいカッコよさでした。小山君の手話には夕飯時の我が家のリビングも沸き立ちました。

 

昭和の空気

日曜の昼間、夫は仕事で不在で、息子は隣の部屋のパソコンでYoutube、私一人で24時間テレビを見てたら、ぼわーと懐かしい情景を思い出しました。それは私の子ども時代、家の居間で家族そろってテレビを見ている情景。この24時間テレビの懐かしさ、お茶の間でみんなで見るのを前提として作られてる感じ、あるよなぁ~。

あの頃はテレビを家族みんなで見てました。我が家にビデオデッキが導入されたのは1985年だった(はっきりと何年か覚えてるほど劇的な出来事だった)ので、それ以前は見逃したらそれでもうおしまいだったのです。ガンダムの放送の音声をテープレコーダーに録音するのをカセットテープが巻き戻ってたかなにかで失敗し、テレビの前でうずくまってた兄の姿が印象的で今でも覚えています。

テレビを見るのは一日の大イベントでした。小学校にあがる以前、土曜は7時からマンガ日本昔話見てその後クイズダービーを家族で見て、8時からの全員集合はお母さんが嫌な顔するけど絶対最後まで見てから寝る、今日は欽ちゃんの仮装大賞あるから家族で見る(真面目な父はよく、「子どもがやってるとわかるとお涙頂戴で点数があがるのが理解できない」と仮装大賞の審査基準に文句言ってました、そんなことも懐かしい。うちの親が24時間テレビを見なかったのもそんな偽善感が嫌だったのだろうと思う)、そんな感じでテレビというのは家族の思い出と密接に繋がってるんでした。

時が経ち、うちの子に私が「ドラえもん始まるよ~」と教えても「録ってあるからいい~」とリアルタイムでは視聴せず、家族一緒にテレビの前に座っても、私と夫はそれぞれスマホの画面を見たり、息子は親のスマホでゲームしたり、まず3人そろって同じ画面を見続けるというのは少ないです。

私の家で家族みんなで見てた仮装大賞もお笑いスター誕生アメリカ横断ウルトラクイズも日テレ。日テレはあの頃の「家族だんらん」なテレビの印象が強いんだろうなぁ。日テレのセンスって古臭いな~って思ってたんですけど、それはそれで良いなって思い直しました。

お茶の間でテレビを見なくなった分、インターネットの中で価値観を共有できて私も今回Twitterをしながら見てそれはとても楽しかったです。でも、あの両親と一緒にテレビ見てる時に感じる若干イラッとする「お互いに分かり合えない感じ」を飲み込むのも、今思えば家族って感じでなんか良かったなぁ。

 

ジャニーズ

土曜の夜に「嵐にしやがれ」がやっててとても面白かった。恒例のMJとカッコよさを競う対決、トップバッターの亀梨君が勢い余ってセットを壊しちゃって、それに続くジャニメンたちの対応がああ、ジャニーズ!って感じました。なんだろう、一人だけ目立とうとするのではなく、亀ちゃんの失敗にかぶせていくことでチームワークでよりオイシくしていく感じが、ジャニーズの優男ぶり。その気遣いが出来て、人に優しくて、っていうジャニメンの特性が行かされるのがこの24時間テレビのパーソナリティ。

まーたジャニーズ!ジャニオタ!って言われても、あの年齢の男性であそこに立たせてあのように振る舞えるのはジャニーズしかいないと思われます。十代前半から磨いてきた、アイドルとしての力量を総合するとあのようなチャリティーの舞台になるのでは。

(余談ですが、ビビットのジャニーズ特集で、ジャニーさんは15-6歳のジュニアの子にYouたちトークが面白くないとダメ出しするというのをきいて驚きました。男子中学生のトーク、面白くなくて普通なのにアイドルにそこまで求めるのかと。かわいいだけじゃないだな。さすがです)

今回の3名は「伝える」ことに秀逸なスキルを持つジャニーズ。櫻井君が最後に「自分にしか伝えられないことがあると思ってます」と言ってましたが、彼ら自身が一番、ジャニーズでありながらキャスターをする意味について深く考えてるのだなという印象を持ちました。

 

まっすー

前述の嵐にしやがれで出てきたまっすーが良かった。水中のまっすーの息止め顔大好き。しっかりファンデ塗ってきた白い顔で、あー力入ってる!って嬉しくなりました。結果は負けちゃったけど、その後も洗顔後のような顔で後列に座ってリアクションとって前髪とめるヘアバンドしたままの君が好きだよ。

シゲのドラマ出演が思ったより少なかったのですが、スリーピース着てるシゲが素敵過ぎてもう単純に「抱いて!」って思いました。すいません!最近の前髪長めでちょっと痩せたように見えるシゲが男前でドキドキしてしまいます。阿久悠先生は家庭人なイメージないので夫婦愛を前面に出した内容はなんかあまりしっくりこなかったんですけど、難病で誰かが死んでしまうドラマじゃなくて良かった。

日テレがランナー発表引っ張って引っ張って、、してる間にムクムクと「もしや、てごちゃんでは....」という気持ちになってきて、その可能性は5%位かな、走って欲しくないような走って欲しいような、とか考えてたらもうすごく緊張してきたんですけどまぁさすがにそれはなくって。そしたらもう「心がテゴちゃんを叫びたがってるんだ」状態で、手越君に会いたくて会いたくて震えてました。手越君真面目だからテレビに映ってないと心配になっちゃうんですよね。元気かな?って。手越君がありのままの自分を出せる新しい何かに巡り合えればいいなって思ってます。

UR not aloneはほんとに素晴らしかったです!彼らがテレビでこの歌を歌うたびに「好き」を更新し続けて天井知らずです。好き好き大好きだいすきー!って自分の愛情を素直に出せるアイドルに出会えて私はほんとに幸せだと思います。他担の方やNEWSのファンではない人の心にこの歌が届くのがとても嬉しい。

 

 

ここからちょっと無粋なこといいますけど、やっぱり今回も「マラソンランナーが番組の終わりギリギリに帰ってきてみんなでサライを歌う」というパブリックイメージから1ミリもずれてなくって、進行スケジュールに沿った演出を感じました。

でも、これはもう「そういうもの」として受け止めるものなのでしょう。誰かが(何かしらの動機付けがあり)走り、障害を持ちながら頑張る人が紹介され、みんなで歌い、アイドルが美しく泣き、その間に募金が集まる。そういうパッケージで作られてる番組であり、その内容について「やらせ」だとかとやかく言うのはもうすでに違うんだな、と思いました。日テレは会社が存続する限り24時間テレビを続けると言ってますし、募金の最中にも「皆さまの善意」というフレーズが多用されるように、日テレにとってはこの番組が「社の善きこと」の象徴なんでしょう。営利団体としてこれが最上の慈善事業なのだ、と言われれば(日テレはそんなこと言ってませんが)確かにその通り。

それに、今年はさらにカジュアルになった感じがしました。これは私が2度目の24時間テレビで障害や難病の人を見るのにいい意味で慣れたせいかもしれません。そういったことを重々しくとらえるのではなく、まずはごく自然に自分の身近に感じることが一番大事だと思うので、この番組の意義は大きいと思います。6歳の息子も「なんでこの人たちは病気になるの?」ときいてきました。「そういう人もいるんだよ。誰でも病気になったりするんだよ。」と言ったら、まさかの「じゃあ、僕も病気になりたい」とおどけた感じで言ったので夫がたしなめてましたが、子どもに何かを伝えるのってなかなか難しいものです。(なんでそんなこと言ったんだろう?)

 

 前回、今回はNEWSがいなかったら見てなかったと思います。でも来年はNEWSが出てなくても見るだろうなって思います。24時間テレビやってるんだ、じゃあ見よ~ぐらいのテンションで。そのくらいの軽いテンションで家族で楽しめてる番組だということに人生2回目の視聴で気が付きました。息子が年を取って、「ああ、おふくろNEWS好きだったな。24時間テレビ家族で見てNEWSが歌ってたなー」ってテレビで家族団らんしてた時代を懐かしく思い出してくれたら、私すごく嬉しいなって思いました。

 

 前回の感想↓

yuzukonbu.hatenablog.com