ジャニーズ音楽の未来(2018/05/04 少年倶楽部感想)

NEWSシゲ担として浮かれた日々を送ってますが、5/4の少クラについては感想を残したかったので急いで書きます!

 

シンデレラガール

なんかこの曲新鮮ですね。名曲というより「佳曲」って感じの曲がジャニーズのデビュー曲なの珍しい。ここには「地球」も「世界」も「平和」も、ちびジュニアのコーラスも、グループ名の連呼もない。ファルセットの使い方とか、80-90年代の欧米のボーイズグループ感がある。

King&Princeはジャニーズには珍しく「最初から全員イケメン」で、デビュー時あるあるの「この子誰?なんでこの子が?」がない。フレッシュさが無い、というわけではなく、良い意味で完成されてるのが、未完成からの過程を見せることが大きな魅力の要素だったこの事務所にしては新しくて面白いなーって思ってます。

 

曲も衣装も「女子に寄り添ってくれるジャニーズやっぱ最高!」ってなります。完全に私の好みですが、ジャニーズの良さってやはり、芸達者な綺麗で可愛い男の子たちが女子の味方になって(そのままの君で可愛いよ、好きだよ、応援してるよ)って言ってくれることだと私思ってて、それは自分がおばさんになっても変わんないんですよねぇ。

 

 

あっくん

タキシード着てソファーに座ったヒガシの紹介からのあっくん。ジャニーズは過去を回顧し未来に継承していくことを大きな柱にしていくのだな、と改めて感じました。昭和と戦後とジャニーさんの話が大好きな私は、その歴史の一翼を担うべく、使命感を持って少クラを視聴しているわけです。

 

このブログを読んでる方なら、私の脳裏に「あっくん、小田急代々木上原で乗り換えて代々木公園駅で降りて、なるほどなるほど」と、中1のあっくんがNHKに向かう道を歩いてる姿*1が浮かぶくらいは、私があっくんを好きな事はご存知かと思います。

 

タイムスリップして、あっくんに夢中だった中学生の私に「あっくん44歳!ローラースケートはいてガラスの十代歌ってるよ!」と言ったらどんな反応するでしょうか?14歳の私が想像する以上に今のあっくんはカッコいいです。Jrと混じっても遜色ないパフォーマンスは勿論、顔やスタイルだけじゃない、謙虚で優しくて、私もこんな44歳でありたいと思いました。30年経ってこんなあっくんに会えるなんて、年をとるのって良い事だなぁ、、ってそう思わせてくれるあっくんに感謝です。

 

 

A.B.C-ZのRock with U

キンプリのデビュー曲もそうですし、A.B.C-Zのかっこいい新曲を聴いても、ジャニーズは良質なポップスを届けることに回帰していくのだろうなぁって気がしました。

 

朝の子ども番組によく今人気の男性アイドルグループが出るので、ジャニーズと彼らの違いはなんだろうって思いながらみてます。衣装とか曲調とかは「がむしゃらとトンキチをジャニーズWESTから抽出」って感じです。ほんとイメージだけで言ってますけど。「今、この一瞬にかけるキラメキ!感」があります。

 

こう、なんというかやっぱりアイドルって刹那的じゃないですか、特にグループだと。だからこそ輝くんだと思うんですけどね。でも、ジャニーズは「続けて行く」ことが不文律になってるので、アイドルが単に一過性のものと捉えると、あまりにもその期間が長くて、本人たちにとっては苦しそう。私たちファンだって、あっくんや光GENJIの芸能生活の浮き沈みや、TOKIOの苦悩や、そういう人間としての彼らのクロニクルなことを中心に見ているわけじゃないじゃないですか、本来は。

物語だったら、常に成長でハッピーエンドだけど、そうじゃないから、成長もあれば挫折や失敗や停滞もあって、でもそのすべてをジャニーズたちはエンターテインメントとしてお届けしなきゃいけなくて、それってけっこう辛いことなんじゃないかって思うんですよねぇ。

 

例えばすばるくんが、自己を抑制して決断をしなかったことを後悔しながら関ジャニにとどまるなら、ファンの人もそれは違うなって感じると思うんですよね。やっぱりなんといってもアイドル本人が自分の人生を幸せに生きていくことが、ファンの人の喜びだと思うので。関ジャニのメンバーもそう思ったからすばるくんの脱退を受け入れたわけで。彼の意思を尊重し、自分たちに与える影響は自分たちでなんとかできる!と決意できた関ジャニはやっぱり良いグループなんだと、私は思いました。

 

A.B.C-Zの曲からずいぶん話ずれましたけど、しかし、そんな感じで人生がいつもリアリティショーみたいなのは、長年人前に立つ彼らにとっても容易ではなく、ならば、プライベートは切り離して、もっとステージに特化してステージの上で輝いてくれることが、延命策なんではないかな~って感じるのです。

集めた少年たちがおじさんになっていく様まで芸能にするつもりは、当初のジャニーズ事務所の発想にはなく、偶然の産物であり、現実やっぱりそれって結構厳しいな、、ってここ数年で私は思ったので、はたから見たらそれがジャニーズ衰退に見えても、よい音楽とよいステージを届けてくれてさえいればいいって思います。

 

それって多分ジャニーズがアイドルではなく、ミュージシャンに寄っていくことなんでしょうね。音楽にかけるメンバーの想いや、各グループの曲を聴くと、期は熟している感じがします。だからこそ、すばるくんはもっと音楽に集中したかったのだろうし。

ジャニーズの音楽の良さは、もっと一般に広がるべきだと思うし、そのためには一般に届くプラットフォームが必要なんだろうな。そんな先ではない未来に、ジャニーズの音源はCD一辺倒から変っていくでしょうね。 ジャニーズで育った色んなタイプのミュージシャンの音楽が聴けるのが楽しみです!

 

なんかざっくりしてますけど、最近考えてたことをまとめてみました。ではまた~!

 

あと、本題から関係ないけど、A.B.C-Zはっしー見てると、課金したくなりますね!はっしーのソロコンのDVD持ってますけど、実際はそんなことないのに、はっしーの胸元にどんどんお札が挟まれていくのが見えた気がしたもん。「A.B.C-Zに恋して」があったら大変なことになりそうだ!怖いので私ははっしールートではなく、とっつールートで(多分戸塚ルートはシゲルートにストーリー展開が似てるはず、、、書店員と恋をしそうだ。様子の怪しい客に警戒心を抱く店員、、)でまったりしたいです。

 

*1:1986年、中1の夏休み終わりの8月29日に電話があり、翌日の少年隊のコンサートリハーサルに呼ばれた。代々木公園の駅を降りて歩いてると、ゆっくり走ってくる車が併走しており、その車から「僕がジャニーだよ」とジャニーさんがおりてきた、というファーストコンタクト。ジャニーさんは車の中から敦啓少年を観察してたらしい。