心を悩ませる件について

#ジャニーズ事務所を応援します

このタグにつける文章がおもいつかなかった。ジャニーさんが性加害をしたのかしないのかハッキリしてくれないと言葉も出てこない。法の下で裁かれない限りはずっとこんな茶番を見せられるんだろうか。

70ページにわたる外部専門家による調査報告書を読み終えて、初めて、「自担、事務所辞めてくれないかな。」と思ってしまった。

ジャニーさんの所業がショックだったとかジャニーズ事務所に嫌気がさしたとかではなく、この場所にいることで自担が被る不利益を思うがゆえ、だったのだけど、すぐにハッとなり頭を振った。それは私が決めることではない。

 

あんまりこのことについてブログ書くのもなと思ったけど、9月7日の事務所側の会見に向かってこれからどうなるのかもよくわからない状態が続いてるので今時点の記録として。今、わたし、めっちゃ心配。私の生活からジャニーズが居なくなったらどんだけ楽かと思うほどにこの問題が自分の心に影を差している。

 

8年ほどまえ、ジャニーズのグループに突然落っこちたときに古本屋から取り寄せた北公次著『光GENJIへ』。推しのCDと共にこれ買う人、私以外にいるのだろか。

ジャニーズを推すとなると、避けられないのがジャニーさんの都市伝説。

この本を越えてゆけたらジャニーズ推しても良い、と自分に課すように約30年ぶりにこの本を読んだら、10代前半頃には分からなかった(それはそうだ)人間の悲哀や弱さを感じてしまった。裏表紙にはこんな文章が。

 

ジャニーズ事務所を抜けていったアイドルたちの末路は悲しい。今活躍中のおれの後輩たちよ、けっしておれのような不器用な生き方をするんじゃない。浮かれているのはステージにいる時だけでいい、しっかりと自分の足元を見つめ、なによりもまず自分のことをしっかりと見つめるんだ。人気のあるうちはプロダクションもおためごかし、だがアイドルから転がり落ちても誰も何もしてはくれないのだ。少年愛にとりつかれた男が経営するジャニーズ事務所にいるアイドルたちよ、おれの二の舞いにだけはなってくれるな。

 

今この文章読むと、アイドル(予備軍)から転がり落ち、芸能界とジャニーズに愛憎、憧憬、執着を持ったまま中年になってしまった人々の影が浮かんでくるよう。昔のジャニーズで色濃く残してた戦後のような陰りは、2015年になって私がジャニーズに邂逅するときにはすっかり薄くなって、ジャニーさんも「愛すべきトンチキ奇才のおじいさん」という体で存在し、(時にうすら寒くなるほどの)タレントからの親愛を集め、これなら大丈夫だろうと、おそるおそる踏み入れたジャニーズの沼は深いなんてもんじゃなく、中年になりかけた私のアイデンティティすら変えるほどのエネルギー。身支度するとき、職場に向かう電車のなか、帰りの電車、いつも曲を聴いて自分の中の力を奮い立たせていた、ということを思い出し、今胸が熱くなった。

 

ところで、事件事故や仕事の大ミス、ヒヤリハットを感じる時に思うことは、いつもそこには火種はあって、早い段階で気付いて処理すればおおごとにはならなかったな。と言うこと。ジャニーズ事務所は今まで何度かジャニーさんのこの件について見直して解決する機会があったのにもかかわらず何もしてこなかったことが悔やまれる。メリーさんの心情や人生を思うと、なんとも言い難い気持ちになる。死にゆくなかで、これで楽になった。と思ったんじゃないかな、、とか考えてしまう。

 

BBCがこの都市伝説レベルの噂に踏み込んだ時は「ヒロム、マジでやってたんか」と衝撃を受けたけど、5月放送のNHKクローズアップ現代で、被害者に寄り添うとか性的虐待について論議するというより、ジャニーズの非道さ、ジャニーズを改革するには、という話に重きが置かれていたのを見、「あ、これ違うな、ジャニーズ潰したい人いるな」って感じ、それはまた別の、さらに大きい衝撃だった。

その衝撃とは、(みんなジャニーズのことめっちゃ嫌いね?!)という衝撃でもあり。

 

そのあとのことはご存じのとおり、

様々な人や団体の思惑が入り乱れ混沌。

なぜか批判されるファン。

なぜか矢面に立つ所属タレント。

急に居なくなった幹部と、引き抜かれたタレントとスタッフ。

最近カウアン氏を見てないな。

さすがの私も『ジャニーズおっかけマップ』は取り寄せてはいなかった。(被害者の会代表が過去に出してる本、、、)

被害者側の弁護士なのかな?っていう感じな印象の専門家の調査報告書。

 

 

これで出揃ってしまったという。今後どうなるかは9月7日を待つ。ということなのかな。反証不可能なのに証言だけで判定されるとか法治国家としてどうよ。これには「みんなそんなにジャニーズ嫌いなの?!」に加えて、ジャニーズに対する偏見も感じる。その偏見がなんなのかはひとまず置いといて。

今思うのは、推したちは何を思うかということ。

なにを思ってるんだろうな~
考え及ばない。分からないな。

 

蜷川さんとのラジオで初めて肉声聴いたジャニーさんはエンタメと平和を愛するおじいさんって感じだったんだけどな。

ジャニーさんの功績たくさんあれど、全てを凌駕する「性犯罪者(しかも子ども)」の印。ジャニーさんの功績が再評価されたり、名誉回復することは今後来ないでしょう。残念ですが。

結局、証言のみだという点で、なんとも言い難いんだよ、全てにおいて。

 

アイドル界隈にいるときに発生する不測の事態(推しの病気や脱退etc)に心痛めるたび、この痛みになんの意味があるんだろう。と人間を好きでいる奥深さに思いを馳せたりするけど、今回の件は既に亡くなってる創業者っていう。あんな特殊な人について考えるの難しすぎる。ジャニーさんって会社を続けることとか、そんなことには興味無くて自分の見たい夢を永遠に追った人ってイメージあるけど、この答え合わせが今かよ~っていう気持ちもある。

 

悩ましい。一週間後にはどうなっているのでしょうか。

書いててドッと疲れてきた。。。