関ジャニ∞『18祭』の感想

7月17日に日産スタジアムで行われた関ジャニ∞『18祭』に行ってきた感想です。夢のように楽しい時間でした。

 

ドカンドカンと物凄い量の花火が打ちあがって全て終わり、規制退場。私がいたのは一番最後のグループでした。外の通行の流れを逐一確認しながら退出のタイミングをステージの上からアナウンスするお兄さんが、「これを持ちまして全てのブロックの規制退場終了となります、長い間お待たせしました、ご協力ありがとうございます」と頭を下げるのに対し拍手で答える観客たち。

人がはけて誰もいなくなったスタジアムの出口に向かって歩きながら拍手したり、スタッフの人に会釈して感謝を伝えるエイターさんたち。わたしもそれにならってスタッフのひとにお疲れ様でしたと会釈。最後の最後まで素敵なコンサートだった。

 

リハーサルではここからステージをチェックしてたんだろうなと、空っぽになったアリーナからステージの方に振り向き、さっきエイトが挨拶で言ってたことを思い出す。自然に起こったスタッフへの拍手も、エイトの挨拶にも、色んな人の協力なくしてこのステージはなかったという実感がこもっていて、演者と観客の気持ちがひとつになった後の、気持ちの良い余韻が人が居なくなったスタジアムに漂っていた。

 

関ジャニさん(私はエイターではないのでエイトって呼ぶの照れる)に会うのは3年ぶりだったけど、ますますかっこよくなってた。3年前初めてお会いした時も、どえらいイケメンぞろいのグループやんけ!イケメンの乱れうちやぁ~!と思ったけど、さらに魅力が増していた。

 

見ている側の感情の全方向が伸びていく、みたいなのが「エンターティメント」ってことなのかなって、関ジャニってほんとすごいなと思った。アイドルって尊過ぎる。楽しませようとする意志がすごい。2週間近くたつけど、村上くんのA・RA・SHIのラップ、「はじめてみればいいじゃない!」が未だにツボってる。ゲトンゲトン。村上くんの「はじめてみればいいじゃない!」は、本家より”置きに行ってる”言い方、といって分かるだろうか。説得力の熱量がすごい、そしてお目目がくりくりしている。

 

みんな喜ぶやろ!なエンタメな意志が感じられるジャニーズメドレーを早々に持ってきて観客の心を鷲掴み。かなりな完成度。SixTONESのマスカラとかちょっとSixTONESぽく、田中樹ぽかった。この曲だったか、 曲終わりに大倉くんが「ちゃんと踊って~!」って男子まじめにやって!みたいなテンションで言っていた。大倉くんの「〇〇してぇ~!(関西弁のアクセント)」って言い方なんか好き。

嵐のスケスケ衣装を着た大倉くんのウエスト周りにアラフォーのナチュラルを感じてそこも好き!と思った。大倉くんって実物見るとカッコいいって言うよりも、可愛いって感じ。ジャニーズメドレー、寿司食いねぇで丸ちゃんが寿司をバクバク食べてたんだけど、寿司握ってるのが大倉くんで、丸ちゃんに寿司を渡すときの満面の笑みが… 目尻にシワよって口角あげて。可愛かった。そんで寿司頬ぼってる丸ちゃんの丸めた背中が大人の男だった。

大人の男は背中で語るっていまいち意味分からなかったんだけど、今回のコンサートでよく分かった。寿司食べてる丸山くんの背中が物語っていた。

 

Aぇ!groupがサプライズで登場、うわ!豪華! リチャードくんと正門くんでAぇ!groupだって分かるぐらいの私の知識だが。覚えやすい顔、正門君。その節はお世話になりました。ってステージ上の正門君に一礼。

 

人気上昇中の彼らの、若さ溢れるパワーもよかったんだけど、やっぱ深みが、深みが圧倒的。関ジャニ。長年積み重ねてきた成功、そしてそれを独り占めしない心の広さ。こうして後輩に未来を見せるに至っては、カッコよすぎた。それがジャニーズの定石だとしても、なにもないところからはい上がってきた関ジャニの経歴のせいで、ひときわ輝く。

 

3時間いっさいダレることなく、時に涙がでるほど爆笑させ、歌のリクエストに答え、キャンジャニちゃんまで出てきて。ジャニーズの衣装早着替え、ヘルメット外したらいきなりキャンジャニちゃん現れてびっくり。

 

キャンジャニちゃんは確かに老けたんだけど、その老けも愛せると言うか。あんたシワすごいわよ!ってルックスの老いには突っ込むけど、「あんたは無理しちゃだめ!」と健康面には互いに慈しみを与えあってるのが良かった。ズバズバ言えるけど互いを慈しんで笑い合える関係良い。

 

あんたブスね~!って言われた丸ちゃんがそーお?って言いながらのぞいた鏡に映る自分に「ぎゃあ!」ってビックリして跳び跳ねて後ずさるシーン。「やだ!ビックリした!おっきく見えるやつだった!」って拡大鏡で自分見ちゃって驚くくだり笑いすぎて涙でた。 シワ!って言われた安子がふわふわ笑ってたの可愛かった。しかしそんな安子だが、ヤスになって眼鏡をはずしたときのイケメン美がすごかった。

あんた老けたわね!ブス!シワすごい!メーク濃いわよ!って言ってる脇で、横子はまったく老けてないし可愛いままなのでスルーされてるのジワジワきた。ひらりと舞ったミニスカートから伸びた足が全員、とても細くて綺麗だったことは補足しておきたい。

 

キャンジャニちゃんの足が肉眼ではっきり見える、アリーナの中央ほぼ最前列に立っていたので、バンドコーナーは大変だった。大変というのは、あまりにも関ジャニさんがかっこよくて......とにかくベース弾いてる丸ちゃんがイケ散らかし倒していた。

さっきまで口いっぱい寿司を詰め込んでいたとは思えない、寡黙にベースを弾いてる姿....(前髪おろしてて目が隠れている)

 

バンドコーナーで舞台セットが変化して、後ろから浴びるライトのひかりで丸ちゃんの柔らかそうな髪の毛が透ける。ほとんどライブハウス。表情まで見えた。丸ちゃんの白目、キラキラしていてゆで卵の白身みたいだった。無言でベース弾いてる姿、それ単体でもジタバタするほどかっこいいのに、その他のバリエーション(ふざけてたり、ファンサしてたり、丸子だったり)多過ぎてぐらぐらする。そして端でギター弾いてる横山裕くんが高校生みたいだった。高校の友だちとバンド組んだ高校生。オルタネートに出てきそうだった。41歳にはとてもとても見えない。

横山くんって村上くんの全てが気になるみたいで、村上くんにやいやい言ってるの可愛かった。全般的に横山くんって保護したくなる感じある。終わりたくない~みたいなこと言っててほんと....

 

コンサートに行くにあたって、関ジャニのアプリで予習した。5人で再録した過去曲、かなり良い感じ。でもコンサートで聴いたらもっと良かった。村上くん、歌うまかった。こんなに上手かったんだ!ピアノ弾いてる姿にはエレガントさが漂っていた。

他のジャニーズにも言えるけど、ジャニーズってファン向けと一般向けに見せる顔分けてる。それだけファンというものがアイドルにとって大きいなにかだと言うことなのかもしれないけど。ファンの視線あるから出来ることっていうか。

 

超人的な逞しさを関ジャニに感じた。いや、ひとりひとりは普通の人間なんだなって、自分の挨拶の出番を暗い中で待ってる丸ちゃんの姿から感じた。

若い頃はひとつひとつのペンライトやうちわや歓声の意味も分からず無邪気に見てたけど、ということを言っていた丸ちゃんの、人々の想いを背負ってきた責任感、そんなものすら感じて、全く同じ気持ちじゃなくていい、という優しさと切なさに、私の胸がギュッとした。丸ちゃんの白目はやはりキラキラしていた。

こんな景色を見たらこの景色無しじゃいられない体になってしまいました。ということを大倉くんは言ってたけど、いくらでも休んで、この景色をまた見てね、と思った。

後ろを向くと、7万人のペンライトが夜に揺れていて、5人の目に映る景色と、5人それぞれの挨拶の意味、その両方について考えた。

安田君は「人情」といういまどきあまり聞かない言葉使ってて、安田君らしいなと思ったけど、アリーナ退場するときのエイターさんたちの様子は確かに人情に溢れていた。

 

すごく良かったな~

なんというか、すごくしっくりくるコンサートだった。いっぱい見どころはあったんだけど、どれも無理がなくて、見ていて感情が安らぐようなそんな感じ。3年前の15祭見た時はこの刹那を目に焼き付けなければと思ったんだけど、そういうアイドルの刹那は感じなかった。ひとつフェーズが上がったんだろうな。それをアイドルのまま見せてくれた関ジャニはやっぱりすごいグループだと思った。

 

感想以上です。18祭おめでとうございます!これからの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます~!