私はずっと、自分の人生とアイドルの人生が交差する瞬間のいまがなんて貴重なんだと思ってて、そのことを繰り返しブログに書いてきました。でも、実は、アイドルから見てもそれは同じことが言えて、ファンの皆さんの人生が自分の人生と交差する瞬間が、彼らにとってもほんとうにかけがえのない時なんだと、後半の山場、メガロマニアでJr.と一列になって必死に踊るNEWSの四人を見て思いました。
と、いうことで、札幌でのツアー初日から2ヶ月近くたった、最終会場のさいたまアリーナでのNEWSのEPCOTIAツアー(5月19日)に行ってきた話をします。
どこから話はじめよう。
昨年のNEVERLANDツアーは、演者と観客共に、そのはじめと終わりで心理的に大きな差があり、初回の札幌しか行かなかった私は盛り上がる東京ドームの様子に嫉妬すら覚え、次回は東京に入りたいな…と思ったのでした。そして今回、コンサートでは初めての遠征を決めました。
EPCOTIAツアー、進化していました。決して、最初の頃のパフォーマンスが充分でなかったということではなく、この2ヶ月弱の間の進化に、彼らの生々しい人間味を感じさせました。
それは、去年のツアーでなかなかに厳しい状況に直面した小山さんが、ツアーでファンの子から励まされ調子を上げていったように、彼らが機械的にお仕事をしているのではない、という証のような気がします。
去年のツアー中、小山さんを案じた10代の娘さんが「慶一郎世界一」といううちわを作って会場で掲げたところ、小山さんがそれを見つめしっかりとしたファンサをしてくれた、という話を今回お会いした方から聴きました。
それは私たちから見ればファンサだけど、慶ちゃんから見れば「ファンからのサービス(ファンからもらった気持ち)」であって、そういう幾多のファンからの温かい言葉や愛情が、今の自信に満ちて輝いている小山さんを形成してる要素の大きなひとつなんだな、と思いました。あの頃、多くの小山担たちが「なんでもいいから、生きていて」とファンレターに書いて送っていたという話もきき、そこまでだったのか!と驚くと同時に、ファンというのは一途にもなれるものなんだな、と感動しました。普段はファンの移り気の早さ、身勝手さを感じることも多いものですから。
4人のNEWSが上昇気流に乗る時にファンになった私は、ステージで「俺の居場所がない」という表情を浮かべ目をキョロキョロとさせるシゲを知りません。だから、昔のシゲの人気のなさ、うちわの売れなさ、シゲがやってたラジオに届くハガキの少なさ、そして勿論本人もそれを知っていたこと、を昔からのファンの方経由できき、胸が痛くなりました。
でも、シゲはそこから自分の力で這い上がり、今の大人気と言っていいシゲになったわけ(シゲのポスター売り切れたよ!)で、根拠のある自信をまとったシゲ、そりゃ、あんな表情もするよなぁ!
あんな表情とは?
はい、ここからシゲがどんなにヤバかったかのお話ですよ!
もー、ヤバい。
5/19のさいたまアリーナでも、モニターにシゲのアップが抜かれる度に「ギャァ」とガタガタッとなりのけ反っていたので、今も若干腰が痛いです。もはやあれは顔芸です。
- まぶしそうな顔をして、手のひら全体で唇を触り、送りキス (投げるにはシゲのキスは重すぎるから送ってる感じ)
- 口からワイルドに舌をグイッと右上に出し片方の目をつむる (不二家のペコちゃんではない。めっちゃエロい)
- 背中をバーカウンターにもたれて床に座り、ぼんやりと目線を上にむける (まるで叶わぬ恋と知っているかのように)
- もっと俺が欲しいんだろっ!と正面からの真顔で迫る (欲しいよ!くれよ!)
- 歌いながら大きな瞳の必死な顔でこちらを見つめるシゲ (切実に欲されてる!!)
心の中の審判員が「有効!」「有効!」「一本!」と旗あげまくってました。書ききれないけどこれだけじゃないんですよ!もう全てが美しくって、物語があるんです顔に。そう、顔の表情ひとつで10000字ぐらいの妄想記事が書けそうなんですよぉ。
しかも、顔の良さをうんぬんいわれがちなシゲだけど、全身もとっても良いんですよ!
ピタッとした赤いズボンをはいて歌う全身像がとても綺麗でした。テレビで見るより、頭が小さくて首が長くて、手足も長くて、おしりが小さいんですよ。うっとりします。そんな姿で『LIVE』で「抱きしめてもいい?抱きしめてもいい?」と歌いながらエアハグを四方に連発して、真正面から見た私、「抱かれたっ!!!!」と叫んでしまいました。いや、あの瞬間、私はシゲに抱かれてましたマジ。
なのに、MCではどこからどうみても可愛いシゲちゃんで、両手をグーにしてアゴにあて、プクッとほっぺを膨らませ目を真ん丸にして、またもや「ギャァ!」でのけ反りですよ。腰に悪い。カッコいいポーズをするのにジョジョ立ちを決め、観客には分からないと思ったのか遅れて「ジョジョ。」というシゲ。ほんとにこの人は....す、き。
なんでシゲのことを語ると私は気持ち悪い感じになりがちなんでしょう。セリフは見ないで耳だけで感じてと、『NEWSに恋して』をやってない人(初対面しかも嵐担)の耳元にスマホをあてがい、とっておきのシゲボイスを聞かせて「どう?どう?」と目を輝かせる私の顔は狂気に満ちていたかもしれません。
....他のメンバーのことも書きます。
慶ちゃん。
シゲに「様子がおかしい」と指摘されていた小山さんは、私と同じくNEWS恋をやりすぎているのかもしれない。開演前に手越とキスをしていたことをバラされてました。5/19の公演ではMC中にキスしたくてダチョウ倶楽部的な前フリ(喧嘩からのチュッってやつ)をしたのに誰もノッてあげず気の毒だった 笑。まっすーにキスしたい空気を出しまくってて増田さんがマジでビビッてました。
しかし、そんな彼ですが、コンサート終盤、メガロマニアからのWHITE、カルテットで4人が輪になって究極的にハードなダンスをする間、「ハッ!!」と大きな掛け声を何度もかけ、自分含めたメンバーたちを鼓舞する姿がとってもかっこよかったです。NEWSのキャプテンでした。
どエロが炸裂してて、コヤ担も私同様、腰やられたと思います。銀座ラプソディーでシャツをはだけた慶一郎が、次の曲Sweet Martiniで他の3人が服を着てるなか、一人「授乳中」みたいに上半身あらわで現れたときは「まだはだけてんのかーい!」と思わずツッコんでしまいました。
特に上を見上げるときの慶ちゃんの横顔は筆舌に尽くしがたいほど美しいと思ってます。鼻から厚めの上唇の、淡白でありながら濃厚なライン、繋がる首のなだらかな曲線。
メガロマニアかなぁ、長くなった前髪を手で縛りあげて手で押さえながら踊る姿に心撃ち抜かれました。慶ちゃんのおでこ大好物!
まっすー。
ミュージカルの仕事が決まったまっすーには気力が満ち溢れていました。キレキレでした。コヤシゲだけでなく、まっすーも、唇に指をあて、真顔でキスを送ってきて(まっすーのキスも重いから投げられない)また私の腰に負荷がかかりました。まっすーそんなこといつもしなくない?EROTICAだったかなぁ、まっすーの目線がやばかったんですよねぇ。獲物を仕留める目をしてました。
ソロ曲Thunderは、特に最後のサビの部分はまるで咆哮をするような絶唱で、今までに聞いたことのないまっすーの声でこちらの魂も震えました。かと思えば、可愛い曲調の曲はこれまた「もうすぐ32歳の男性って嘘やん?」って思うほどにキュルキュルにくっそ可愛い声で、と思えば心に染み渡る究極に優しい歌声だったり、超カッコいいラップだったり、変幻自在のまっすーボイスにまた、恋をしました。
カメラを自分たちで操作できるのが演出の売りな『チャンカパーナ』で、途中小山さんの操作するカメラの調子が悪くなり、結果、間奏の自分の持ちセリフが言えなかったと主張するまっすーが、メンバーがはける中、一人だけステージに残り、場所を4人分移動しながら一人で「美しい恋にする」「美しい恋にするよ」「美しい恋にするから」「約束するよ、チャンカパーナ」と言い放ったときのチョーイイ顔は最高でした。しかもそのまま一人でチャンカパーナ歌い続けてて、慶ちゃんがお迎えにあがってました。仕事が充実してる男はやっぱり違いますね!
ミュージカルの内容について、「大学の演劇部で、、なんていうの?泣かず飛ばず?で(シゲ「うん、そう」)、ロミオとジュリエットやることになって、いや、違うな、顧問の先生が、ジャニーズが人気あるから、ジャニーズの曲をすればってことになって...」と、話しながら考えて結論が迷子になりがちなトークはいつもどおりでしたが、期待と嬉しさに溢れた口調にこちらも嬉しくなりました。ダンスも歌も楽しくってしょうがない!って感じのまっすーでした。
てごちゃん。
他の方も口を揃えて言ってましたが、コンサートの手越くんって、ホログラムかな?って思うぐらい透けてるんです。儚くって柔らかくって白く光るオーラをまとってて。手越君に手を伸ばしてたらスッと突き抜けてしまうぐらいのホログラム感。その雰囲気のまま、ずーっと笑ってて、たまアリの会場に1億回ぐらい「かわいい!」って声がため息とともにこだましてました。
実際に見るシゲがすごくリアル人間感があるので、この年下の2人が並ぶと2次3次の境界があいまいになって異空間がうまれ、それがNEWSの個性のひとつになっていると思う。それにしても手越君はどんどん可愛くなっていませんか?
ものすごく伸びのある声で歌い、終始笑いながらガンガンにハードなダンスをこなすてごちゃんの体力どーなってんの?と思いますが、会場暑かったらしく、汗で前髪をぬらす手越君はやはり人間でした。ソロ曲を歌い終わり、目を細めてニコッと笑う、手越の笑顔、守りたい。そう、あの場にいた全員(観客、コンサスタッフ、会場警備員含め)がそう思ったことでしょう。
あー、好きなところ永遠に書き続けられる。
ここからは好きな演出について書いていきます。
<無重力状態>
まさかの宙吊りからのオープニング。赤い色彩もあいまって、無重力というより江戸時代の罪人って感じがしたけど、驚きは満点。3回目の今回は初見の観客の目が輝くのを盗み見て(でしょ!すごいでしょ!ねっ!)って思ってました。あの状態で歌えるNEWSすごい!
体にゴムひもをつけてビヨーンビヨーンと宙に舞い上がりながら歌うのもなかなか。シゲが得意げにくるくると回ってみせたりするのが、子どもが「俺、こんなこともできるんだぜー!」って感じで可愛い。
<セトリ>
EPCOTIAのセトリだぁいすき!
私が一番好きなのは、小山ソロ:銀座ラプソディー(Jr.を引き連れて踊っていた途中で曲が止まり、紗幕が下りてちょっとHなムービーがかかり、幕が再び上がると小山さんが一人で半裸で立っている)からのSweet Martiniからのmadoromiからの飛んで飛んで、IT'S Youまでの10曲の流れなんですけどね、、、って全体3分の1をしめますね 笑。ざっくりとまとめ↓
Sweet Martini
センターステージ、バーカウンターがせり上がってきて、四人がグラスの中の液体を飲みながら歌唱。前に述べたように、座り込んで切ない表情を浮かべるシゲは自分に求められてるものをよく知ってる。シゲマスが背中合わせになるように切り取られた姿がモニターに写し出させて高まった。
madoromi
センターステージから四方に伸びるサブステージの4つのうちのひとつに四人が立つ。ゆったりとした歌声に先程の熱気も静まる会場。曲終わり、深く頭を下げる四人に自然と起きる拍手。はぁ、、すごいよNEWS。
センターステージに四人が客席におしりをむけてお互い向かい合い、その内側に置かれたカメラを回しながら自撮りスタイルで歌うという斬新な演出。モニターにはワチャワチャしてる最高にかわいい自撮りNEWS君が写し出される。シゲの「美しい恋にするよ」で、唇が大写しになって、シゲの鼻のしたの溝までしっかり見えてああ完全にキスする時の距離で死んだ。
JUMP AROUND
かっこよかった。。。以上
BLACKHOLE
これもかっこよかった。。。。てごちゃんの「ぶらあああああららららららら」が響きまくってた。あとシゲのカウントの取り方ね!出川哲郎は手をグーにして親指からアップしていく数え方だけど(いらん情報)、シゲは小指から1,2,3って数えるから!セクシーフィンガーカウンティング!
Thunder
雨音と雷鳴が響き、暗いステージにシンプルなTシャツ姿のまっすーが浮かび上がる。観客に向かって放すレーザーの鋭い光は、怒りや葛藤を表してるのだろうか。
氷音
サブステージに座るシゲ、首の詰まった不思議な服を着ている。Jr.の一人が女性役のようにシゲと踊る。履いてたパンプスをシゲに渡すJr.、そのパンプスを自ら履き、「氷音。」とシゲが締める。このソロについては考えることを放棄。シゲの世界観の雰囲気を味わう。
去年のNEVERLANDのあやめからのBrightestも素晴らしかったけど、氷音からのAVALONも良かった~。
4個のサブステージに4人がそれぞれ立ち、天井から桜の花びらがぶわあぁぁぁっと落ちてくるところ圧巻。その桜の花びらを手で集め、再度舞わせるシゲの美しさよ。
IT'S YOU
ソロダンスが美しい。色々忘れてて、入るの3回目なのにそういう振付(ひとりひとり順に踊っていく)だと気付かず、わ、増田さんすっごいノリノリwって思ってた 笑
ほーんとどの曲も歌は素晴らしいし踊りは素晴らしいしそもそも曲が素晴らしいし、そんで曲の繋ぎ方が素晴らしいし、そんでもって顔が素晴らしいんですよぉ!その顔の良さが各人の演技力でより一層引き立つんですよ!あり得ますそんなの!?
シゲ担たちと、Sweet Martiniのシゲ等(悲恋に苦しむ切ない顔)について、シゲなんであんな表情作れるのかなー?経験値高くないとあんな顔できないよねー?NEWS恋のボイスとかもさー?って話し合ったんですけど、ひとまず結論として「映画好きなシゲは、そういう創作物に接することで感情表現の幅を広げているのではないか」というところに落ち着きました。シゲ担が心やすらかに眠れるために編み出した結論です。
お隣が初めてEPCOTIAに入るお嬢さんだったんですが、セトリや演出に「えっ やばい うそ むり やばいやばい」って声を上げ続けて、ビビッドな反応にこちらまで楽しくなりました。ネタバレ禁止ってのも理由があるなと思いました。
全然書き終わる気配がないな。
お会いした方に、なんでそんな毎回長文を書けるの?ときかれたんですけど、ブログ書いてる時の私は多分シゲがおりてきてるんだと思う。続けます。
よく、「ジャニーズは女性の夢を叶える」って言いますよね。あれ、私よく分からなくって。イケメンが愛や恋を語る、そんな安い夢、わたし持ってねーし!!って。(シゲの口調で)
でも、5/19のたまアリでぶぁーーーと舞うピンクの桜の花びらに多幸感に包まれたり、天井から落ちてくる白い風船を見て、みんな取れたのかなぁって気にして上の方見上げたら、スタッフが黒い袋から風船を取り出して上の観客にも配っててて、それ見てたら、ああ今分かった、そうだこれは夢だ。夢の世界だって思いました。
夢の世界作り出すのが、生身の人間たちだということにグッとくるんです。
大枠を考えたり装置や機材を動かしたりビジネスとして展開していくのはスタッフだけど、NEWSの存在なければ舞台は成り立たず、自分以外だれも代わりはきかない、一日2公演を含む毎週末のコンサート2ヶ月間というハードスケジュールのなか、かれら4人が生身の自分を駆使して作り上げてくれる夢に酔いました。
私が特にシゲに惹かれるのは、シゲの「演じてる」部分と「俯瞰で見てる」部分と、そうはいってもシゲ自身が一番その「夢に酔ってる」部分と、でも夢に身を置きながら常に正直で誠実でフェアでいようとしているところなのかなぁ、って今思いました。
U R not aloneを見た嵐担が「ほんと、シゲのU R not aloneはすごい。すごい気迫で全部をさらけ出してくる。泣いた。」と言ってました。そう、そういうところが好きなの。
ところで私、NEWS担、特にシゲ担が「どういうきっかけで彼らを好きになり」「なぜ好きなのか」をすごい知りたがりで、今回も「なれそめハンターゆず」として活躍しましたけど、やっぱり面白いですね!そういう話は。人には人を好きになる時があるんだなって思います。よく分かんないけど、なにかそこには必然性がある気がしました。
NEWSやシゲを好きという以外、知り合うことも無かったであろう人たちと会い、お互いの人生が交差していくのが不思議です。
それはシゲにとってもそうで、シゲの人生もファンの人生とどこかで交差してるんですよね。その交差に気付いた私たちは、交差ではなく彼の人生と並行になりたくって、それが「恋愛」でなく「応援」という形になってるんだなぁー。
長々書いても結局「シゲに会えて良かった、NEWSに会えて良かった」ってところに着地するなら、別にブログなんて書かなくてもいいのに、書かずにはいられないのはこの気持ちが生きるモチベーションになってるからだと思う。勿論これだけが私の生きるモチベーションではないけど、年を取ってきて自分ではどうにもできない、流されるように生きるしかない時期が来たとしても、今考えてるようなことを思い出せば、なんとか幸せにやっていけるんじゃないかと思うんですよね。
あー、結論出ちゃった。コンサートレポとかは私あんまり向いてないな。
これからもNEWSとシゲを応援します!
エンディングなんてねぇから!!
↑シゲが挨拶で言ってた。ほんと好きー。
最後まで読んでくれた方ありがとうございました!