不在の存在とマーブルと錦戸君について

あー、今日はたくさんNEWSの歌とシゲの笑顔を摂取したーーー、シゲちゃんかわいかったーーあんなかわいい人いる?いやいないわーはぁーー加藤シゲアキーーーって思いながら眠りにつき、朝、外の風の音で目が覚めて一番最初に考えたのが、

 

関ジャニ何してるかなぁ~

 

でした。

 

「俺じゃねぇのかよ!」なシゲの声がきこえてきます。

 

関ジャニ渋谷すばるくん抜きでライブするツアーの初日が札幌ドーム。で、私の自宅から札幌ドーム、直線距離にしてさほど遠くはないのです。だから、いまこの瞬間にも彼らは起きて今日の準備をしてるんだろうなぁ、、って考えちゃう。

 

外野からみても、すばるくんがいないというのは、ビックリするほど大きな出来事で。すばるくん以外の6人にとっても人生のターニングポイントだし、関ジャニを応援してきたファンの人にとってもそうなるんでしょう。

 

すばるくんの圧倒的な存在感は、あのなかにいると浮いてるぐらいに見えて、しかしすばるくんへのメンバーの愛と敬意が、すばるくんの浮き上がってしまう何かを押し留めてるんだなぁ、と以前関ジャニのライブDVDを見たときに感じました。

 

(このグループはすばるくんが精神的支柱で、すばるくんが言い出したことにNOとはメンバーは言えないんだろうな、、)とDVD見てそう思ったので、すばるくんはその居心地の良さからどうしても出ていかなくてはいけないと思ったんだな、今まで甘えてきた分、退路を絶つ、みたいな…と、自分なりにそういう結論になりました。アイドルというのは人に与える仕事で、その人の持ってるものが強ければ強いほど影響を与える。すばるくんは自分の力を承知してて、だからこそ未来のために決断したんのだな、と。

 

ところで、私のなかで「錦戸亮君にグッとくるローテーション」というのがありまして。それは大体半年に一回ぐらい、Jwebの錦戸さんのレンジャーの更新と共にやってくることが多いんですけど、先週もまたそのローテーションがやって来ました。

 

もはや、私のなかで、錦戸くんの文章に心捕まれるのは季節の恒例行事、みたいなところすらあります。自ら撃たれに行ってるというか… あまり錦戸さんの事は好きになりたくないんですけど…。なんでかっていうと、リアルでああいう男に弱いからです。

 

ああいう…自分の弱さをさらけ出しながら頑張ってるタレ目の男が好きなのです。。。控えめで優しくて、ちょっと甘えんぼうだったりするとたまりません。そこに、めんどくさそうなフレーバーが乗っかってるのを感じると、うずうずしてきます。

 

虚勢を張ってるのに正直な、ジャニWEBの錦戸さんからは、それがビンビンに感じられるのと、あと言葉使いのセンスが好きで、くぅ~!!ってなりながら読んでます。33歳であの可愛さ、正直さ、ピュアさ、普通の男性なら保つの難しいと思うんですが、なにが彼をそうさせるんでしょうね?生まれ持った本人の資質と、幼少期からのジャニーズ生活と、ジャニーズエリートでありながら苦労してきたことと、NEWSでの先輩ポジションと関ジャニでの年下ポジションのバランスが、ああいうふうにさせたんですかね?

 

私が持ってる過去のNEWSのDVDにいる錦戸くんは、今見るからそう思うかもしれませんが、諦めと謙虚さと反骨心を合わせたような顔をしてます…って、ああ、やだ、こんなに錦戸くんのこと考えちゃった、やばいやばい。前にも話しましたが、錦戸くんのこと考えると、過去の私の恋愛を燻されるような気持ちになるんですよねぇ。

 

高校一年生の時に好きだった男の子と二人でいるときに、その子が「過去を学ぶのは自分のためで、未来を学ぶのは人のため、なんだよ」って私に言って、それはその子は歴史が好きだったので暗に私に「おれは自分の事しか考えられない人間だよ」っていうことを伝えたかったのかなぁ…って結局数ヵ月後に彼にフラれてから思ったのですが、発言の内容自体はピンとこないまま時間が経っていったのです。

 

で、ながぁーい時が経ち、わたしもすっかり大人になって、なんの因果かジャニーズアイドルにはまって、彼の言葉を思い出してる今日この頃。

 

過去を振り返るのは自分を慰めるためで、そこから未来を見つめていくのは、これからの自分と自分以外の誰かを幸せにしようとすること、なの?M君、そういうこと?

関ジャムの最後に涙を見せてくれた錦戸くんが、関ジャム終わって書いた文章からそんなことを感じました。

 

 

これから関ジャニは、すばるくんの「不在」を常に感じながら活動を続けていくことになると思うんですけど、不在は「無」ではないので、「彼がいた、今はいない。」という事実が6人を強く優しくするんだろうなって思います。

 

 

妄想力の強い私に友だちが言いました、「妄想って良いことだよ。妄想が未来を作ってくんだから」と。そう、不在は無ではなく、未来は誰にも分からず、未来は願望が作るんですよね。

 

願うだけじゃなく、妄想しながら手を動かしていれば、その手で未来は作られていくんじゃないかって思います、、、、って言いながら必死でパソコンに原稿を打ち込むシゲの姿思い浮かべてるよ!シゲ!

 

こうなんか、面白いですよねアイドルを好きになるのって。今まで自分が経験してきた全てが好きなアイドルに集約されていくというか、ああ、そういうことだったのか、、って分かるような気持ちになることがよくあります。これは、メンバー同士の人生が絡み合って色を生み出していくジャニーズアイドルだから、という気もする。

 

色を、と言えば、NEWSが6人時代にメンバー合作で作った「share」って曲。錦戸くんの書いた歌詞、


混ざり合えない日はそのままでいい
ひとりひとりが持つ色だから
鮮やかなマーブルを描ければいい

 

マーブルって持ってきたどっくんのセンス!って思ったんですけど、来月味の素スタジアムで開催されるNEWS15周年記念コンサートのロゴがまさに「マーブル模様のイチゴ」。

shareが作られたのが2008年なので、なんと10年越しに錦戸さんのマーブルが回収されたことに!

でも、そこに錦戸さんは「不在」なんです。

このshareは6人で歌詞を担当してるんですが、シゲは


共有してる
オト カゼ ヒカリ
あわせてひとつの道にかわり
流れゆく10年後も
今までもこれからもいつまでも
隣にいてくれてありがとう

 

って書いてます。その10年後には錦戸さんも山下さんもいなかったわけですが、賢いシゲのことですから10年後隣にいることを100%確信してこれを書いたわけではないんだろうなって思います。

 

『流れゆく』時の中で年齢を重ねてきた私は、「不在という存在」で『隣にいてくれ』ることもあるんだなと、実感をもってこの歌詞を眺めました。

 

このshareの歌詞をみるだけでも、ジャニーズグループのメンバーたちの特殊な関係性はファンにだって簡単に理解できるようなものではないんだろうな、と分かります。こうして10年、20年、30年後になってやっと分かるというか、辻褄が合うようなものなのかもしれません、人生なんてそんなものですよね。どんな渦中にあっても、ファンを勇気づけ喜ばせてくれようとする彼らには感謝です。彼らが笑って楽しそうにしてくれるだけでこんなに幸せになるんだな、って昨日の「音楽の日」と「嵐にしやがれ」を続けて観てしみじみそう思いました。

 

マーブルは混ざり合わなくってもそれぞれの色で鮮やかに描いていけばいいんだよね、ファンだってそうだよ、混ざり合わない日はそのままでいいんだよね、そうだそうだ錦戸くんほんといい事言ってくれたよ、って、今まさに私の家からそう遠くないところで、ライブ前の仕上げをしている錦戸さん、これから関ジャニを引っ張っていく錦戸さん、に感謝と激励の気持ちを、窓から札幌ドームの方向を眺めてガチで送りながらこの文章をしめます。