約一年前にグリーンマイルで遠征したときもこうしてホテルのベッドでスマホにポチポチ感想打って、あのときは自分のための感想だったけど、今日は味スタに行けなかった人のために感想を書こうと思います。
なんでかというと、味スタでNEWSから沢山の幸せをもらったので、これを一人で抱えるのは勿体なくっておすそわけをしたいからです。うまく伝わるといいなぁ~
両日ともにアリーナ席で、会場に入ってあまりの座席の多さに驚き、頭の上に広がる、みんなが熱望していた青空(ちょっと雲はあったけど)にまず感動しました。だんだん空が暗くなって、ふと気付くと360度赤いペンライトの世界で、あまりの綺麗さに思わず歌の最中も、NEWSじゃなくて、スタンドを眺め回すことが何回かありました。
こんだけ多くの人がNEWSが好きで、お祝いしたくて同じ場所同じ時間で集まってるんだ、って、まっすーがよく言うやつが、実感を持って理解できました。アリーナだったので、真っ赤なスタンドに向かって大きく手を振るNEWS君の背中を見ることが多かったんですけど、顔が見えなくても四人がどんな顔をして観客に向かってるか背中で伝わってきました。
とっても、幸せそうだったんですよ、NEWSが。シゲなんか、終始口角上がっちゃって。まっすーは開始早々手越に自分から抱きつきに行って。手越は「タカー、タカー、ねー、タカー」なんてまっすーのこと呼んじゃって。慶ちゃんもにこにこふわふわ笑ってて。まっすーとシゲも抱き合ってたし、小山とシゲも抱き合ってた。
コンサート最後の曲、「生きろ」の冒頭で四人が中心に向かって集まるところ、最近の歌番組ではキュッとしまった緊張した顔が見られましたが、最後の最後、二日目ラストでは、シゲが優しくて幸せそうななんとも言えない良い笑顔で3人を見つめてました。「これで終わりだね、」とでも言うように。
ああシゲが幸せそうだった、ほんとに。
そこからの「生きろ」の歌唱はほんとにほんとうに素晴らしくってなんかいま書いててもウッって泣きそうになります。
あんなに振り絞って全ての思いを出しきって歌うひとたちのこと、好きにならずにはいられないよー。
「生きて」いたんです、NEWSが。
三時間で40曲、手を抜かずに歌いきったNEWSは、アイドルという特別な仕事をするプロフェッショナルな普通の男性たちでした。私と同じように、彼らも今生きてるんだ、って思いました。生きてることってすごいことなんだな、って、って改めてそう思いました。
でも、NEWSも同じように「生きてるのってすごいことなんだな」って味スタを埋め尽くす観客を見てそう思ってることが伝わりました。彼らはプロのアイドルで、お客さんを喜ばせるためにさまざまに工夫を凝らすけど、根本の心は「すごいね、時が経つってすごいことだね、成長するって、生きてるってすごいことだね」って、私たちが感じることとそれほど変わりはない気がします。
アイドルなのに存在が近くて、だからこんなに肩入れしたくなっちゃうのかな~。
15年間の歴史を振り返るにあたって、まっすーの存在がひとつの軸となっていました。
四人が舞台からはけたあと、突然、「アナザースカイ」とか「プロフェッショナル仕事の流儀」みたいに、夜の東京タワーの前に私服のまっすーが立ち、衣装への思いを語るVTRが流れます。
挟み込まれる形で「真夏に暑くて重かった」「最初はまっすーには似合うけど俺には似合わなかったり」とメンバーからの軽いダメだし&まっすーの「え、(3人は)気に入ってるでしょふふ」が楽しい。
そして、シゲ(蛇足ですけど、移動中の車のなかでスッピンで眼鏡のシゲ、リアル男性でしんどかったです)の「まっすーってメンバーカラーの服は作ったことないと思う」を受ける形でまっすーが「4つ前のライブから考えてたことがあって。」で映像は終わり。
場内が暗くなり、メインステージにせり上がってきた四人が着てるのが…
WHITEからEPCOTIAまでの衣装!!!!!どーん!!!
っていうのが最高にエモかったです。小山EPCOTIAの紫のコート、手越WHITEのピンクファー、増田カルテットの黄色、加藤ネバランの迷彩グリーン、というふうに。
まっすーって、コツコツ積み重ねていくことに長けている人だと思うのですが、そのコツコツが、NEWSのバックボーンだったってことに私が気付いた瞬間でもありました。そのまっすーの衣装を中心に据えることで、NEWS四人の積み重ねが鮮明になって、この公演を象徴するとてもよい演出だったと思います。
そしてそのままメインステージでShareを歌う四人の背後のスクリーンでは美恋や昔の映像が流れてました。バックステージにも同じものが写し出されるので、四人もそれらの映像を見ながら歌うのですが、とても良い顔をして映像を眺めていました。
今回のセットリストは、美恋以降のライブでDVDに納められたことのある曲がほとんどだったのですが、野外でそのセトリだったことで、私はなんだか、自分があの、3年前NEWSを知ったときにさんざん見た「美しい恋にするよ」の世界に入り込んだような不思議な気持ちになることが多々ありました。
歌に感動して口元を押さえて棒立ちになってる自分、まるで「美しい恋にするよ」の観客みたいだな、って。アップになった観客の顔まで覚えてるくらい繰り返し見たあの映像、ここにいたかったな、って思ったあの世界に自分がいるみたいな感じでした。
でも、目の前にいるのは、青いスーツ着て泣いてる彼らではなく、美恋後にメンバーが考案した衣装をまとう、晴れやかな笑顔で堂々と立つ、四人なんです。
その対比がなんだかすごくて。
後追いファンである私も、まるでもっと以前からのファンであったかのような錯覚を覚え、それがこのセトリや演出の狙いだったのかな、とぼんやり思いました。
Shareが終わったとき、隣の友人に「(ライトの演出が)青と赤だったね」と言われ、あっそういう意味!って気がつきました。(Shareは6人時代の自作曲で赤と青は山下くんと錦戸くんのメンバーカラーだったのです…!)
私の席の前に立ってた、昔のうちわを持ち、チェリッシュなど初期の曲の振付が完璧なお姉さんたち(といっても20代だと思いますが)からは、古参感が滲み出てて、そんな彼女たちからの「おめでとーー!!」は、私の「おめでとーー!!」とはまた重みが違うのかもしれないけど、私でも15周年のお祝いのはしっこを掴ませてもらってる気持ちになりました。味スタにいてもいなくても、なんら変わらないとも思いました。
NEWSはあそこの場所にいた人だけでなく、来たくても来れなかった人、15年間NEWSに関わってくれた全てのことに対して、声をあげて大声で歌ってるんだ、とファンサをするシゲを見て、私は感じました。
トロッコに乗ったシゲが近づいてきた時、私がシゲに手を振るタイミングでシゲが手を振り返してきて、それは全然ファンサでもなく、ファンのかたまりに対して漠然と返事をしてるんですが、それでもう満足しました。すごく優しい顔してたんですよ~。
シゲのこと、シゲシゲって呼んで妄想したり脳内では「私とシゲ」がそうとうイッちゃってる私ですが、こうしてたくさんのファンに埋もれている状態ってすごく気持ちがいいんですよ、なぜか。アイドルってなんなんですかね?
最後のほうで、白いTシャツに着替えてきた四人がフロートに乗り、スタンドを一周するとき、アリーナの私はシゲの背中をずっと見てました。
すごく頼もしい背中だったんですよー!
この背中にずっと付いていきたいって思いました。後ろからギュッて抱きつきたくなる背中、汗すごーい!なんて言いながら…。フフッ妄想は止められないです。だってあんなにかっこいいんだもん。
ほんとに見るたびにかっこよくなっていって、なんなら土曜より日曜のほうがかっこよくて、1日でさらにかっこよくなってるってどういうことっ?!?!って思いました。
本人も重々それを御存じで、5分に一回はキメ顔をバッチリカメラが抑えて、私はその度に「わぁ!」ってのけ反ってたので、ほんと土曜の深夜にこのままギックリ腰になったらどうしよ~って心配になりました。湿布買っとこうかな、とか 笑。
あの、キメ顔したり、メンバー同士が絡んだりするときの、アイドルと観客って面白いですよね。歌舞伎座で「ヨッ!!中村屋!!」とか観客席から声をとばすおじさんを思い出します。「さぁ、ここでやるよ!見て!」っていうアイドルの親切心と、「フー!!」と律儀に反応するファンの優しさに、わたし、平和だなーっていつもほっこりするんですよね~。ふふ。
でも、「15年前の自分へ」というビデオコーナーで、手越シゲ小山という順番でデビュー当時の姿が、そして今の彼らが15年前の自分に話しかけるというていの映像のトリのまっすーが、「15年前の僕へ。今、幸せだよ。」と言った時に観客からもれた「うわぁ~」って声は予定調和的なものではなく、自然発生的な歓声でした。
突然ですけど、私、地方住んでる子持ちのパートタイマーじゃないですか。そんな私がお盆に飛行機乗って上京してホテル2泊してアイドルのコンサートってなかなかだと思うんです。自分でもこの情熱がなんなのか理解できない部分あります、私、何してるんだろ?って。
でも、無理してでも来て見たかったのって、私が好きな四人が幸せなところだったんだなぁ、って分かりました。私の気持ちなんて、10万20万のうちのひとしずくだけど、それが彼らの人間としての幸せに繋がってることを確認したいんだって。
NEWSとして成長できたのは、確かにファンの人のおかげかも知れないけど、がんばって努力し続けてきたのは彼ら自身で、そんな自分を愛して、幸せになって欲しいな、と、特に「絶対にファンの人を幸せにすること」と15年前の少年に言う、手越くんに対して思いました。
しかし、ご安心下さい。NEWSとっても幸せそうでした。
まっすーの衣装を核にした15年間の積み重ねの段落が終わり、バースディケーキのような幕が閉じたあと、逆回転するようなちょっとダークな映像が長めに流れ、浮かんできたタイトルは「夜よ踊れ」。味スタが揺れました。
ステージにはいつのまにか著名なミュージシャンたちが現れ、いままさに私の中でヘビロテ中のあの曲が生バンドで演奏されました。
言葉がなかったです、かっこよすぎて。
あんな曲を生で、こんなにビジュアルも歌もかっこよく決めてくるNEWSがいつの間にか誕生してたんですね!
続くJUMP AROUND、紅く燃ゆる太陽と、異なる側面を持つ2曲に、NEWSのコーラスグループという可能性を見ました。
この生バンドコーナーとても嬉しかったです。まさに、NEWSが幸せになってほしい、仕事も私生活も、と考える私にとって、将来の希望に繋がっていくような場面でした。思わずペンラもうちわも双眼鏡も置いて、音楽に体を揺らしました。
エンターティメントの世界に身を置き、日々最先端のカルチャーに触れている彼らが、ほんとうに自分がやりたい音楽と彼ら自身、お客が望む音楽と彼らの姿、そこの擦り合わせができるようなそんな気がして、将来、小さめの箱でこういったライブが出来たらいいなぁ!って思いました。
えーと、いつもはパソコンで書くので、いま何字か見てそろそろ結論しめようとか決めるんですけど、スマホなんでしめかたが分からない。それに味スタの情報量が多くって。続けます。
なので、お知らせで「9月にドリフェスでます!NEWSとしては初フェスです!」とシゲが言うのをきき、わぁ!さっそく繋がってる!と感激しました。仕事がポシャってるんじゃないか~とか、下半期はどうなる~とか、私の心配は杞憂で、NEWSはどんどん先に進んで、さらに求められているグループなんだって実感しました。
時代が来てる!
そうそう、早々に売り切れになったTシャツ、てごちゃんが「みんなごめんねー、あっという間に売り切れになっちゃったんだよね?だから、俺たち、なんとか再販してもらえないか、お願いしてるから。まだ分かんないけど、待っててね」って、言ってくれました。なんて優しいの。そんでやっぱり風通し悪くない事務所なんだなーって思いました。通販の道も拓けていくといいですね。
今回、友人に2013年、10thの時の紙のチケットを見せてもらったら、えっ商店街のお祭りでくじ5回引けるやつ?ってワードアート感漂う代物で仰天しました。さすが大企業、IT革命の波が来るのは遅かったけど一度舵を取ると早いですね。
これからも老舗アイドル企業が進化していく道で、アイドルに留まることない魅力を開拓していくグループの先頭にNEWSが立っていたらいいなぁと思うし、それができると思ってます。
なにしろ、楽しそうだったんですNEWSが。
二日目のMCでは、シゲとまっすーが、ゼロ一獲千金ゲームの零とカズヤの台詞「また一緒に泳ごうよ」「青臭いんだよ」等、けっこう長かった、を再現してくれて、手越に「俺、シゲより零の方が好きだわ~」って言われたり、一日目に観にきたゼロチームの輪に入れない(まだ撮影がはじまってない)小山さんが「ねぇねぇ、間宮くんってカッコいいね」ってシゲにコソッと言ったのバラされるとか。(イケメンがイケメンを褒める世界)
バラバラの個性の四人が、それぞれの個性を尊重して、互いに高めあってひとつを形作る、その美しさがNEWSにはあります。こじんまりとした世界がもたらす大きな可能性のすごみというか。
細かい表情とか、あそこが良かったと挙げていくと永遠に終わんないけど、ターンを決めたシゲの汗が光をまとい、ぶぁあっと円状に広がる美しさは筆舌に尽くしがたい。そんなシゲを見たあとで、ホテルで零が水浸しになり、イケメンに人工呼吸をされる姿を見てしまった私は…
(関係ないけどイケメンとイエメンって似てますね。イケメンって言葉見すぎるとアラブの半島が浮かんできます。)
二日目の最後の挨拶で、「雨降らなかった!神がNEWSを味方しました!」と言い、「愛してるよ!」と観客に言うシゲを見、最後の曲「生きろ」を聴き、味スタをでて歩き始めたらすぐ、雨が降ってきました。
傘もレインコートもレインハットもこのために用意してカバンに入ってたけど、神様雨をありがとう!って雨に濡れて帰ってきました。ほんとうに良かった、味スタが成功して。
アリーナのすごく良い席で見て100パーセント燃焼したので、わたしのNEWSへの応援も一区切りついたような気持ちになりました。ここからまた新しい毎日が始まるなって。
今回味スタにこれたのも、友人や家族のおかげで、周りに感謝しつつこれからも生きていこうって思いました。
最後に余談ですが、ライブ終わって京王線の下りに乗り込んだら、大勢の女の子達をみた推定70才のおじさん二人が「今日は何があったんだい?」ときいてきました。女の子が教えてあげると「知らねぇなあ。若いお兄ちゃんたちだろ?」と言い、女の子の持ってるうちわの裏面を見て「かとう?しげあき?」「おやま?けいいちろう?」と読み上げました。
おじさんたちにNEWSを覚えてもらわないと!という謎の使命を感じ、「こやまですよ。四人いるんです。」と口を挟んだら、おじさんが私に「お母さんも好きなのかい?」ってきいてきました。…お母さんってwwっと思いましたが、「ええ」とニッコリすると、「いいんだよ、こういうの好きだと若返るから、なっ!」って言われました。
NEWSに会って乙女心爆発してた私は、ジジイ(あ、ごめんなさい。)に、お母さんって言われる覚えはない、と思って着いたホテルの部屋の鏡を見たら、そこには恋する女の顔が映ってました。単に酸欠ぎみで暑さに顔を上気してた汗でベトベトの中年女でしたけど、客観的に見たら多分。
アイドルを愛する効能についてはまたいずれ。まぁ、このブログ全体がそんな感じですけどね。
どうでしょう、少しは伝わるといいんですが。さまざまな事情で参加できなかった方にもこの幸せがお分けできるといいな、と思いつつ、そろそろ右手が腱鞘炎になりそうなのでしめますね。
またすぐに書くことありそうだし!
NEWSほんとにカッコいいよ!!