「好きの3年目」を振り返って

いやー、今年、いったい何回私は「シゲ」って口に出すか脳内でその名を呼んだんですかね?なんて言いたくなる年の瀬ですね。そろそろ今年の萌え納めする時期かなってことで一年を振り返りつつ。

 

師走の忙しい合間をぬって、3年B組金八先生第6シリーズをちょこちょこ観てます。ちょっとね、私この金八先生というキャラクターに全く共感できなくって 笑。「金八なんだよそれ!」「どんなクラスだよ!」「地獄か!」って一人で画面にツッコみながら....金八にイライラしつつ、ハセケンに癒されてキュンキュンしてます。

 

ご存知、ハセケン。若きシゲ演じる長谷川賢君。

どんだけ私がキュンキュンしてるか例に出すと、11話(この回では、黄色いジャージ着て全速力で新聞配達の自転車をこぐまっすーの姿も見れます)で性同一性障害に悩む直(上戸彩)の悪口を書いた紙をクラスのやつらが嫌がらせに直の机に置くシーン。直が教室に入ってくる前にハセケンたちが入ってきてそれを見つけたハセケンが紙を取り上げて「美紀ッ!」と首謀者の女生徒・美紀を叱る一言。その「ミキッ!」が良くって何回もリピートしました。

 

ハセケンって正義感が強くて友だち思いでほんとイイ子なんです。クラスの揉め事に敏感で仲裁にすぐはいるし、成績もよくて人望が厚くて。でもイイ子過ぎてツラいっていうか。正体不明のメル友(名前はyesterday、正体は直)とやり取りして、受験のこととか、クラスがうまくいってないことをメル友には素っぽい感じで話せるんです。直もね、ハセケンのことが同性でも異性でもなく気になって仕方ないんです。ハセケンも、優等生な自分をどこか持て余してるふしがあって、そんな二人の心の交流がいいんですよぉ。

 

ハセケンの話は長くなるので置いといて。

 

どなたかのブログだったか、以前ネットでこんなことを目にしました。金八のハセケンでシゲを好きになって、でもNEWSシゲを追っていく途中で、シゲが期待したようなカッコイイ大人になってないと思えて、シゲから離れた、ってファンの方の話。

 

なるほど、それはシゲが自我と闘っていたころの話ですね、きっと。

でも、どうですか、今のシゲ。ストレートにハセケンと繋がってる気がしませんか?優等生のハセケンが、高校大学と進んで、なにかにつまずいてちょっと悪ぶってみたり、でも31歳のハセケンは多分シゲみたいな大人になってるんじゃないかと思うんですよ。「あやめ」を作詞作曲して笛で吹いてるんじゃないかと(ハセケンは笛キャラなのです....笑)

 

人間が生まれ持った本質ってあるから、あまり子育てには悩まないほうがいいよ、親が色々してもその子の個性があるからねって、母業の先輩に言われたことを思い出して自分を励ますことが私あるのですが、人って何年かかけて自分自身に戻ってくるというか、そういうところってありますよね。

 

何を言いたいのかよく分からなくなってきたけど、ハセケンを見るとシゲだなぁ、、って思うんですよね。金八ってドラマ自体には文句たらたらな私ですけど、これが金八の魔力ですかね。いつの間にか取り込まれてるみたいな。最後まで見たらまた感想書きますね。

 

そんなファン歴ロンダリング気味の私は、今年一年も14歳から31歳までのシゲが大好きでときめきノンストップでした。

 

今年のハイライト、振り返ってパッと思い出すのは8月の味スタでの最後の曲「生きろ」。

冒頭の4人が中心に集まってくるところで、優しくメンバーに笑いかけるシゲの顔。

金八でクラスのみんなに目を配るハセケンの顔を見てたら、あの日のシゲがオーバーラップしました。

 

 

話は変わって、映画ボヘミアン・ラプソディで私が、一番感動したのは、映画終盤、ライブエイドへの参加を決めたフレディに、それまでフレディに厳しかった昔気質のパパが「それは良い行いだ、立派だ。」ってフレディをハグして褒めるところです。その後、ライブエイドの会場で観客の称賛を浴びるQUEENとフレディ。

 

私はこう思ったのです、「あんなにレコードが売れて大勢のファンの人がいたのに、ファンの気持ちはフレディの孤独を埋められなかったんだなぁ。」と。

ファンの中には本当にQUEENが、フレディが好きで大切で彼の孤独を埋めれるぐらいの愛情を持っていた人もいただろうけど、彼にとっては恋人やスタッフやメンバーや家族や、(彼の影響力を考えると)狭い世界が全てで、そこで病んでいったように見えました。

不特定多数からの遠くからの真にせまった愛情より、身近な人からの刹那的な接触のほうが、切実に彼が欲しかったものなのかなぁ。。。と、私はそこに思いが及びました。

 

こんな感想をあまり目にしなかったので、あら、私ったらやっぱりこじらせてるのねって、ここでアイドルファンである自分自身にトレース。

 

わたしがこじらせるのってつまりここで、こんなに好きでもその人の力にはなれない、そもそもアイドルを好きなことが、アイドルの負担になってる気がするってことなんです。

それは、今年、不特定多数のファンが彼らを苦しめたのを見てしまったからでもあり。

そんな敵か味方か不明な人たちのために、歌ったり踊ったり頑張ったりする彼らを見てしまったからでもあり。アイドルってなぁに?っていう疑問が生まれ、それでも好きなので、シゲにキュンキュンして、ああ、あんまり好きになっちゃダメなんだったと自戒の念がどこからか生まれ。

 

シゲはどんどんどんどんカッコ良くなっていって「加藤シゲアキ」が日々研ぎ澄まされていくのに、私自身の意識が追いついていかないような、シゲに取り残されていくような、そんな感覚の1年でした。

 

今日12/18のKちゃんNEWSで、氣志團綾小路翔さんと奥様がご自宅に呼んでくれたことを話してくれた小山さん。もともとNEWSがお好きな翔さんのNEWSを好きな理由が「負けそうになっても這い上がってくるような」と言う小山さんに、「あはは、それって最近の話っていうか」と笑うシゲが良かったです。業界の人や同じ芸能界の人、お友だち、そんな人に直接可愛がられ、大事にされ、愛情をたくさんもらって欲しい。

 

私の気持ちが回りまわってどこかで彼らの力になれるならもうそれで何も言う事はないです。

 

ほんとはね、「あまり俺のこと好きになりすぎるなよ」って言うシゲに、「は?別にシゲのことなんかそんなに好きじゃないし?なに勘違いしてるの?うぬぼれじゃん?」って言いたい、そんなことシゲ言ってないけど、言ってるの想像して 笑

 

ま、こんな感じで来年もたびたびこじらせて行きますがよろしくお願いします。

 

。。。いや、まだ今年終わってないし!

明日の夜は断崖絶壁の上で「生きろ」歌うでしょ、その次は大型歌番組で、また歌番組あって、そしたら金田一じゃない!まだまだ書くことあるし!

 

ではまた~

 

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ハセケンの視線の先には直がいます。