こんにちは.... みなさんNEWSに恋しての加藤さん本編の続編にどハマりしてるんでしょ...? いいね.... わたしこの3、4日スマホの調子悪くてにゅす恋できず、今日機種変したらなぜかどうしてもログインできなくてですね.... 悲しみ.....
でも考えたんです、この悲しみを何かに昇華できないだろうかって。転んでもただじゃおきません。そういえば、石田さん(数か月前のにゅす恋のイベントでNEWSにお見合いをすすめていた女性)どうなったかな?あれから.....確か最後小山さんとばったり会って。。。私の妄想のなかで。。。
そーだ!この傷心の気持ち、小山さんに慰めてもらおっと☆
って、気持ちで続き書きました!えへ!
石田さん前編 ↓
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「石田さん?」
振り向いたら代理店の小山さんが笑顔で立っていた。
「なにしてるんですか?」
デパートの前で手首の匂いを嗅いでいるところをみられてしまった。恥ずかしさに、
「香水の匂いをかいでて」とそのまま伝えてしまった。
なんですかそれ、と小山さんはまた笑い、すっとかがんで私の手首を取った。そのためらいのない感じにちょっとひるむ。
「あ、ほんとだ~ いい香り~。ここで? 僕、ちょうど香水欲しかったんです。どのブランドか聞いてもいいですか?」と言うので、えっとね、一階の、あじゃあ、一緒に行く?と聞くと小山さんは「いいんですか!」と大げさに喜んでみせた。
お店のお姉さんは私を見て「おかえりなさいませ」と微笑み、隣に立つ小山さんを見て、なるほど、という顔をした。
白いワイシャツを着てスーツのパンツをはいた小山さんはいかにもデキる会社員といった感じで、軽快に店員さんと話をすすめ、いくつかの香りを試す。そしてラベルを読んだりしてる私に「これどう思います?」とムエットを渡す。さっき、お試し頂いたのはメンズなんですけど、男女兼用でお使いいただけますよ、と私に言う店員さんの「メンズ」という単語に反応してしまう。
もう一度手首をクンと嗅ぐと、加藤さんの香りがして、甘酸っぱいような苦しいような気持ちになる。
小山さんが気に入ったのは、いかにも彼らしい清潔感のある香り。石田さんはいいの?と聞かれ、私はいいの。と言ったけど、またこのお店に来てテスターを試してる自分の姿が容易に想像できてしまった。やっぱりさっきの頂きます。
加藤さんの香水が入った袋とお揃いの袋を小山さんに渡すとき、「私共の商品は重ね付け推奨してるので試してみてくださいね!」と明るく言う店員さんに、曖昧に笑顔で返して二人でデパートの外に出る。
どんな風にこの場をまとめて帰るかわからずにいたら「ところで、石田さん着物なんですね」と小山さん。ちょっと用があって、と伝えると「すごく、素敵です」と目線をそらして言う。その態度が意外でドキッとした。仕事の時の小山さんは絵に描いたような好青年で、人と話すとき目をそらしたりすることはないから。
でもすぐに向き直り、このあとの予定を尋ねるのはいつもの社交的な小山さんだった。今日は休みだったんですけど急きょクライアントの予定が入って、と言う小山さんは誰かとご飯食べて休日モードになりたいんだろうなって感じた。勿論いいけど...休みの日なのにいいの?と聞いたら、「いや!むしろ!積極的にご飯食べたいです!」とおチャラけて言うので笑ってしまった。小山さんってこんな無邪気な顔して笑うんだなー。
じゃ早速行きましょ!と、近くですから!と、スーツ姿の小山さんと並んで歩く。着物の私に気を使ってくれてゆっくり歩幅を取ってくれることに気付く。夏の昼間にさんざん熱くなったアスファルトがだんだん熱を下げていくような、そんな気配を感じながら。
香水売り場にいる小山さんを眺めて思ったけど、小山さんってカッコいい。足が長くてスマートで。身のこなしが綺麗。喋る言葉も柔らかくて穏やかで。店員さんもテンション上がってるのが分かった。というか、小山さんがいると周りの女性はみんなウキウキするのだ。
と、いうことを食事しながら、オブラートに包んで彼に伝える。
「なんですか~それ。」また小山さんは無邪気な顔で笑う。この笑顔可愛いな。こういう顔して笑う人だと知らなかった。
「石田さんだって。」と言われて不思議そうな顔をする私に、「香水。男の人へのプレゼントでしょ」と告げるので顔が赤くなるのを感じた。「いやいや!違うよ!」とくだけた口調になってしまい、小山さんもそれに合わせて「いやーそんな感じだったもんね!」と言う。「ほんとに!ちが、」の、違う、で急に気持ちがトーンダウンするのを感じた。
「むしろ逆だし....」といきなりしょんぼりと暗くなる私に小山さんは「え、えええ、ごめんなさい!」とおろおろする。「いや、いいのよ、逆にごめん」と謝ると「うわぁ~ごめんなさい」とまた謝るので、自分が情けなくなって「いやもう大丈夫」と横を向く。あーもう、加藤さんに恋してた自分が情けないし、小山さんに心配される自分も情けない。自己嫌悪と恥ずかしさで鼻の奥がつんとした。顔見られたくなくて横を向いたままでいると、
「石田さん」
と、名前を呼ばれ前を向くと、テーブルの上に置いてた私の手の上に小山さんの手が重なった。
実は、デパートの前で石田さん見たとき、なんかいつもと違ってたから。ごめんなさい、言いたくないことだってありますよね。悲しいことあったら僕にぶつけてくれていいですから。僕じゃダメですか?と私の目を見て悲しげに言う小山さんの髪の毛にお店の冷房が当たってフワフワしてるのを見たら、なぜだか実家で昔飼ってたトラ猫を思い出した。
なんで猫?っていうのと、必死な顔してる小山さんがなんだか可笑しくって、ふふふっと笑ったら「笑う?このタイミングで笑う?」って小山さんは力抜けたようなビックリしたようなホッとしたような、微妙な顔をした。
「私が悲しいからって小山さんも悲しい顔しなくていいのよ?」って言ったら 「いやいや、、石田さんが悲しかったら僕も悲しいですから。」と本気半分適当半分みたいな口調で言って「くっしゅん!!」とくしゃみひとつ。さっきから冷房ガンガン当たってるものね、出ようか?と言うと、そうですね、これ以上いたら風邪引くかも、僕すぐ風邪ひくので、、と小山さん。
外に出たらまだまだ蒸し暑くて、暗い空に浮かぶ灰色の雲を見上げていたら、小山さんがさっと私の手を取った。まだいいですよね?もう一軒行きましょ!石田さんが元気になるまで!
茶化してるのに優しさが染みて、今、小山さんに甘えたい気持ちが勝ってしまった。路上で手を繋いだまま、くるっと小山さんに向き直り、そっと小山さんの胸に頭を寄せてみた。「ありがとう。」そしたら小山さんはそっとハグをして、「うん。大丈夫。」と言ってもう少し強めにギュッとしてくれた。
小山さんの腕の中はすっごく気持ちが良くて、思わず「もうちょっとこのままでいたい」と呟いた。小山さんも「うん。」と言って、しばらくそのままの姿勢でいて、パッと離れて、へへへ、、と二人で照れ笑いして、もう一度手を繋ぎなおした。
「僕、慶一郎っていうんです」って言うから「知ってる」と返すと、呼んで?と甘く言われた。けいいちろう、いい名前だね。って言うと、はにかんだような子どもが嬉しがるみたいな、あの笑顔を浮かべてた。私の着物の袖口から、さっきまでとはちょっと違った香りがして、香水売り場のお姉さんが「重ね付け推奨」って言ってたなって思いだした。この香り、好きだな。
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って話!
癒された~。小山さんありがと!
慶一郎の色香にクラッとくる私(石田さんに非ず)がいました....笑
早くアプリ直って~