リアルと仮想

フォートナイト内でアリアナグランデがライブをするイベントを今朝がた家族と一緒にみたら、あっち(ゲーム)がリアルなんじゃないかと思えてきた。自由に行きたいところや行きたい国に行けて、マスク無しで人とコミュニケーションとれて、、、「うわー、もうゲームがリアルでいいじゃん!こんな世界よりあっちの世界が真実じゃん!仮想のほうが生きてる!これからはもう全部これでいいじゃん!」って騒いでたら息子にうるさいから静かにしてと言われた。

 

空中に漂い黄金のハンマーを振り回すアリアナグランデの周りに向かって、自分の(正確に言うと夫の)アバターで近づいていく。羽根の生えた身軽なわたしと、光り輝くアリアナ。

「アリアナ様どこ~!」と、自由自在に空中階段を上ったり下りたりジャンプしたり、アリアナのことなにも知らないのに思わず信者のような気持ちになった。まるでこの世界にアリアナと私しかいないようで。

 

脳内で気持ちのいい物質が生まれ、「まるで、私とシゲしかこの世にいないみたいだったんですよぉ。時が止まってシゲと私だけがいたんです。」と、コンサート会場でシゲと目が合った瞬間について語った友人の口ぶりを思い出した。

 

ゲームしてるときいつもアバターを女の子にしている夫にそのことを聞くと「やっぱり、潜在的願望ってあるんだと思うんだよね。ゲームの中では女の子になりたい」と言われ、そうねぇわかるわ生きるの大変だものねぇ、と、中年男性の心の内をおもう。

それぞれが好きな空間に入り込んで、時折お互い顔を合わせる、休日の我が家ではこの方式で個人の幸せと集団の幸せのバランスが保たれてる。

 

仮想空間の増大で困るのは、バーチャルでは子どもは産まれず人口は減り続けるっていうことくらいか? 仮想世界で生きることがリアルで、現実社会はそのための土台でしかない。そう思う人が増えるのはおかしくない。そもそも、夫や息子がゲームをするように、アイドルオタクも仮想空間のようなもの。政治や社会、もっと大人として俎上にあげなければいけないことがあるのを知っていても、美しいアイドルを愛でるこの気持ち良さには抗えない。

 

お金と、代わりのきく仕事の中での少しのやりがい、ほんの少しの帰属意識、で働いてる私は、アイドルを仕事にするというのはどういう気持ちなのかとシゲに聞いてみたい。マンツーマンで。

シゲというのは、マンツーマンでも普通に話ができそうな雰囲気があり、そこが彼の芸能人としての稀有で魅力的なところだと思う。物事裏表一体で、小説を書く前はそこがアイドルとしてのウィークポイントだったのかもしれない。弱みを強みに変えられたんだな~とサクセスストーリーを見るような気持ちで彼の芸能人人生を見る。

 

ゲームの中のアリアナグランデの長いまつ毛を、シゲの長いまつ毛に置き換えた。バーチャルとはいえ、あの距離感でシゲと接したら、、、『NEWSに恋して』は仮想空間とリアルのうまい融合だったなと、またにゅす恋のことを考える。

シゲはよく、「僕のことは勝手に遊んでいただいたら」というようなことを、自虐的ではなく言う。加藤シゲアキって人の本領(本人が心砕いて仕事してる部分)があって、その周りは好きなように使って遊んでくださいねと言うように。

だからわたしはシゲに提供されたその遊びのフィールドからでない程度に妄想したり、勝手な解釈を加えたりしている。シゲはその辺のさじ加減が絶妙。これは幼少期から人に見られ続けたという環境と、本人がオタクの為、オタクの気持ちが分かるからだろうか。

しかし、シゲのオタクぶりというのは、表層的なオタクではなく、もっと根本的なリベラルアーツ的なものだと思う。答えのない問いを問わずにいられない人間賛歌。

。。。。ついついシゲ賛歌をしてしまう。

友だちとコロナの話をしてて、マスクの話になっても、マスクしてるシゲの話になってしまう。コロナ怖いね、マスク疲れたね、マスクと言えばマスクしてるシゲかっこよすぎない?と。人は善と美に魅せられるものだから、、、、

 

もうこれから仮想空間でいいんじゃない?といいつつ、BTSほどには仮想空間がハマらないだろうなジャニーズには、と思う。BTSを聴くときに感じる圧倒的メジャー感(印象としては子どもの頃きいたマイケル・ジャクソンに近い)がジャニーズにはない。ジャニーズの「子どものころからずっと同じ顔」が与える安心感が世界の人と共有できるとも思わない。安心するんだけどな~。

ジャニーさんの脳内が女の子たちに共有されたことが長期間続いたことが奇跡なんだろう、といいつつなぜか「無念....!」と頭のうえに吹き出しが浮かぶ。

慶ちゃんがバラダンがない木曜日9時にジャニWEB更新したり、まっすーが赤面して耳を赤くしたり、アイドルしてる彼らの人間みに触れると「キャッ♡」っとハートが鼓動する。仮想空間のようで、仮想空間じゃない、その不思議さにわたしは心奪われているのかも、ってちょっと思った。

 

 

コロナにおける、今のモヤモヤした気持ち、自分でもうまく掴めない自分の気持ちを、シゲなら分かってくれるんじゃないかなって、シゲに変な期待を寄せて、でもアイドルでいるってそういうことなのかも、期待されることに応えるというか、、

うまく伝えられない!シゲうまくまとめて!

 

まっすーってこういう気持ち↑なのかな

そりゃ「しげぇ~」って甘えた声でるよね。

わたしも甘えたい!

甘えたいと思うと同時に「甘えたくない!」と思うから、こういう重めなファンになるんですかねぇ~

そういうときは、慶ちゃんが以前どこかで言ってた「すごくない?この時代を一緒に生きてるんだから。」って言葉を思い出す。

ほらうまくまとまった感。

 

「まるで、私とシゲしかこの世にいないみたいだったんですよぉ。時が止まってシゲと私だけがいたんです。」的な経験あったら教えて下さい!わたしも追体験したいので...

 

またね~