DAY2 責任

仕事中パソコンに向かいながらシゲの台詞なんだっけ?と思い出そうとして、メレンゲを泡立て器で必死に泡立てるシゲ(エプロン着用)の姿が脳裏に浮かんだ。

 

小学生のとき友だちの家に誕生日だかクリスマスのパーティーだかに行ったらその家のお母さんが手作りのケーキを焼いててくれて、わーい!って食べたら、思いっきり生クリームに砂糖を入れるのをお母さんが忘れていてその場にいた全員がちびまる子ちゃんのようにサーと縦線が顔に入った、ということもシゲの姿と共に思い出した。

 

人間はなぜ変なことばかり覚えているのだろう。「あなたの人生のSTORY」を求められても、嬉しかったことや悲しかったことより、好きな人と一緒にその人の彼女の家に彼が借りてたCDコンポを持っていった(何故?)とか、どうでもいい想い出が浮かんでは消えていく。友だちは、人間の記憶力の引き出しの数には限りがあるから、あんたみたいにつまんないことばかり覚えてるとあっという間に引き出しいっぱいになるで~(関西弁)と言っていたが、Twitterをみると、世の中の多くの人がそんな記憶を胸にしまいつつ日常を送っていることがわかる。

 

さて、シゲの台詞は「君のこと、かき混ぜたいんだ。」というもので、エロ以外のなにものでもなく、その余波のせいで今朝見た、小山の慶ちゃんから送られてきたジャニーズウェブすら、エッロ!と思ってしまった。他の人の意見は知らない。特に『今回は下にいる曲も多いから』という部分にエロを感じた。そうか下か…と。慶ちゃんの意図は知らない。35歳のエロわせ(エロい匂わせ)を感じた私の負け。

 

シゲは品のある人がタイプらしい。多分に漏れずわたしもGoogleで「品が良いとは」と検索してしまった。切実に、品がある人になりたい。VIO脱毛の話をすると夫が腹を抱えて笑ってくれるので度々身振り手振り付きでVIO脱毛のネタを話す私には無理かもしれない。しかし男性はみなVIO脱毛の話が好きなので、シゲも腹をかかえて笑ってくれることを願う。ゲラゲラ笑ったあとで「品がないよ!」と叱ってくれたら最高。そして私はニヤニヤを抑えきれてない増田さんの顔を盗み見る。

 

昼に「映画みてきていい。。。?」と恐る恐る夫にLINEしたら、「止めた方がいいと思う。地域や家庭の状況を考えてリスクは最小限にしてください。」と返信があり、2秒ムッとして「納得です!」と返事をした。

でも例えばこれがNEWSのコンサートだったら私は自主的な理由で諦めることができるのだろーか。教師や看護士など、自分が罹患することで多くの子どもや病人に影響を与えてしまう職種の人のなかには、行かないという選択を視野に入れてる人もいるだろう。立派だと思う。それが仕事への責任ってことなんだなと。

 

すばらしい仕事だな。CDを聴き、ラジオのていをとった特典映像を見るとそう思う。エンターティメントに対する責任がある、というまっすーに新鮮な驚きを感じた。ソロ曲での歌唱といい、まっすーに対する認識を改めたくなったし、こういう人だったのか、と、またひとつまっすーへの理解が深まった気がする。真面目で律儀で責任感が強くて頑固で愛情深くて涙もろい人なんだろう、と、若干私の夫を重ね合わせてしまう。

 

集められたファンの子からの人生のSTORYや夢を読み上げながら、

素敵な話、素敵な夢、可愛い、ありがたいね、そんなことあるんだね、

と口々にいう四人の優しさと包容力、半端なかった。

「私の夢は手越君に直接会って『大好きです』っていうことです」って音声に、「いまきいたよ~!」と柔らかく言う手越君と、そうだね!って相槌をうつメンバーからは、ジャニーさんが戦後日本で夢みたことが、しっかり受け継がれていることを感じ、ジャニーさん見てますか、と話しかけたくなった。

しかし、四人とも性格がいい。一般人で顔が良くなかったとしてもこの優しさがある男の子だったら私好きになってしまう。

 

「夢はシゲの前髪になること」って子がいて、それなら私はシゲのMacになりたい、と思った。少々ストーカーっぽいので採用はされないだろう。

シゲのMacになってこまめに原稿上書き保存してあげたい。スクリーンに頭をかきむしるシゲや、真剣な目でこちらを見るシゲ、頬杖ついて考え事するシゲを映したい。そして最後の一文をうちこんで、カーーン!とエンターキーを強めに叩くシゲを拍手で称賛して速やかに担当編集者に原稿を送付する。「終わったー!Macちゃんもお疲れ!」と伸びをしながら言うシゲに、「お疲れさまでした!ゆっくりしてください!」と声にならない声をかけ電源オフされたい。できればコーヒーを淹れてあげたいけど手足がない。

 

べちょべちょした雪は心を沈ませる。くだらない妄想は心を和ませる。

春よ、早くこーい。