書かないわけにはいかない、昨日のテレ東音楽祭2021について。
互いの業界で独自性を貫く2者のタッグは今年も健在、いや過去イチの出来高。
直前に流れた番組公式アカウントを見て「はっ、白シャツ着用....これは来る...録画最高画質に変更だ!」と動こうとした瞬間に始まった。
スタジオのセット、キャスターたちの隣に行儀よく座る3人。スーツに眼鏡。
全力脱力タイムズ? 違う、ワールドビジネスサテライト。
デスクに座る5人(キャスター+NEWS)が揃ってお辞儀。「なんて心が強いんだ!」と司会の太一君。そして始まる♪たらららんたらららん♪おなじみのイントロ。マイクを手に持ち、席から立ち上がりながら「ヘンザプチョヘンザ」とラップするシゲ。3ピーススーツ。小山も増田も立ち上がる。小山が「さぁ踊りますよ!」とニュースキャスターに呼びかける。いつの間にか合成でWBSの席に現れた太一・広末に近づく3人。小山が「お邪魔しました!すいません!」と一礼して画面からはける、それに続く増田と加藤の小走り。
3人がはけたあと、キャスターが「ニュースはまだまだ続きます。続いてはこちらです。」と言うと、画面が変わりBURNのスタンドマイクと3人。
眼鏡を外しジャケットを脱いでネクタイを緩め、シャツを腕まくりの増田。同じく腕まくりし腰にジャケットを巻いてる小山、加藤はジャケットから白いシャツをのぞかせ、襟元のネクタイは完全に解かれている。
そして本日リリースの「BURN」を完璧に歌い上げる。
腰を軽く曲げ、足を開いて歌う増田。細身のパンツ。なんかもうすべてがズルい。言葉にならない。
小山の色気。会社にいたら事件が起きてしまう。巨額の詐欺が行われそう。指でバーン☆したところでくるりと後ろを向く慶一郎。増田の熱唱を引き立てるクールな後頭部。大人の色香。自分が綺麗に見える姿勢を知ってる。セクシーエグゼクティブ(上級管理職)
シゲ。もこもこの前髪に白ワイシャツ紺ジャケット。「宮下草薙の衣装に似ている」と一瞬思ってしまったのはシャツの下に着たインナーのせいか。夜の8時に加藤の鎖骨はお茶の間に出せないと上層部が判断か。致し方ない。
WBSとコラボときいて、「え~ じゃあスーツだったりするのかなぁ♡」と期待半分、あまり期待しないように抑えてた心を「いいんだよ、解放して。ほんとはこれが見たかっただろ?」と含み笑いで見せつけてくる。シゲなんか片方の口角あげて「好きなんだろ?」って言ってくる、間違いない。くだけたスーツ姿のまま。好きだよ、悪い?
「好きだよ、悪い?」って言ってシゲのネクタイをつーーっと引っ張って抜き取りたい。
なぜだろう、口を大きく開けて歌う増田と小山の後頭部が目に焼き付いて離れない。黒髪の増田の硬質さ、柔らかな小山の茶髪。二人の声が重なる。なんて奥行きが深いんだコヤマス。コヤマスの虜になりそうだ。小山のスタンドマイクに這わせた手よ。それにしてもまっすーよ。あれは反則じゃないか。なんなんだまっすー。
しかし私はシゲ担。加藤のネクタイをつーーーーっと引っ張って抜き取って、襟元のボタンに手をかけたい欲望が抑えられない。いや、加藤の事だから、自分からボタンをあけて、左手で自分の首の右側を触り、眉毛をあげて「....なに?」みたいな顔でこちらを見てくる。いやボタン開けとるやないか!そうか、白インナーは結界だったのか。
あまりのカッコよさに隣家に聞こえるほど「ぎゃーーーーー!」と悲鳴をあげた。CMになり夫が「洗濯洗剤生乾きでも臭くならないのに変えたほうがよくない?」と私に言ってくる。なぜ今それを言う?
「村上いる?どの人?」と、月曜から夜ふかしのヘビーウォッチャーなのに歌ってる時の村上君を識別できない息子。「村上、じゃなくて村上くんでしょ」と礼儀に厳しい夫が言う。なぜこの人たちはあの3人を見て平気でいられるのか?と思いつつ「村上君は左から2番目。」と教えてあげる。「松本伊代の両脇で踊ってる2人組って名前あったよね?なんだっけ?」という夫の質問に昭和の記憶をたぐり寄せ正解を教えてあげる間も私の手は勝手に動き、Twitterに呟くことを忘れない。
そして朝になり、昨夜のギャーーーー!の余韻はスッと体に入り、じわっと沁みてきてるのが今。
NEWSはギャーーー!ってなったあとにスッと体に入ってきて、じわっと広がる。
これを潤いというのだろうか。
じわっと広がって優しさに変わっていく。
でも思い返すとまたギャーーーー!ってなる。そしてまた沁みる。
料理した煮物は熱が冷める時に味が染み込むと、教えてもらったことを今思い出した。
煮物なら美味しく仕上がってることでしょう。
6月30日発売のNEWS27作目のシングル『BURN』。
正真正銘の名盤。文句無しの傑作。
数年のスパンで「新生」が訪れることで有名なNEWS。
しかし彼らは生まれ変わってるわけでない。
NEWSとは、変化に挑戦し続けるグループ。故きを温ねて新しきを知る、混沌から新しいものを生み出せる、まさに「NEW」Sだと、命名したジャニーさんの慧眼もしくは預言者ぶりに畏怖の念を禁じ得ない。(実際はNorth East West Southの略だが、あの奇跡的なセンスの持ち主のジャニーさんにしてはあっさりとしたネーミングに深い意味を感じずにはいられない)
やばい、とにかくやばい。
語彙を失うやばさ。
どの曲もいい。こう来たのか!という嬉しい驚き。
歌の世界のなかで軽やかに美しく舞い歌うNEWS。
全方向に振りかぶって、そのすべてがヒット。
美しさと強さを兼ね揃えた「BURN」
まるで加藤シゲアキの小説のように展開する「鳴神舞」
日本人の琴線に触れる旋律の「神様になりたいわけじゃない」
声が重なり合って透明に揺れる「FLY HIGH」
スタジオレコーディングの音源のままの「Champane Gold」「BURN」
埋もれることも目立つこともなく、3人の声が重なり合い、いったりきたりする。
増田と小山の声に、加藤のファルセット。
まるでアイスクリームの上にエスプレッソがかかってるみたいに甘くほろ苦い。
上手い例えがみつからない。
健康で幸せならもうなんでもいい、メンバーとファンに言いたいことは尋ねられそう答えたシゲに同意しかない。
鳴神舞のシゲのパート「前人未到のその先」のその先!
「鳴神舞の小山のところ、いいよ」って本人にメールしたまっすー、わかる。それだけ伝えたくてメールしたい。
初回盤ABと通常盤を買うと、STORYその先へというストリーミングを見ることができる。これがすごい。見たかったものが全部、ぜーーーんぶ入ってる。メイキングかと思いきや、一筋縄ではいかない驚きを最後に仕掛けてくるNEWSに脱帽。
心の中にたまった熱を放出したいのに、 NEWSが良すぎてうまく言葉で言えない。なんてもどかしい。だれか天才に萌えを語りつくして欲しい。人と会って話がしたい。
書いてるうちに迷宮入りしてきた!
まずね、眼鏡かけてニコニコして席に座ってた、Beforeのシゲちゃんが可愛くて。またそこからぐるぐると魅力の迷宮入り。。。