ゆずこんぶおいしい

アイドルのもつ一瞬の輝きと永遠の力について考えるblog

錦戸君のライブビューイングに行った話。

錦戸亮君のNOMADツアーファイナルのライブビューイングを見てきたので感じたこと忘れないうちにメモっておこう。

 

こういう気持ちにさせてくれてありがとう、ってお礼言いたい気持ち。

映画館の暗闇の中にいたのに、午前中のカフェの窓際の席に座っているような気持ち。

一言でいうと、しっくりとした。心にぴったり収まった感じのする時間でした。

 

わたし、20代後半の時に「好きなことをしよう」と思って転職したのですが、お給料が少なくなってボーナスが無くても、好きなことをしてる毎日が楽しくて。毎朝うきうきと目覚めて出勤前に近所のカフェでコーヒー飲みながら今日どんな仕事するか考えたりした、あの時の感覚がスクリーンの錦戸君見たら新鮮なまま戻ってきました。そして「自分の信じる道を行くのみ、だったよなぁ」と今に繋がる当時を思い出していたら、最後のほうで錦戸君が、「自分の信じた道を進むだけ。ビビってますけど。」と同じことを話してて、そうだよねぇと思いました。

 

錦戸君はとても楽しそうで、自分自身にしっくりきてる感じが伝わってきて、こっちもニコニコとずっと微笑みながらスクリーンを見てました。前向きでやりたいことに全力で向ってる人を見るのは気持ちの良いものです。人生は一度きりなんだから、好きなことをすべきなんです誰でも。

 

ほとんどが知らない曲だったけど、まるで錦戸君が書いたエッセイやブログのような歌で、歌詞の全てが聞き取れるわけでもなかったけど、こうなんていうか、彼の言いたいことは分かる、そういう歌でした(すごくぼんやりしてる感想...)翻訳された知らない外国人のエッセイの中にハッとするフレーズを見つけた、みたいな。より伝わらない例え。

 

元々彼の顔やセンスが好みなので(タレ目の甘えん坊の男前しかもセンスがいい)、ひいき目入ってるけど、歌ってる錦戸君にはカッコ悪いところが無かった。でも別にかっこつけてるわけではなく、ご本人も重々ご存知ぽかったけど、天性の何かが溢れていた。

 

観客からは「りょーーちゃーん!」「かわいいー!」「がんばれー!」などと声援が飛び、時には唾を飲み込む音にさえ気を配る程の静寂が訪れるNEWSのコンサートを主現場にしている私、歌との落差を感じたけど、おそらく錦戸君のファンの人はあと30年たっても「りょーちゃーん!かわいい!がんばれー!」って言ってると思う。好きな人(しかもああいうタイプの男性)ってなんでもいいから声かけてちょっかい出したくなっちゃうじゃないですか。

 

そのファンへの接し方がプロだった、錦戸君。深く考えなくても、ちょっと...と思うと思うんですよキャリアの長い35歳男性が「かわいいー!がんばれー!」って言われるの。そのことへの含みと、でもありがとう♡のバランスの良さに彼のセンスが現れてた。綾小路きみまろのライブみたいだった、きみまろのライブ行ったことないけど。あの「りょうちゃーん!かわいいー!」な観客とのやりとりはもはや芸風でやっていって欲しいとまで思いました。(しかし、私もライブビューイングのスクリーン越しに『りょうちゃーん!』と呼びかけてしまいました。求められたので。)

 

さすが数十年可愛い可愛いと言われ続け大人になっただけあるというか、この錦戸君の体力気力は彼の長年のジャニーズ事務所生活で培われたんだなぁと感じ入りました。僕が高校生の時、あ、僕高校1年しか行ってないんですけど。と、高校1年間しか行ってないのにこの知恵、芸能ストリートで培われたものだと思うとより感慨深いです。

 

私自身が前のめりな人間なので錦戸君の気持ちは理解しやすいのですが、かと言って、関ジャニと錦戸君に対してはフラットな目線でいることを心がけているのが自分でも謎です。ファンではないのですが、なんだろう、リスペクトかつ見守りたい、みたいな。

 

話題になった関ジャニセブンイレブン限定のバーベキュー映像、私も観ました。その中で、5人が錦戸さんがいるころのバラエティー収録の際のゲストの発言に触れ、錦戸さんはどんなふうに(あの話を)きいていたのか、(カメラに)抜かれてたよね、錦戸さんに響いたんやろか、俺もそう思ったとおのおの言い、大倉君が、響いてないと思う。自分の考えは間違ってないと思ってないとここまでの行動はできない、と言ったところ、良かったです。5人から日本人男性の美徳を感じました(優しさとか、気持ちの良さとか、人の事を悪く言わないとか)

 

大倉君と横山君が肉を焼き、席から動かない村上君と丸ちゃんに、私も「こういう時に大勢で行ってもな」ってひいたポジションにいるタイプなので親近感を覚え、丸ちゃんのネタに皺だらけで笑う村上君にキュンとしました。それはさておき、丸ちゃんは同窓会の事を『同じ窓から見てた』と表現したり、安田君の作った曲のギターの旋律とリズムが単調なのが良い(道を歩んでいく的な意味合いで)と気付いたり、その感受性の豊かさに感銘を受けると同時に、感受性が豊かだからシゲの良さに気付いてくれたんだな....尊い...ってなりました。

 

この特典映像を見て私は「最終的にはメンバー同士の絆と、ファンとの絆ってことなのかな、アイドルって」と思ったんですけど、今日の錦戸君見て、いやそうでもないな、と思い返しました。

アイドルグループのメンバーも、個人なんですよね。

一人で立ってる。

何かの音楽番組で『友よ』を歌う関ジャニに、あら、横山君や村上君や大倉君がこんなに必死な顔で歌うの初めて見たわ。って思いました。友よ、って言ってたけど、一人一人だった。

錦戸君も、ファンやサポートメンバーと一緒だったけど、一人だった。

私はそこから何かを読み取っただけ。そして応援というより、ありがとうと思ったし、錦戸君今まで生きてきてほんと良かったね、ってどういう目線か不明だけど思いました。

 

ライブビューイングの隣の席が、私と同じく一人で来てた高校生の女の子で、始まる直前まで参考書片手に勉強してました。錦戸君がスクリーンに現れたら息を飲んで、歌の最中も泣いてて、ほんとに好きなんだなぁって微笑ましかった。ライブ終わって映画館の明かりがついて、なんとなく顔見合わせてどちらからともなく「良かったですね!」って声かけあいました。良かった!ってその子に言いたかった。そしたらその女の子が「受験生なんです」って、始まるまで勉強してましたもんねって私も言って、また、良かったですねって二言三言交わして、「お勉強頑張ってくださいね。」って言ってお別れしました。彼女が「わたし、ずっと泣いちゃいました。」って言うのきいたら、涙腺固いはずの私も涙がぶわっと来て。もらい涙なのか、その子の感情が美しかったせいか。

人はみんなひとりだからこそ、こういう交流がすごく嬉しかったりするんだろうなぁ。映画館の会場は小さい子や家族連れもいて、ほのぼのとした雰囲気でハッピーな感じでした。昼間の公園でのライブみたいだった。

あの女の子にとって、受験の合間に一人で錦戸君のライブビューイング見たことと、隣のおばさんと話したことも記憶に残るんじゃないかな。私同様に。

錦戸君、35かー、自分のこと可愛いと思ってる35より、おじさんでごめんねって思ってる35の方が良くないですか、みたいなこと言ってたけど、35でも45でも50でも何かをはじめるのに遅いことはないし、そんな姿を見て背中を押してもらえる人がいる限りは誰でも誰かのアイドルなんだと思った。錦戸君が可愛いのは天性もあるけど、人から愛されるような魅力的な人間になりたい、と言えるところにもあるんだろうなとも思いました。

 

そんな感想です。よい時間でした。