中毒性が高い、ジュニアの未音源化曲のざっくりした紹介。

ジャニーさんはステージこそすべてでテレビもCDもそれほど重きを置いてないというのは、数々のCD化されてないジュニアの名曲の存在を思い返してもそうかもな、って説得力を持つのですが、やっぱり勿体ないですよねーーーー。

今日は、そろそろCDデビュー!と言われて久しい最近のジュニア界隈における未音源化楽曲の中でもこれぞ!という曲を紹介したいと思います。今週の少クラでHiB HiB dreamを見てまたジャニーズに驚いたので急いでまとめてみました。では、さっそく失礼します。

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1.  HiB HiB dream (2017)  作詞:ENA☆/曲:Takuya Harada、Christofer Erixous他

ジャニーズWEST小瀧君(身長184cm)の後ろから出てくるB少年の身長推定160cmの金指一世君が「浮かび上がった空を舞い儚くも消える~」とバラード調に歌い、その周りを藤井直樹君が幻想的に踊る姿で始まるこの曲....今週8/11の少クラ初披露をみてたまげたんですけど何この曲~!

そこから曲調が変ってちょっとブロードウェイ入った感じでB少年の残り4人が出てきて、また曲調が変ってローラースケートはいたHi Hi Jetの4人が登場。とにかく曲調が変わり、拳突き上げてこの曲のキモ「High High High High B B B B HiB HiB dream」に繋がってきます....って書いても全然伝わらないですよね!?ハイハイハイ!ビー!ビー!ビー!ハイビー!ハイビー!ドリーーム!って書いても伝わらないですよね....私にはこの曲の狂気的な凄さを伝える筆力がないです。ENA☆さんの歌詞も「片えくぼ」「救出作戦」「駆け込んできて」(駆けてきて、じゃなくて駆け込んできて、なのが狂気を感じる)「デンジャーデンジャースーパーゲット!?」パワーワード満載。実際のサビは「デンジャー以下略」かもしれません。「デンジャーデンジャースーパーゲット!?」にかぶせ気味の(スーパァーゲェーー)と金指君のフェイクが入るのが堪らないです。

 

 

2. スペースジャーニー(2017年)作詞:EMI K.Lynn/作曲:馬飼野康二

2017年夏を代表するこの曲。KingとB少年を中心とした絶賛推されジュニアたちがキラキラした粉を振りまきながら歌唱するこの曲を見てるとなにか脳内で麻薬が生まれてくるのを感じます。実は前回だったかの少クラでパフォーマンスされたこの曲で「ジュニアの未音源化曲のヤバさ」に気付いたのですが、時を置かずしてHiB HiB dreamにとどめをさされるとは。ほんとジャニーズ恐ろしいです。

馬飼野先生の流れるようなメロディーもさることながら、EMI K.Lynnさんの歌詞が絶妙で。ちょっと抜粋させて頂くと、

飛行機雲を追い越し( Together !) 大空へ Fly Away !  抱きしめて夢を(Go Start !) メロディーに乗せて(Music !) 運んでいくのさ天の川(Together !)  飛び越えてMoving On !   感じよう風を (Wing Wing !)  旅立とうキミも (With Me !)

 

私以前にジャニーズのデビュー曲を作詞したらこうなるっていう例を記事にしたのですが、ジャニーズという概念を正確に表した素晴らしい歌詞だと思います。そうか、飛行機雲と天の川か....

 

yuzukonbu.hatenablog.com

 

 

3.サマーステーション(2015年)  作詞:Komei Kobayashi/作曲:馬飼野康二

サマーステーションって何?って思いますがこれもスペースジャーニー同様、テレビ朝日の夏まつりのテーマソングなのです。だからサビは「サーマーステーションいますぐおーいでー」つまり、六本木のテレ朝のイベントに来てね!ってことです。営利的な目的とアイドルの夏ソングのキラメキや切なさが合致したジャニーズらしい一曲です。営利的な目的....で思い出されるのが、同じくKomei Kobayashi&馬飼野コンビによるHey! Say! JUMP(そろそろこのワードもPCに単語登録した方がいいかもしれない、毎回打つのめんどくさいですジャニーさん)の名曲『Come On A My House』で繰り返される「Come On A My House 彼が好き」.....カモナマイ ハウス カレーが好き.... わっ!ジャニーズ事務所ハウス食品の長年にわたる蜜月関係!この曲のこと考えるだけで私カレー食べたくなりますから相当な洗脳効果です。

しかしそうなると、Kobayashi氏が歌詞を担当したセクゾのバィバィDUバィがアラブ首長国連邦のタイアップ曲でないのが謎めいてます。

 

 

4.勝つんだWIN!(2015年)作詞:ケリー/作曲:Takuya Harada、Niklas Edberger

Mr.King vs Mr.Princeでの曲。実際聴くまでは、同じくケリー氏作詞、Sexy Zoneの『待ったなんてなしっ!』みたいな、忍たま乱太郎的な(スチャスチャスチャ、○×なんかじゃ決まんない~♪ ゴーゴーフー!)って感じの明るく可愛い曲だと勝手に思ってました。ところがどっこい、なんか、「ジャニーズジュニア戦国時代を制するのは誰だ!?俺だ!!」って感じのすごい迫力と気合に満ちた曲なので驚きました。途中でboast(ラッパーがするみたいな自分のことを誇張してアピールするやつ)しそうな勢い。グルグルとフォーメーションが変わり、曲中6人が一列となるとことは「さあ!俺に投票しろよ!」と呼びかけてるみたいだ。

私、Kingの3人って仲が良さそうではないな~大丈夫かな~と思って観てたんですけど、最近見方変って「王位継承権を狙う三人の王子たち」に見えてきました。すごく魅力的。Kingの王宮のカーテンみたいなゴージャスな衣装も納得です。

HiB HiB dream同様、(おそらく)北欧の作曲家チームによる原曲を日本人のHarada氏がジャニらしく構成してるのだと想像するんですが、2年前のKingとPrinceが対立構造を与えられてたのに対して、Hi Hi とB少年がどのような構造になっているのか興味深いです。

メインがユニゾンで歌ってるあいだ、一人(もしくは複数)が別の歌詞を別のメロディーで歌うのを専門用語でなんというのでしょう?私これがすごく好きなのです。曲に厚みや説得力が増します。今回あげた曲の多くで採用されてる鉄板の様式です。

 

 

5.Prince Princess(2016年) 作詞:久保田洋司/作曲:Carbone Joey、Ryoma Kitamuro

Kingが王位の座を狙う王子なら、Princeは3人で協力してこの国を治めていこうとする王子たちでしょうか。叙情的で可愛い詞なら名門の、久保田洋司氏による、心底自分を肯定できる応援ソングです。この曲聴いてると自分が就職活動中の女子大生になった気分になって、頑張ろう!って思えます。Princeの3人はルックスこそバラバラですが、優し気な感じが共通しててとてもこの曲に似合ってます。よく着てるピンクのスーツもとても良い。

 

 

6.Hi Hi JET(2015年)作詞:セリザワケイコ/作曲:MiNE、 Atushi Shimada 、 Cristofar Erixon

それではお聴きください、Hi Hi Jetで『Hi Hi JET』!という、ジャニーズ伝統の、グループ名イコール、デビュー曲名を踏まえた名曲。疾走感とフレッシュと驚きに満ち溢れてる。チュンチュンチュンチュン(シュンシュンシュンシュン)という特徴的なイントロと共にローラースケートで滑り込んでくる少年たちに驚嘆して「ジャニーズって実はすごく面白いんじゃない?!」って私がジャニーズについて考えるきっかけになった曲です。最初にあげたHiB HiB dream同様に中毒性が非常に高いですが、作曲に参加してる Cristofar Erixon氏の作家性かもしれません。

私この曲をジャニオタの皆さまがどう評価してるのか気になってジャニーズ楽曲大賞を検索したのですが、耳から離れない/頭から離れない/耳にしたのはジャニーズワールド一公演のみ、にもかかわらずメロディが頭から離れない/頭に一度入ったら終わりという中毒性の高さを挙げる方が大勢いるのに加え、次世代の幕がいよいよ開いた/全てを無に帰す無意味の塊、なのに未来を拓きまくっている/時代を象徴する一曲になりうる名曲!/「ああ、自分はジャニーズが好きなんだな」と再認識した、と時代の目撃者といった感慨さえ浮かび、ほんと JetなDoするLIFEなう! です。

 

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以上、名曲ばかりですが、今現在CDになってる曲はひとつもないという.... これこそ一番のテーマだと思うのですが、こんな名曲が時間と共に埋もれてしまうのはあまりに勿体無い。名曲が過ぎて紹介するのが疲れてきました。未音源の名曲って持ってるパワーがすごいから....

あと、書いてて思ったのがいつ事務所に入るかってタイミングも重要ですね。ジャニーさんの力の入れようからして上にあげた4つのグループを中心としたメンバーで次のデビュー組の構築は考えてると思うのですが、いつ何歳で入所するか、同時期に入所する子は誰なのか、それはもうほんと運なので、ジュニアの子はすべからく良い運が付いてて欲しいって思いました。 

 

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HiB HiB dreamの躍動感!

ananの横山さんにまつわる雑感。

ポツリポツリとTwitterで呟いてる私ですが、今日水曜日の朝はこう呟きました。

 

 

その数時間後、

 

 

これだけみるとわたしただのエロい人です。

ちなみに、夢の中の錦戸君は他の人も乗車してるなかで、あの照れたような嬉しそうなニヤケ顔でうつむき加減でこちらの手をそっと握ってきた様子が大変可愛らしかったことをお知らせします。

 

さて、横山くんのan anですが、やっば!!

コンビニの店員さんが袋に入れるのに難儀してて(表紙を表向きの状態で)恥ずかしすぎて「袋無しでいいです!」って言ってカバンに裸の横山くんをねじ込みました。仕事中もA4サイズのカバンから「愛とSEX」って文字がチラチラしてる気がして落ち着かなかったです。帰宅してページをめくるたびに「きえええぇーーーー!」と脳内で叫びました。横山担さんは大丈夫ですか?!体も顔も美しくって色っぽくって震えてきます。

 

図らずも、関ジャニのお二人に女性ホルモン活発化して頂いたわけですが、なんかこの距離感がいいのよね、関ジャニと私の。笑。

DVDも何枚か持ってるし好感を持ってるけど、そこまで人間性をよくは知らないという距離感が。セクシーなのって「私はこの人とこんなことをしている…」って時じゃないですか?この人ってこんな身体でこんな表情もするのね…って知るときが一番高まると思うんですけど、どうでしょう?

横山さんって、アイドルしてるときはいつもなんか半笑いというか恥ずかしそうにしてて、ジャニーさんに「ロシアっぽいからYouの芸名はヘンリーにしようか!」と言われたり、バラエティーでゲスな話に爆笑してたり、綺麗な顔だなと思いこそ、私のなかでセクシー要素はあんまりなかったのですが、今回のanan には、えっ、横山さんったらこんな顔するのね!が詰まってて最高です。23ページの手の入り方ご覧下さい!きええぇぇー

 

これが自担もしくはNEWSメンバーだと思うと恥ずかしくて観てられないと思うので、横山さんの距離感でちょうどいい。増田さんの美的でのプール写真も恥ずかしくて直視できなかったのでー。

 

この近すぎると恥ずかしい感覚って、結婚するとセクシーが薄くなるぶっちゃけセックスレスに繋がるのかなって今ふと思いました。「家庭は楽屋」って友人が言ってたのですが、ノーブラのひどい格好で大股開いて煎餅ボリボリ食べれる安心感こそ結婚の醍醐味だと思ってて、VERYに出てくるみたいな「薄化粧と可愛い部屋着で夫を悩殺」してる妻なんているのかよ~ってアイス食べながら思ってたんですけど、やっぱりいるのでしようね。

 

手越くんが「女の子は可愛くしてほしい」って言うのには慣れてしまってハイハイてごにゃんわかったよ~って聞き流すことが多かったのですが、横山くんにも同じようなこと言われて、(そうですよね!すいません!努力を怠っておりました!)とちょっぴり反省しました。やっぱりこう、セクシーでいたいって思う向上心は大事じゃないですか。

目標は、少クラの観覧に当たったとしても、うちわで顔を隠さず堂々と顔だしする中年女性になることです!少クラ観覧に年齢制限があるのかは知りません!笑

……NHKホールの後ろの方の観客って、せいせいと顔を出して応援に励むファミリーの女の子たちとの対比が激しい時がありますよね。

 

すいませんまた話が脱線した。

 

で、ふと思ったんです。私は今40代前半だけど、いつまでan anのセックス特集でうわー!っとなるんだろうって。今回は横山さんだから買いましたけど、50になってもこれが買えるんだろうか?60になっても?

 

氷川きよしが好きだった当時90歳の祖母が「きよし君はいつまでたっても初々しくてデビューしたての顔しててそこがいいの」と言ってたこと思い出しても、人間は枯れるということがないのかなぁ。その夫である祖父は大晦日に「藤あや子を一回抱きたい」と発言して紅白見てる家族を凍らせてたけど、そういう色気があった頃はまだ元気だったもんなぁ。

「うちのおばあちゃんはアキラ100%が好きでテレビであんな男前の綺麗な裸がみられるなんて良い時代になったと言い、そのうちちんちんを見せてくれるかもしれないとTVの前で楽しみにしてる」というTwitterの呟きを見て微笑ましい気持ちになりました。わたしもそんなおばあちゃんになりたい。

 

ほんとにアイドルの裸でキャーキャー言える世の中で良かったです。無理矢理絡めていきますが、本日中部地方ではシゲが司会したNHK広島『いのちのうた』が放送されました。TLに流れてくる画像に、2017年の夏にNEWSとシゲのファンで良かったな~ってしみじみ思いました。この平和がいつまでも続くように私もしっかり行動しないと。全国放送は来週17日の深夜です。是非観てください。

 

さらに蛇足ですが、

ananのグラビアを飾ってほしいジャニーズは、V6坂本くん、WEST桐山くん、エイト丸山くん、JUMPゆうやが有力だと思ってます、私的に。どうやって女性を抱くのか興味がある。丸ちゃんはそんなキャラじゃないだろうけど溢れでるフェロモンをマガジンハウスがほっておくわけがない。

NEWSシゲは抱かれたい男というより、『抱きたい男』のカテゴリーです。

深夜のテンションで書きましたがどうしよこれ、アップするかな、、ま、いいか。

 

横山さんのananでの仕事ぶりとシゲのいのちのうたでの仕事ぶり、歌いっぷりは2017年夏の必見だと思います!ではまた!

John Hiromu Kitagawaとジャニーさん:「ジャニ研!」読書感想文

 前々回、戦後日本とアメリカとジャニーさんに興味があると書いたら、記事を読んだ方から「ジャニ研!」(原書房)という本をお薦めされたので早速読んでみました。*1

私がぼんやり思ってたことがしっかり文章になってて、とても面白かったです。特にハッとしたのが、ジャニーさんについてこう述べた箇所。

彼は戦争に勝った国から敗戦国にやってきた進駐軍の一員であって、まず日本のこどもに野球を教え、次にポピュラーミュージックという芸能を教えた。この二つはアメリカを代表する文化ですよね。彼は合衆国から日本人たちに民主主義文化を教えに来た人間なのだ、とわれわれは考えてみることにしました。こう考えるといろいろと腑に落ちるところがある。

 

そうだった、ジャニーさん、本名はJohn Hiromu Kitagawaというのだった。

 

ジャニーさんはアメリカ人

Johnny'sって英語で書くたびに違和感がありません?ほんとはジョニーズですもんね。Johnがジャニーさんになることで見えなくなった部分って確かにある。例えば、私たちオタが「トンチキ」と言って片付けるジャニーズ的なもの.... ジャニーズミュージカルだったり、衣装だったり、グループ名だったり。

とりわけ、時に私たちを唖然とさせるジャニーズ独特のジャポニズム。例えば、太鼓叩きがジュニアの必須科目だったり、滝沢歌舞伎の変面だったり、光一君の階段落ちだったり、スシ食いねぇ!だったり、忍者だったり、関西文化への思い込みだったり、あれが「アメリカ人が考えた日本」ならば合点が行きます。

あれらは単にジャニーさんの素朴な誤解によるもの(例えば中国=パンダみたいな)で面白くしようとか、狙ってやってるわけではないのですね。ジャニーさん自身もよく「僕はアメリカ人だから」と仰ってますが、あのルックスとキャラとニックネームのせいで意外と見過ごされがちな気がします。私もこの本で改めて「ジャニーさんはアメリカ人」と気付きました。

余談ですが、『ジャニ的オリエンタリズムの結晶、忍者のデビュー曲「お祭り忍者」(1990年)のコンセプトはおそらく、美空ひばりジャネット・ジャクソン。曲もダンスも色んな意匠を取り入れて大変なことになっている』とあり、

非常に意欲的であったが、当時はジャニーズという超個性がまだ世間に受け入れる耐性が付いておらず、ジャニーズ的にもまだこなれていなくて、時代的にも理解不能のレベルでシリアスに提示されてしまったんじゃないか、と。

と述べていたのがウケました。 私も当時、これをどう理解していいのか戸惑い、キレキレのパフォーマンスに恥ずかしさすら覚えてギャグにせずにはいられないというか、そういう感じでした。あの頃は「外国人からみた日本」というのがまだこなれてなかったんですねきっと。でも今なら大丈夫!この三十年弱でジャニーズへの耐性バッチリ。2020年を見据えてそろそろ和風が来ると思ってます。

 

 

なぜジャニーズランドができないのか

ジャニーさんのメンタリティは、ワシントンハイツに住んでたころのJohn Hiromu Kitagawaのままなのではないかと本では述べ、その理由として、ジャニーズランドを作らないことを挙げていました。もしジャニーズがジャニーズランドを建設し鉄道を引いて宅地造成をするなら経済効果いくばかりかと思いますがそんな気配はありません。まぁこれは洒落の範疇だとしても、ジャニーズは客席数703席のグローブ座の他には常設劇場を持たない。(その規模からいっても、グローブ座は稽古場のようなもの、と筆者は述べています)あの規模の売上があるのにこれってけっこう不思議。

 

宝塚もウォルトディズニーも自分たちの街を作ることを目標としていた(実際、宝塚は鉄道を引いた*2)ことや、LDHEXILEの事務所)が中目黒に関係施設をバンバン置きEXILE村化したり、ダンススクールを全国各地で開いたり、多角的企業化して自分たちのテリトリーを広げていこうとしているのと対照的。つまり、宝塚の創始者が持ってたような、芸能と都市開発を結びつけるような発想をジャニーさんは持たない。

この本ではこれらの理由を、アメリカ人のジャニーさんは日本に定住するつもりもなく、国家とか政治とか領土とかに興味がないからだとしています。

面白かったのが、EXILEの「ベンチャーで、男らしくて、こだわりがあって」みたいなものは基本は大和魂に根差した感覚。石原慎太郎氏が東京五輪誘致のポスターにEXILEを使ったのと同様。長身でガタイのいいオトコが美しいという感覚含め、石原氏やEXILEが持つ感覚はジャニーさんにはないと述べた箇所。そして、

ジャニーさんがやりたかったのは、本当に純個人的な欲望に基づいていて、政治的なところがほとんど感じられないよね。一生マイノリティというか、成り上がる感覚も薄いし。このあたり彼の複雑な出自が関係してるのかもしれませんが....。

ジャニーさんも2020年の東京オリンピックには並々ならぬ熱意がおありのようですが、それは国家的な話でなく、ごく個人的な思い入れからだというのはジャニーさんの言動から何となく伝わってきます。

 

 

メジャーなのにマイノリティ

上で述べられてた、ジャニーズのマイノリティな感覚すごくよく分かる。特に少クラを観てるときに感じる秘密結社感。ジャニーズというのはタレントもファンも、ジャニーさんというマイノリティな人間の感性を共有することなのだなと思います。

筆者たち(3名の方でこの本は書かれている)曰く、ジャニーズの凄さは一つの事務所で男性アイドルをまかない続けたところにある。汚い手を使ったこともあっただろうが、それ以上にアイドルの発掘と成長に結果を残し、160センチぐらいの華奢な人がカッコイイという美意識を植え付けることができたのがすごい。ジャニーズがなければ日本のイケメンは石原裕次郎加山雄三のイメージのままだったかも。戦後日本の男性のルックスに対する美意識を書き換えてきたのがジャニーズ。

 

少し話変わりますが、美意識の変化同様、恋愛においても男女関係の変化をもたらしたのがジャニーズだと私は思ってて、ジャニーズソングの中で歌われる恋愛のなにが私好きかって、男の子と女の子が平等なことなんですね。オラオラしてる曲もあるけど、本流は「君はそのままで素敵だよ、いつでも君の味方だよ」って歌だと思う。これが戦後日本の歌謡史にジャニーさんというアメリカがもたらした民主主義だとしたら面白いですね。

今やそれ(男女平等や、男はマッチョでなくてもいいという考え)はもうマイノリティーではないのかもしれないけど、今の世の中でも女の子が感じるであろう生きづらさを、マッチョではないジャニーズの男の子がフワッと救ってくれるのがジャニーズの素敵なところだな、って私は思っています。それは一昔前まで女みたいに髪を伸ばして女みたいに踊って歌うと揶揄されてきたジャニーズタレント本人たちにとっても同様。

 

ジャニーさんの構成要素で、僕は最初ゲイオリエンテッドな文化であるという要素を多く考え過ぎていたけど、本当は第一にはアメリカ人要素があって、同時にミュージカル要素、そのあと進駐軍要素、その次にやっとゲイセンス的な要素が来ると考えなくてはならない。

 

これは本当にそうで、私含め、世の中の大多数の人にとって「ジャニーさん=ゲイ」というイメージが先行してジャニーズというものが見えづらくなってると感じます。戦後日本にもたらした民主主義だと思うと、見方が変りますね。

とにかく、色んな面においてマイノリティーな存在であったジャニーさんがこれだけ人を惹きつけてメジャーを作り出したことは本当に興味深いです。ジャニーズの作り出す世界がジャニーさんという個人の発想であることにとても魅力を感じるのです。

 

この本、他にもへぇ~って思うこと沢山あるのですが、ひとまず私的に一番なるほど!と思った部分を取り上げてみました。2012年発行で今とは状況変ってる部分も多いですが、とても内容のある本でしたので興味持たれたら読んでみる事をお薦めします。

 

*1:『ジャニ研!ジャニーズ文化論』 大谷能生速水健朗、矢野利裕 著(原書房

*2:阪急電鉄小林一三は乗客数増加のために大衆娯楽施設を建設した。つまり先に鉄道あきり。なのでここは少し訂正。宝塚の他にも沿線の宅地造成販売やターミナルデパートの建設など、小林一三の作り出した文化もとても興味深いです。コメントで教えて頂きました。

シゲが可愛くてたまらんというだけの記事です。

シゲが可愛くてたまらんというだけの記事です。恥ずかしながら....

 

小山慶一郎さんとメンバー1名で行われるNEWSのラジオ番組「KちゃんNEWS」

小山さんはさすが、どの人にも合わせられる器のデカさがあるので、このラジオ(正味15分)の盛り上がりを決定するのは交代制でやってくるメンバーの状態に拠るところが多いです。増田さんは年長者らしく常にイケボで落ち着いてらっしゃるし、手越さんも奇声を発したりお悩み相談に乗ったりリスナーをエンターティンしようと努力してらっしゃいます。

問題は加藤さん。

なんですか、あのやる気のなさ!あくびなんかして!めんどくさそうな応対!けしからん!

 

 

なーんて。

もう私KちゃんNEWSでめんどくさそうに眠そうにしてるシゲがたまらないんです。

「ジャニーズシャッフルの時、重岡君と城島君の3大シゲでトークしたんですか?」「少クラでの光一君との共演すばらしかったです!裏話を教えて下さい!」「前髪を伸ばしてるのは役作りですか?」などなど、リスナーの皆さまの期待に満ちたキラキラメールを「話?そんなのしてない。ただ立ってただけ」「みんな裏話好きだよねー」「それすごい言われるけど髪切るのただめんどくさいだけ。」と取り付く島もないこの感じ。ああ私は今コヤシゲのKちゃんNEWSを聴いてる....

小山さんがシゲを乗せようと、ねぇねぇじゃあこれは?と話を振って、たまにシゲがちょっと乗ってくるときの(お、この話題には少し食いついてくるなコイツwww)っていう小山さんの含み笑いがまた。しかもその乗っかってくる話題というのが「夏の果物で好きなの何?」とかで、シゲ風に言うと、マジどうでもいい。このKちゃんNEWSの感じを「娘と外食に行って、特に話題もなくダラダラと食べてドリンクバー飲みながらTwitter見てたら面白い話題があって『ねぇ見て』って見せたら急に盛り上がって、ってそんな感じ」ってお友だちのweさんが言ってたけど秀逸な例え。

 

コヤシゲは家族。(コヤが兄でシゲが弟 またはコヤ母と子シゲ)

 

シンメでタメ口だけど、小山とシゲは3歳違い。小山君に対してはいつも甘えてるシゲが可愛い。ビビットではあんなに大人なコメントしてるのに、KちゃんNEWSだと「俺は梨~ パインはないわ~ 高いマンゴーうまかった~」(好きな夏のフルーツの話ね)って。こないだのビビットで真矢さんが天然を発揮した時のダークスーツ着たシゲが腕組んで下向いてクックック....と笑ってるのがすごぉく大人の男性って感じでTwitterのその動画一万回観続けられると思ったけどこのワガママあまのじゃくボーイのシゲも一万回聴いてられる。

 

なにしろ、この放送を聴くことにより、小山さんの距離感でシゲを感じられるのが最高のご褒美。イヤホンで聴いてると、まさに自分が変なパーマあてられてシゲに「髪どうしたwww 何したかった?ってなってるぞ。ま、すぐ伸びるから。ドンマイ笑」って言われてたり、ひいては「ふぁぁ~ネム....さっきまで原稿書いてて....わりぃ、ちょっと俺寝るわ」つって、ソファーに横になって寝始めたのでタオルケット持ってきてあげたら「うん....」って軽く返事してタオルにくるまってガチで寝始めて私はただシゲの寝顔を見るしかない、まつ毛長いな....みたいな!!そんな妄想までたやすくはじまっちゃう危険性がこのKちゃんNEWSには、ある!

 

危険きけん。

シゲの子どもっぽさが私の中で未だ燃え尽きてなかった「好きな男に振り回されたい」という欲望を思い出させる。

 

あれですね、140字では収まり切れない思いをブログに書こうと思ったけど、書いてるうちにTwitterで充分だったんじゃないかって気付くことってありますよね。

今、まさにその気分。笑

すいません。でもシゲが大人の女を狂わせる何かを持ってるってことは伝わりましたでしょうか?こんな夜中にこんなこと書かせて、怖いわ~シゲ。

 

ビビット見て時代の変遷感じた話と少年倶楽部感想(2017/07/28)

こんにちは。もっと他に考えるべきこと沢山あるのでしょうが、今日もジャニーズについて考えています。少年倶楽部と今週2日に渡って放送されたTBSビビットでのジャニーズ特集を見た感想など。

 

ふまけんバディ

今週の少年倶楽部はA.B.C.-ZとSexyZoneによる夏休みスペシャル。この二つのグループは平和ですね。懐かしの映像盛り沢山。なかでも目を引く2009年のふまけんの「あなたにお手紙書きましょう」のコーナー。二人とも声が高い。入所からわずか2,3ヶ月であの人気コーナーに立ててしかもキャーキャー言われてることに驚きを隠せないA.B.C.-Zたち。手紙の読み上げ方に既に独特の「クセ」を感じさせる当時中学3年生の健人君。ふまけん不仲説はオタ内でまことしやかにささやかれていたそうですが去年あたりに雪解けを見たらしい。内緒で健人君のコンサートに現れた風磨君に対し健人君は「学校帰りにいきなり好きって言われた感じ」とこれまたクセのある例えを出してくる。

「運命(風磨)」「最高のバディ(健人)」とこの関係を表現する二人。ふまけんから漂う濃厚なオーラ....周りのジャニメンすら「あの二人は特別」と思ってしまうなにかがある。私個人はあまりシンメ一般にグッとこないのですが、なんかこの二人に漂う重いムード(大恋愛後、修羅場の別れを経て再会したみたいな。どんな例え)には感じるものがあります。

 

5人の成長を見ると、自分も同世代に生まれてセクゾを目標に学業や就活に頑張ってみたかった....という謎の生まれ変わり欲求を感じます。私が高校生ぐらいだったら、中島健人君にリア恋してそう。健人君の的確にカメラを押さえるところ、カメラ目線のあの顔、しかしガツガツはしてないとこ、しかも器用なわりに生き方が不器用そうじゃないですか彼。海に誘うセリフを即興で求められて「溺れちゃってんだよね~、お前という海に。冗談。2人で海行こ!」って、2017年の今、このテンションでこのセリフ言えるの世界でも中島健人しかいないと思う。

 

 

突然の重岡君

そんな健人君の親友重岡大毅君がVTRで謎の大物ゲストとして登場するのですが、「なんだよ」「ふざけんなよお前」とVに向かっていう健人君にドキドキです。重岡君面白い子ですよねー。9月号のMYOJOで「第2回ジャニスト大賞」という、オタクの想像力に乾杯!っていう企画があるのですが、その中で「特徴がわかりづらくて誰かに紹介するときに説明に困りそう」って部門がツボりました。その1位が重岡君。あはは、分かる。

そして、この1時間を通して入れてくる桐山君のナレーションが、昭和のアイドル番組のそれの軽妙さ。

 

 

突然のNEWS

途中、NEWSが突然VTRで現れます。NEWSって他のグループと接点ありそうで薄そうな感じが興味深い。メンバーが減っていきコンビ2組が残ったという形や、下積み期間は短いけどデビューが早かったり、でも活動が停滞してた時期がある為か、立ち位置が微妙ですよね。そうか、「河合ちゃん」「小山」と呼び合う上下関係なのか。それってどっちが上?五関君が偉い人なのは分かった。

河合ちゃんの「ミソスープ」のまっすーの物真似、当時まっすー本人にすごく嫌がれて真似された動作をまっすーが封印したという話、あーこれが去年の少クラプレで錦戸さんが(まっすー怒らせたらめんどくさい)ってやつね 笑。

 

また長くなりそうなので箇条書きで。

岩本照とかいて「ひかる」/デビュー時のマリウスの写真が可愛すぎてヤバい/松島君も可愛すぎて子どもすぎてヤバいというかセクゾみんなこども/戸塚君の薄いピンクのスニーカー◎/戸塚君顔も綺麗だが指もとても綺麗/立ち乗り電動二輪車=セグウエイ/NHKは固有名詞言っちゃダメ/Secret Agent Manという曲名を言う際に「名曲です」と付け加えずにはいられない河合君のオタ心/夏の佳曲とジャニーズの相性の良さ/中島裕翔君のフリル付き立ち襟素晴らしい(これは今日のMステ)

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さて、ここからはビビットで二日に渡り放送されたジャニーズ特集について。例えばTravis Japanがあえて個性を消して踊ることを意識してたり、ジャニーさんが「話がつまらない!」と15,6歳の子にダメ出しするとか、平野紫耀君の髪セットしてないの可愛いとか、新しく知ったことも多いのですが、一番私の心に残ったのが、盛んに「息子や孫をジャニーズに入れたい方必見!」と煽りナレーションが入る事。

 

ジャニーズって息子や孫を入れたいって思うような組織でしたっけ?

時代は変わったな。

以前本屋で「ジャニーさんに愛される息子に育てる法」なる本を見かけた時も、ジャニーさんに愛されるってwと思ったのですが、私が目を離してる間にいつのまにかエリートアイドル養成所になっててビックリです。いや、もともとアイドル虎の穴ではあったのでしょうけど、空気が変わったというか。

 

アラフォー以上の人ならなんとなくこの感じ伝わると思うんですけど、昔ジャニーズってもっと怪しかったですよね?少年が好きなおじさん率いる謎の軍団ってイメージが。

 

 渋谷を歩いていたヒガシがスクランブル交差点で車に乗ったジャニーさんに「You来れば」と声をかけられたスカウト話なんか完全に人さらいの香りがしますもん。2日目の座談会でアラフォージャニーズたちが当時の合宿所の豪華さを目を輝かして回想してましたが、男の子が好きそうなインテリアを配した都心の一等地のマンションで、美少年たちが共同生活ってもうヤバイ香りがプンプンします。リビングにビリヤード台が2台あって、TVが3台、コンピューターゲームが4台、日焼けマシンが置いてあって、カルピス飲み放題、浄水器ごしなのか買ってきた水なのか、水がとにかく美味しかった!と、昨日のことのように詳細に語るTOKIOとトニセンの面々。アメリカナイズされた豊かな生活がどれほど眩しく魅力的だったのか伝わります。

 

太一くんたちもあのころのジャニーズはヤンキー多かったよね~って言ってましたけど、昔の男性アイドルって事情(すごく乱暴にいうと不良かひどく貧しいかまたは複雑な家庭か頭があまり良くないか)を抱えた人が多かった気がします。芸能界で一旗揚げてやる的な。20歳までに見切りをつける人も多かったし、割と刹那的に生きてる人が多かった気がします。

今のジャニーズの子は、自分がアイドルして何をすべきか(人に何を与えられるか)ということを最初から考えて入ってくる子が多いようなのですごいなぁって思います。

 

私は戦後日本とアメリカと芸能界とジャニーさんの話がとても好きで、ジャニーズ事務所のことを考えるとどうしても現代史に行き付いてしまうのですが、なかなかそのことをゆっくり考える時間がないのが切ないです。ジャニーさんたちって要は戦争を知ってる最後の世代じゃないですか。その世代の想いってのを受け継いでいきたいなって気持ちと、ジャニーズを愛する気持ちって、私の中にどっかで繋がってるんですよね。面白いなー。

そうそう、我々オタが大好きなHi Hi JETの猪狩君、元気そうでホッとしましたし、入所のきっかけがローラースケート場でローラーしてたら「来れば」とたまたまその時いたジャニーさん(アンテナの張り様が流石尋常じゃない)に言われたからというのが、あの渋谷で声かけられた東山先輩と似てる気がして猪狩君の前途に期待膨らみます。顔つきとか雰囲気とか似てるし。

 

この話に結論はないのでフワっと終わります!

少年倶楽部プレミアムの感想+シゲの都倉俊一

少クラプレミアム(2017/07/21)のKinKiコラボなどまとめて感想。

あれNEWS全員ちょっと太った?と思ったけどよく考えたら光一君との対比でそう見えるだけだった。光一君って3Dプリンターでフィギュア作って棚に並べてみたいような容姿してますよね。彫刻っぽい。帝国劇場の一番遠い席から見えてもさぞかしくっきりお顔が見えることでしょう。

 

愛されるよりも愛したい

憧れの先輩と歌えることが嬉しくて仕方ないNEWSたち。歌唱中もニヤニヤ笑顔がこぼれてそれを見てる私もニヤニヤ。特にシゲはじまりからの「愛されるより愛したい」、「道で拾った~」と歌ってる小山さんの後ろでマイク持ってニヤニヤ(おそらくシゲと光一君が一緒に歌ってるのを見て)するまっすー。そこからの「気持ちとは反対へとんでく~」と小山君と光一君が歌ってるのを見ながら(次!俺のパート!ゴクリ)というまっすーの顔が最高なので確認お願いいたします。

手越君もノリノリで「壊さなきゃ新しい明日はこない~」の明日はこーないーで指をノンノンとばかりに振ってて、手越君が他グループの歌歌ってる時のこういう独特の味付け私大好き。可愛い♡

この曲の、身に沁みついてる振付がまた最高。「愛されるよりも愛したいマジで」の「あーいしたい」で両足をクロスさせるのとかジャニっ子の魂に触れますよね~。舌なめずりして観ちゃいます。特に手足の長さを生かした小山さんの踊りが華麗です。

 

チャンカパーナ

久々に聴いた気がするチャンカパーナ。シゲの踊りが女性的なのは手先の仕草が繊細だからとおっしゃてるフォロワーの方がいて激しく同意したのですが、そのシゲの細やかな手の動きが堪能できる曲です。出だしの「深夜バスで君を見た」からシゲの女らしい仕草が爆発してます。踊ってる時によく自分の指先を見てるのが色っぽい。顔はどちらかというと男性的なので、余計所作の柔らかさが目立つ。その点でいうとこの日の「その肩に狂ってしまーいそう」のシゲの横顔がもうたまらなくセクシーで是非夢でお会いしたいです。

途中から光一先輩をお迎え。歌ってる光一君にそっと近づき腕をそっと微妙に触れるまっすーの、(ふふ♡触っちゃった)という顔。光一君の肩にもたれかかる手越。テゴマスって得なキャラしてます。

光一君といるとNEWSがゴツく見えるのと同様、「美しい恋にするよ」のセリフ、真顔のシゲに続く小山さんとまっすーの目が小さく細い気がしますが、シゲのデカ目との対比でそう見えるだけで二人とも普通の目の大きさです。この錯覚を、「Mステでシゲの前に座った星野源の顔が異常に薄く見えた」ことから『星野源象』と我が家では呼ぶことにしてます。

 

道は手ずから夢の花

この曲大好き!光一君のなんというか、息を吸いながら歌う歌唱法は癖になるものがあります。思わず一緒に息を吸ったり吐いたりしたくなる。この曲はテゴマスが光一君に寄り添うように歌ってるのがとても良かったです。後ろで待機してるライトの当たってないシゲの顔もとても男前でした。

 

恋を知らない君へ

この曲を光一君と歌う日がくるとは!光一君が歌ってると曲のテーマも相まってKinKiの曲のようですね。剛君が歌ってるのも是非聴きたいのでまた来てください!歌ってる最中に光一君がちょいちょい怖い顔する(顔だちが綺麗なので真剣な顔をするとそうなる)のがドキドキします。

悲恋の曲をてごちゃんがうっすら笑顔を浮かべて歌うのが、内面の心の痛みが伝わってきて好きです。そして私はシゲの鼻の下にうっすらヒゲ剃りのあとが見えると生身のシゲを感じてちょっぴり興奮するんですけど、非常にいい具合にうっすらしてて素敵でした。去年よりこの歌を歌いこなしてる気がする。

 

硝子の少年

出だしはてごにゃん。「君は誰かに抱かれ~」の「抱かれる」の解釈がここでも最高です。普通の人はあの表情は思いつかない!(褒めてます)

額や眉間の皺に緊張を浮かべ「立ちすくむ~」と歌うシゲ。「僕の心は~」を背後から光一君をずっと見ながら歌うまっすん。「のぞきこめば君がさかさまにうつる~」を恋する女のような表情でやはり背後から光一君を見つめて歌うけーちゃん。4者4様ですが、緊張感と光一君への恋心がビンビンに使わってきます。「愛されるより愛したい」含め、初期KinKiの青臭い歌詞がシゲにピッタリ。シゲの「どうだっていいじゃんそんなこと」が聴けたのは一生の宝です。まっすーに「ちょっとシゲがぎこちなかった」と言われてた緊張するシゲも愛おしかった~。

 

これ書いてる今は夜中ですが猛烈にカラオケに行きたくなってます。素晴らしい歌ありがとうございます!

 

さて、シゲが24時間テレビの亀梨君主演のドラマに出演するとのこと!わーい!しかも、内容が「阿久悠の半生」でシゲは都倉俊一を演じるそう!昭和歌謡大好きな私になんたるご褒美!

さっそくうちにあった阿久先生の自叙伝をパラパラめくって都倉先生についての箇所を読んでみました。阿久先生によると「スター誕生」のアイドル第一号は審査員であった都倉俊一であったと。当時都倉先生は学習院大学を出たばかりの23歳。外交官の父を持ち、高校までヨーロッパで過ごし、英語とドイツ語がペラペラで、大学時代から作曲の仕事をし、真っ赤なフェアレディZを路上駐車する長身のハンサム。ってどんなスペック!まさに70年代のテレビから抜け出したような人物なわけですよ。それをシゲが...。大学卒業ぎりぎりまで大企業に入社するか迷ってた、阿久先生曰く「銀のスプーンの捨て場所を探していたかもしれない」都倉俊一をシゲが....。すごいピッタリなんですけど!そのほか、「スター誕生」のディレクター役の和田正人さん(NHKごちそうさんの源ちゃん役で好きになった)の演技も楽しみです。

 

シゲ売れっ子だな~ シゲの波に乗るの楽しいな~!NEWS4人のレギュラー番組もなにとぞ実現しますように!

感慨深いあれやこれや

インスタ風のガールフレンド(丸ちゃんとシゲの連載)にヤられて、一年ぶりにMYOJOを買いました。半ズボンはいた丸ちゃんの膝下の長さ!シゲの私服!長々しいシゲのタグ付け!小さいサイズを買ったらレシートに「ちっこいMYOJO」ってあって、そんな名前があることまで、ウフフ可愛い~。

 

書きたいこと色々あるのですが、今週TOKIOカケルとか未満都市とかLOVE LOVEあいしてるとか見てたら、みなさんもそうでしょうけど、自分の中の時間軸がグラグラになって地に足が付いてない感じ。そんな気持ちを吐き出してみます。

 

数日前、朝の子ども番組で、若い男性アイドルグループが歌を披露してました。ちょっと昔の関ジャニみたいな曲調と衣装で(テイチク、関ジャニで得たノウハウ使ってるな。)と、トースト食べながら思いました。私って別にイケメンがわちゃわちゃしてるのに萌えるわけじゃないのだな、とその理由が光一君がゲストのTOKIOカケルで分かった気がしました。

番組見ながら、国会の速記係なみにメモをとってたのですが、マイ萌えノートにメモることが多すぎて大変でした。長野君86年4月入所、太一君坂本君87年同じオーデション(その時坂本君は胸に「Zoo」って書いてあるトレーナーを着ていた)89年松岡君入所、ジャニーさんに髪につけるムース買ってもらった、など彼らが話すのに加えて、私の一言コメント『ムースがかっこ良かった時代。少年隊がムースのCMをやっていた』もあるものですからもうとりとめがない。

 

ジャニーズの面白さって行間を読むところにあるんですよね、多分。文脈を読む、というのかもしれない。

 

音楽の日に出てきたNEWSがデビュー曲「希望~YELL~」を歌い、画面に映った(2004)の文字、「何も考えてないけどこのイントロ聴くと自然に体が動いちゃって振付しちゃう」って感じのシゲを見て、4人が映ってる実際の画面に2004年のNEWS(大人数)が重なって見えました。うーん感慨深い。同様に、

KinKiの20周年Partyでまっすーが光一君と一緒に歌ったって?うーん感慨深い。

内君とまっすーが画面越しに話してたって?うーん感慨深い。

未満都市篠原ともえ38歳、うーん感慨深い。

と、もうジャニーズに関する何見ても感慨深くなってしまう。キャリア長いジャニタレだけでなく、少クラで、ピュアピュアしい十代前半のジュニアたち見ても「この曲が歌い継がれる意味、この彼らが成長していく未来....うーん感慨深い」と思ってしまうのだから、もうジャニーズというものがなにか含蓄のあるものとしか思えない。

 

TOKIOカケルに話戻して、彼らが話してると私の記憶箱の蓋が開いたまま閉まらなくって困ります。

例えば、怪談話で話題にのぼった、リーダーが住んでた衣裳置き場兼合宿所のマンション。吹き抜け?アークヒルズ近辺かな?もしかしたらそのマンション私行ったことあるかも、と違うかもしれないけど自分の20年前の記憶がガッと蘇ってきました。なんかお化けが出そうな雰囲気のあるマンションだったんですよ。それに当時の彼らの顔つきや髪型が既視感ありまくりで。シャンブレーのビッグサイズのシャツを裾出しで着て上下デニム、真ん中分けヘア、あー90年代前半!甘酸っぱい!

私がジャニーズに惹かれる理由の一つに、東京で過ごした時間への愛着があるのかなって思いました。

 

そんなもうすでに青春を懐かしがって久しい年齢の私ですが、このあいだシゲ担のお友だちと会いました。じっくり話すのは初めて。というか、NEWSのファンの方とお話すること自体がはじめて。ブログを始めた時はこんな出会いがあるなんて思いも寄らなかったです。ただお茶飲んでNEWSとジャニーズの話しただけだけどしみじみ楽しかったです。

 

大人のファンの方とお話するとホッとしますね。話してて、逆に大人だからこそ楽しめる趣味だなぁって思いました。

先に触れたインスタ風のシゲ、しわくちゃのTシャツに七年着てるジャケット羽織ってメガネの完全プライベートな姿はただのオシャレブロガーみたいで、普段はアイドルを演じてくれてるんだなってつくづく感じてまた「好き♡」って思いました。そういう部分、つまり、彼らが仕事でアイドルしてる事や、アイドルの彼らと私生活の彼らは別だって理解できるのはやはり大人ならではだなぁと、自分たちの生活や子育ての話なんかをしながら、シゲも私たちも生きてるのだなぁと思いました。そしてこうして人と人を結び付けてくれる趣味というのはありがたいものだなと、このタイミングでNEWSに出会えたことを感謝する気持ちになりました。

オタク同士が話してる時の妄想がドンドン広がっていく感じも素晴らしかったのですが、お友だちには25年間位好きなミュージシャンがいてその話がとてもいいなぁと思いました。四半世紀も同じ人を応援できるっていいなぁ。私とNEWSもそんな感じでいれたらいいなぁって思いました。

って、これなんかただの日記ですね。別に立派なことを書かなくてもいいんですよね自分のブログなんだから。

 

なんかやっぱり心のどこかでこの歳で年下のアイドルに沸き立ってる自分恥ずかしいわって思う自分もどこかにいるのですが、全然そんなことないじゃん!素晴らしい趣味だよって自分にも世間にも伝えたくなりました。しかもジャニーズというのがなんかまた大人に相応しい、文脈のある文化なんですよねぇ。

もしこのブログ読んでる方で周りにジャニオタなんていないし、なかなか人にファンであること言えないわって方いらしたら、ブログしたりTwitterしたりするのおすすめです。私もこの世に40代で少クラ見てる人なんて私以外にいないと思ってましたが。ネットってすごいです。「シゲ」って言葉を公共の場で自分の口から連発する日が来るとは思ってませんでした 笑。わたしみたいな人世の中にはいっぱいいるんだろうなぁ、みんな「好き」に正直になるといいなぁって思いながらこの日記なんとか終わらせてみます。ではでは。