推しは推せるときに、言葉に花束を。

週末感じたこと、書いてみます。うまくまとまるかな。

言うまでもなく、私個人の、今現在の考えです。って、ほんと言うまでもないですね。

 

作家の人って、語彙や例えが豊富ですよね、当たり前だけど。タイプライターズ(フジテレビ 2020年7月18日放送)の放送のゲスト、北方謙三さんも人間としての魅力プラス、語り口がとても上手でした。

 

北方さんの語りの上手さの一端が、現代エンタメ小説から歴史小説を書くにいたった理由を話す場面に現れていました。まず、

「リアリティが時間を食い荒らす。これはどういうことかと言うとね。」

と面白そうなタイトルを聞き手に投げ、話をスタートする。そして

「例えば公衆電話を探すのに街を歩き回る。でも、その描写は今は通用しない。現実を描写すると時代で変化していく。自分が書いたものがリアリティを食い荒らす。で、歴史の勉強をすることにした。」

と、簡潔に回収するスキルは、さすが巨匠の風格でした。

バブル時に寵児と持てはやされた作家が、無理なく長く書き続けられる方法を見つけたこと、固定ファンの存在、出版界での地位、また、北方さんが言う「書くことは生きること」「小説を完結するのは読者との約束を果たすこと」というワードはなかなかシゲに響くものがあったのではないでしょうか。

 

そして、日曜日夜のソロラジオで、「脱皮したては柔らかいですから、昆虫でいえば。すぐは羽ばたけないですけど。脱皮して、ハリが出てきて。さらに遠くに飛んでいくために、まずは脱皮しようかな~、という感じですかね~」と、グループの変化とともに33歳を迎えた心境を作家の言い回しで語るシゲ。

 

シゲ、トップアイドルでありながら文芸誌に小説の連載も持ち、戯曲を書きつつ、地上波の連続ドラマにでるような人ですからね、、って、改めて強調したいのはシゲのしていることがすごいこととあまり周知されてない気がするからです。加藤シゲアキってすごい作家なんだから!それはさておき。

 

タイプライターズに刺激されて改めて「ピンクとグレー」を取り出して読んでみました。やっぱりこれが処女作だなんてすごい。と思っていたらまるで小説のようなニュースが飛び込んできました。

ずーんと落ち込む心のどこかで、「手越君に酷い言葉を投げつけてなかったかしら私」と、気がかりになりました。

この2か月ほどの間、起こった出来事に悲しんだり呆れたり、で、あったとしても自分が彼に酷い事を言ってないといいなって。人は思いがけなく死んでしまうことがある、ということに改めて気が付きつつ。

 

シゲ部が始まる前、OPENRECで手越君のゲーム配信を1時間ほど見てました。

自分を「さなぎの脱皮」に例えたシゲが、具体的なことは何も言ってないですけどね、と笑いつつ鮮やかに今の自分を表現する声を聴きながら私が思ったのは、荒野行動の音を鳴らしながら、時々コメントを読み上げ、「明日月曜日だよね~。お仕事がんばってね。」とか「いいよ、そんなのほんとに!ほんとにいいからね!」(エールの額が少なくてごめんなさいというコメントだった)とか、柔らかい表情でファンからのコメントに応える手越君の綺麗なお顔でした。

 

音楽の日」で輝かしいリスタートした土曜日のNEWSとの対比で、日曜日の夜、無音の自宅でゲーム音だけ響かせ一人配信する手越君の姿というのは、私にとっては少々さみしく、でもこういうナチュラルで物静かな感じが彼の本質だよなぁ、、こういうところを見せてくれたらいいのになぁ、、と思いました。NEWSについてのコメントは拾わず、こないだのyoutubeの内容への批判が届いてるんだろうなと思ったら、私も例の動画には呆れたものの、少しばかり胸が痛かったです。金塊強盗犯との写真の件も、私はそのことが「芸能界もう嫌だ」となるまでとは知らなかったので、そうか、、、と思いました(だったら写真撮らなければよかったのに、ジャニーズは写真禁止という自覚が足りない、という批判がぶり返す、堂々巡り)

 

ハイパーポジティブなんて言って、自分のことうまくプレゼンできてそうで実際は苦手なの、ジャニーズWEBのNEWSのリレー連載を読んでたファンの人ならよく知ってると思います。でも本人は色々(主に事務所)抜きで自分の言葉を伝えたかったんですもんね。それが拙い言い回しでも。

誰もが上手に言葉を操れるわけじゃない、ってこと、SNS社会では忘れがちになりますよね。手越君は少しづつ、自分の言葉を獲得していく最中なのかなって思います。

 

えーと、実は考察したりするのそれほど好きじゃないし得意でもないんですよ~わたし。一番得意なのは妄想です!

もうここ2か月ブログにヘビーな文章ばかりここで書いてるのでそろそろ妄想したいと思って、どんな妄想しよっかな~って過去記事を眺めていたらこんな文章のこしてて。去年の4月です。

 

先週末コンサート行ったのですが、私いつもコンサートに行くとぼおっとして違うこと考えちゃったりするんですよね、映画館で映画見てる時もそうなんですけど。。。

4人が幸せそうに楽しそうにNEWSしてるだけで充分って思いました。

コンサートの最中に、ファンとは、って考えたんですけど、彼らを盛り立てていくのがファンかなって。キャー!っていう歓声が「NEWS大好きー!」に聴こえました。みんな、それを伝えたくって大声を出してるんだなーって。

幸せそうで良かった。技術的なすばらしさは置いといて、一言で言うならそれ。 

(中略)

4人とも、ここに居られること、歌って踊ってMCできてファンの子と会えるのが楽しくて仕方ない!って顔してました。しみじみ~。ほんとアイドルしててくれてありがとう。

https://yuzukonbu.hatenablog.com/entry/2019/04/05/015851

 

もう3年ぐらい前に感じるけど、WORLDISTAは去年です。

この時、4人をみて感じたことは嘘じゃない。

4人にたくさん幸せをもらったのも嘘じゃない。

ときめかせてもらって、人生が楽しくなって、人を好きになって、沢山の人と出会って、NEWSにもらった幸せの恩返し、全然できてないなーと感じました。

そして脱退したからと言って、その恩を返すのにふさわしくないと手越君を鞭で打つにはしのびない、とも思いました。

かといって積極的に応援していくかは分からない(ファンクラブには入ってみるつもり。意思表示として)けど、見守りたいなって、そういうところに着地しました。

 

4人のNEWSに沢山の幸せをもらって、不幸なことなんてその中になかったから、4人にはそれ以上に幸せになってもらわないと困るんです!

 

アイドルしてくれてありがとう、を超えて、生きてくれてありがとう!です。

その人生にそっと寄り添わせて下さい、これからも。

寄り添えるあいだは。

 

推しは推せるときに、っていう言葉、「推し」って言葉がいつまでたっても馴染めないんだけど(推しという気軽なワードじゃないと思ってる)もし、表舞台から去るなど、こっちから姿が見えないような時になって後悔のないように今、出会えたことを愛と感謝で彩りたいって気持ち。

 

以上でーーす。

NEWSにも手越くんにも、言葉の花束がたくさん届きますように。