色々書きたいこと溜まってはいるのだけど、月曜日の吉祥寺ルーザーズの10話がとても良かったのでまずはその話からしたい。
吉祥寺ルーザーズ
第1話見た時はキャラクターが全てうるさくてついていけそうにない、と離脱の心配までしたのに。いつの間にかあのシェアハウスの住人全員好きになってる。何がきっかけだったのかなって思うと、みんなが自分のイケてないところを出して、それをみんなでシェアする感じが良かったのかなぁ。抱え込んだ荷物を一緒に持ってあげる、みたいな。その仲良くなる感じが唐突じゃなくて、自然にすっと入ってく感じが良い。実際にシェアハウスってこんな感じかも。
どのキャラクターも好きなんだけど、10話の聡はすごかった。
「もう(自分自身を)解放してあげたいんだ!」と涙ながらに訴える聡を思い出すだけで、一週間たった今もウルっとくる。「僕が沈黙してたの、何も意見がないからだと思う?」で声がひっくり返るところも、とても良かった。
これは、支配的な母親にコントロールされてきた32歳の男性の叫び。「ごめんね、恥ずかしい息子で」と母親に謝る姿、虐待された子どもが親にごめんねを言ってるようで、32歳にしては幼い聡とあいまって切ない。
「喋ると否定されるから、何も喋らないほうが楽なんだって!」とググっとせりあがってきた涙と一緒に本音を語る聡に、私も息子に恐怖政治してないだろうかと怖くなる。
子どもだったころ、親の前で頑張って本音を言う時は涙が自然と出てきた。とても分かる。もはやよく知ってるまっすーが演じてると思えないほど、聡がリアル。ガッチリした体付きは確かにまっすーなんだけど、顔付きはまっすーではない気が。
番組の最後に主題歌CDプレゼントの告知で、聡としてNEWSのCDを紹介するまっすーの、役への没入感。健気というか切ないというか。彼を見てると時折出てくる「まっすーを守りたい!」という気持ち。
(聡を見てたら、ゼロのカズヤを見たくなった。今より若くて尖ってるまっすー、勝ち負けにこだわるプライドエベレストな男がハマってる。意中の女性にコーヒーもらってうふふ、みたいな表情が可愛い。シゲ演じる同級生・零への劣等感のトラウマが再熱するラストシーンのカズヤの顔がとんでもなく恐ろしくて震えるので一見の価値あり。「この俺にクソみたいなトラウマ植え付けやがって!」っていうセリフも良い)
少プレ
聡とカズヤ見た後に、「シゲはネックレスつけると首が冷たい冷たい!っていってスタイリストさんが首にカイロはさむ」って言うまっすーから始まる少プレみると、あれ!?ますださんじゃん!ってなる。こっちはよく知ってる鉄板のまっすー。
さすがに面白いキスマイとのトーク。髪の毛はコンサートの楽屋で切ってもらってるという(ある種の主義主張なんだと思う)横尾くんの話の時にカメラに抜かれた慶ちゃんが、ふわっふわで柔らかそうな茶髪の毛先遊ばした完璧なアイドルヘアーで、その対比が笑える。嬉しそうにルアーについて語るシゲ。豊富に見せてくれるプライベート写真。どうしたシゲ。甲板の上のショートパンツからのぞく無骨な足。こんな笑顔普段のシゲしないとばかりに言われる、自分で釣った魚を持って大きな口で笑うシゲ。
わたしは、アラフォーになったジャニーズが火山などにハマってくのを見ると、勝手にその孤独感を読み取って心がザワッとするのだけど、自軍の2人についてそこまでザワッとしないのは、真ん中にいるまっすーの「餃子・ラーメン・ハンバーガー・焼き鳥・服・ジャニーズ」のおかげもあるかもしれない。
むしろ、ジャニーズJr.椿君との生放送1時間ラジオ、ホスト側であるまっすーが「俺、1時間持つか不安。俺に話したいこと1時間分用意できるか?」って後輩に相談したというくだりにキスマイたちがザワッとしてたのが、、、面白すぎた。
そして、少プレ、だいたいにおいてシゲがしっとり話聞いてたのが面白く素敵だった。少プレでゲスト席に座ってるシゲ、だいたいしっとりしてる。
歌唱披露
ついに、LOSERと三銃士の歌唱披露。少プレのサイトにのってた画像を見た時に感じた懸念は当たっていて、ちょっとどうなのそれはと思う振り付けがついていた。
これに関しては、好みの問題でもあるし、なんとも言えない。私の感覚では曲に合ってないんじゃないかなと感じた。振り付けに情報が多すぎて見ていて気が散る。あれが良いと思って出してきてるんだからなにも言えないのだけど。そのあとMステのLOSER見たら、そこまで違和感を感じなく大丈夫だと思ったけど、Mステ→から少プレの順で見た友は、Mステのほうが違和感あったと言っていたので、短い時間で我々オタクが見慣れたのかもしれない。オタクの順応性高いもんな。
NEWSもジャニーズ育ちだから、歌ってるときは踊りもするものって意識なのかもしれないって思ったらちょっと微笑ましい気もする。
歌唱については、さすがの一言。
最後の最後まで声に力があって、興奮で発汗してきた(私が)
NEWSの歌は心を揺さぶる。まだまだ声出せるといった感じのLOSERの〆のところなんか最高。
振り付けについて苦言言いましたけど、慶ちゃんの踊りのスマートさ、リズム感の良さはいい。LOSERTシャツ翻してターンする軽やかさ、まるでジャニーズJrの若々しさ。
あとわたし、シゲのソロ「やがて知るのだろう」を「やがて死ぬのだろう」だと思い込んでて、いやそれはそうだけどさぁシゲ!ってシゲの作家性まで思いを馳せてました。その横で腕組んでステップ踏んでるコヤマス 笑。
マイク持ってクラップしてるとマイクぶれるからどうなの?でもMステでは修正してきたね、って友が言ってて、いつもながらオタクの目線ってすごいなぁって。
三銃士のまっすーの衣装最高。「まっすー、昭和の女子高生みたいな服」と息子が言ってた。三銃士の女性ダンサー、小山担増田担シゲ担のイメージ?違う?
Mステ
シゲちゃん突然の短髪。赤ちゃんシゲのお写真公開に至っては「きゃーーーーー!!!!!」と近所に響く大声が出た。コヤマスに肩を持たれてステップを踏むシゲ、あの頃みたいな、、、あの頃というのは2016年夏に24時間テレビやってたころみたいな。あの頃に比べて内面の成熟度が増したシゲの短髪&Tシャツ。2022年にこんな短髪、やばくないですかぁ。シゲ担の動悸が.....
それにしても慶ちゃんの足が長い。
急に始まるまっすー持ち込み企画。ちょっといつの間にかそういう企画を地上波でぶち込んできても不思議じゃないキャラクターになってる、まっすー。まっすーって将来ジャニーさんみたいに、Jr,の楽屋に大量の餃子届けてそう、「まっすーさん」って呼ばれて、、って誰か言ってなかっただろうか。
シゲチャンの可愛い写真!かわいい!かわいい!とコヤマスに持ち上げられるシゲ。最近とみにシゲが可愛い。加藤さんって可愛いよねという共通認識がスタッフや出版社に浸透してるのを感じる。あんなところで机に突っ伏して寝てるの、可愛いしかない。寝れる?あんな環境下で。やはり作家はすごい。
音楽
ツアータイトルが発表。「音楽」。カッコよすぎ、痺れる。NEWSの自信と意欲を感じる。
ところで、数日前にBTSがグループでの活動を休止すると発表したことにより、一瞬トピックに上がった「アイドルというシステム」について。
短期間で一気拡大するアイドルビジネスは、アイドルから考える時間を奪い、目的を見失わせ、自我を形成することができないか、形成したところでそれが人々の求める姿では無かったり、そういうことに改めて気付かされたのではないだろうか。
アイドルは今を生きてるのにファンは過去を見ている。それに合わせようとすると成長に歪みがでる。職業として一切素を出さないと割りきる人もいるけど、大抵の人は今の自分をプレゼンしつつファンの求める姿を察して融合しようとするのではないか。
私がNEWSという、アラフォーアイドルの行く末を興味深く愛情持って見守ってるのは、彼らのバランス感覚を信用してるからでもあって。
裏返すと、若い頃に暇な時間があったからこその自我の形成なのかなと。
急激に拡大したアイドルビジネスは急激に閉じていくことも多いのだけど、彼らの自我をくみつつ、緩やかに活動していくことはできるんじゃないかなって、「音楽」という直球を投げてきたNEWSに期待を持っている。
だって、やっぱりアイドルって尊いもの。『他者の苦しみを軽くする』のが人間の価値なら、アイドルって相当なもの。
ひとまず、こんなところかな~
毎日供給が多くて幸せ。
ではまた~!