ライムスター宇多丸が映画「ピンクとグレー」批評記念!シゲとタマフルについて。

私が敬愛するHIPHOPグループ・ライムスター宇多丸氏の人気ラジオ番組「ウィークエンドシャッフル」の映画批評コーナーで、本日1月23日、映画「ピンクとグレー」が取り上げられます。

(1/24追記1:該当コーナー「ムービーウォッチメン」がポッドキャストにアップされましたので是非ダウンロードして聴いてみて下さい。【TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル】 1/24追記2:宇多丸氏の評論書き起こしました。あわせてどうぞ。)

yuzukonbu.hatenablog.com

 

ところで、私はこのウィークエンドシャッフル、略してタマフルを番組開始時から愛するかなりのヘビーリスナーです。そして加藤シゲアキという名前をはじめて知ったのもこの番組。加藤さんは4年前の2012年新春、「2012年映画賽の目(さいのめ)予想スペシャル」という番組内のメインコーナーでゲストとして初登場しました。当時加藤さんのことを名前も顔も、まったく知らなかった私は、特に加藤さん自身に興味に持つこともなく、その特集コーナーを聴いていたわけです。コーナー終了後、宇多丸さんや構成作家古川耕さん、同じくパーソナリティのしまおまほさんが、加藤さんの事を「良すぎる24歳」「ありえないほどしっかりしてる」「ルックスも態度もとにかく良過ぎる」「ただごとじゃない」「加藤くんが良過ぎて良過ぎ疲れした」と口々に褒めたたえていたことが印象に残ってます。つい最近ファンになった私、あの時に「NEWS加藤シゲアキ」でググったら、もっと早くファンになれてたかもしれないのに、ちょっと悔やみます。

 

この音源は某youtubeにもアップされていると思うので、ご興味ある方は「宇多丸 タマフル 加藤シゲアキ」などで検索してください。私はこの時の加藤さんが大好きで、4年ぶりにこの時のタマフルを掘り出してヘビーローテーションしています。この時の加藤シゲアキは、処女小説「ピンクとグレー」を出版したばかりの頃で、まだ今のような知名度もなく、ジャニーズの子が本出しました~的な、キャラクター差別化への試行錯誤途中といった感じ。ちょうど6人から4人にNEWSが変わった過渡期でもあり、シゲのたたずまいにどこか頼りなさも感じます。現在のシゲの萌芽も感じつつ、24歳のシゲの初々しさがとても可愛らしいです。

 

シゲがタマフルに呼ばれるようになった経緯は、シゲが同番組のリスナーで、ブログなどでちょいちょいタマフルや映画の話をすることがきっかけだったそう。シゲいわく、「僕っていうものが半分ぐらいタマフルでできてる」「半分タマフルで半分ジャニーズって感じ」などと言い、宇多丸さんたちをしきりに恐縮させます。そっからはマニアックな映画のタイトルを次々と口にし、みんなを驚かせるシゲさん。都内ミニシアター単館上映の映画などもちゃんと足を運んでいるシゲ。どうです?渋谷あたりの客席200ぐらいのミニシアターにひとりで通うしげちゃん。多分黒メガネかけてる。出口で映画のチラシもらってきちゃうタイプ?などと想像しただけで頬が気持ち悪く緩みます。

 

番組の中、終始シゲは番組のファンである自分が呼ばれるなんて夢みたい、という姿勢で、礼儀正しく敬語でのトークをキープ。山P主演の「あしたのジョー」を深夜上映で見に行ったら宇多丸さんがいた、などというエピソードも入れつつ、話が進むにつれシゲのコアな映画ファンぶりが明らかになり宇多丸さんに「どうです、みなさん!逸材が来ましたよ!」と持ち上げられるも、「いやいやほんとすいません」とへりくだる姿勢を崩しません。

 

「ピンクとグレー」の創作の際にタマフルはじめ映画や映画評論にたくさん触れてきたことが役に立ったことも明かしています。ピングレを読んだ宇多丸さんに、「芸能界の真ん中でジャニーズ事務所でアイドルしてる人がこういう視線を持ちながら芸能界にいるのって辛くないの?」って聞かれて、「やりすぎかなって思ったりも。でも楽しいですよ、(自分の中に)視点がふたつあるって感じで」「自分の物語というより、ひとつの作品として書いた」と答える加藤さん。しっかりした受け答えに、シゲの精神年齢の高さと賢さ、若いころから大人に混じって芸能の仕事をしてきた感じがうかがえます。

 

「リスナーの加藤くん」から「おれたちのシゲ」へ

 

4年前、「リスナーの加藤くん」として番組に呼ばれたシゲは反響がよかったのでしょう、その後いくつかコーナーに呼ばれたようですが一番長く話しているのはこの時。今はシゲも土曜日にNHKでラジオしているので生で呼ばれることはないでしょう。この4年の間に、シゲは努力して他に3冊本を出し、個人仕事も増えました。タマフルでも知名度を高め、「おれたちのシゲ」「ジャニーズの頼れるあいつ」などと呼ばれるようになり、そしてついに映画「ピンクとグレー」の原作者、として番組で取り上げられます。4年前には誰も予期してなかった事態です。私が加藤シゲアキファンになったことも含め。

 

宇多丸さんがどのように「ピンクとグレー」を批評するのか楽しみです。ネットで見る限り、映画に対して賛否両方の意見があって面白いです。私は賛否でいうと否定派ですが(原作に思い入れがあったにしても、つまんなかった。出演者はみんな良かったのに残念。あと、劇中ででてくるミュージッククリップ?のダサさにびっくり。)色んな人がシゲの書いた小説の映画見て、色々な感想を抱くことが楽しい。それで加藤シゲアキについて興味が出てもっとNEWSファンが増えたら嬉しい。

 

シゲにとっても、ピンクとグレーが映画になってタマフル映画批評に取り上げられるなんて夢のようでしょう。良かったねー。これからも、キラキラのアイドルと映画オタクのぼんくら野郎が同居する加藤シゲアキに目が離せません。そしてタマフルは毎週土曜22:00から!ポッドキャストもあるので聞いてね!とっても面白いよ!

TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル