大好きだなと、この人のファンで良かったなと。

わたしが持っているよりゆずさんが持っていたほうがいいと思ったので、とフォロワーさんに雑誌の切り抜きを頂きました。

封筒から取り出したそれは、2012年の『ピンクとグレー』発売時の時のもの。

足を組んで床に座る若きシゲの上には "NEWSのために書いたんです!加藤シゲアキ(NEWS)の『ピンクとグレー』処女小説" というタイトル。

 

”自分の中にいるごっち(登場人物)を破壊する過程のようにも感じました。名前も加藤シゲアキに改名しましたが、そこにも自身を再構築する意味合いが込められていますか?”というインタビュアーさんの質問に、

小説を書いて、名前を変えることで迷走してるって思う人もいるかもしれないけど、僕は変化していくことを驚きに変えたいんですよ。特に最近はNEWSからふたりが抜けるっていうさびしい驚きが多かった分だけ、ここからはいい驚きを与えたい。何よりも、僕自身がNEWSとしての活動を望んでるし、この小説はNEWSのために書いたっていうところもあるんですね。

 

この記事と、あれから10年たち、出版された『1とOと加藤シゲアキ』を読み比べると、さすがの涙腺ガチガチ女も涙を禁じ得ません。

よどんだ日々の孤独な闘いは書くことで爆発し、爆発したあとには真っすぐな道が開かれていました。『1とO』のあとがきでこの10年を「無論ひとりで成し遂げたわけではない」と語るシゲは、10年前より愛に溢れた顔をしているのでしょう。

 

私が持ってるよりと、この見開き1ページをもらったのは、今月はじめの福岡の会場でした。

先月、静岡で「シゲのファンサ」という概念を理解したわたしは、福岡にてシゲが自分のファンに微笑を向ける様子に「まさに慈愛」とひとり納得していました。小説家としての真っすぐさは、そのまま、彼の人間の真っすぐさでもあり、タレントとしての真っすぐさ、なんだよなぁ。人格が良いんだよなぁ~とNEWSの愛、NEWSファンの愛をいっぱい体に浴びて飛行機乗って帰宅、一息つく暇もなく子どもを塾に送り、そのまま本屋さんに行ったら、発売されたばかりの『できることならスティードで』の文庫が棚に並んでいて、やった~とお会計、車の中で開いて読みました。

見たばかりのNEWSのコンサートと、シゲのエッセイ、両者に共通する、「善き」ぶり。暗さがあるからこその灯り、やっぱりとにかく人格が良いんだよなぁ~ 好きだな~ファンでいて良かったな~って思って、その気持ちのままシゲ部にメールしました。

 

正気かと思われそうだけど、このメールは読まれる気がして、日曜日、まっすーのマスヒツが終わったあたりでドキドキ胸が高鳴りだしました。

そしたらやっぱりシゲが読んでくれて。

他の人がどんなメールをラジオに送ってるか知らないのですけど、シゲって、”シゲアキ君が好きです”的なパート、読み飛ばしませんか?

私シゲ部に送る文章もこのブログみたいなテンションなのですけど、シゲアキ君が大好きっていう段落は読まれたことないなって思って。

 

本筋(スティードの感想)とは関係ないから読まないんだろうな、とは分かるんですけど、だったら別にこのメール読まなくても、、と思うし。あ、大好きって迷惑だった?いや、迷惑だと思うならこのメール選ばないよな、、、迷惑ではないよな、、

 

って、おいおい!恋かよ!ワロスワロス!って感じなんですけど。

だってどうしたって文章に”大好き”って入れたくなるじゃないですか。毎回メールするたびに大好きって入れてるのかよ~って感じだけど。だって大好きじゃないですか?!私たちシゲが!(恥ずかしくなってきたので主語大きくします)...そもそもいつもシゲって呼んでるのにメールだとシゲアキ君!わら!

 

でもその「読まない」感じが、あの、コンサートでの(うん。うん。ありがとう。ありがとう。)と同じで、"分かってる" なんですよ~

 

いやもう、あれは(ありがとう)の感謝じゃなくて、、、、

 

(俺も。俺も好きだよ)

 

だな、、

どうです!か!そう思いませんか。言い過ぎか!否!

 

いつもは言わないんだけどね。言葉に敏感だから。作家だから。

 

だから、ここぞというときに「大好きだよ。」って言ってくるの。(※2020年コロナで名古屋ドームのコンサート中止になった時送られて来た手書きのシゲからのメッセージ。ごめんね。必ずまた行くからね。大好きだよ。って書いてあったーーーー)

 

思わず辞書で「慈愛」を探してしまう。

親が子供をいつくしみ、かわいがるような、深い愛情。
仏教の概念で人々(生きとし生けるもの)に深い友愛の心、慈(いつく)しみの心。
めぐみや心をかけて優しくいたわり、大切にする心。

 

これが、あの、2012年の若シゲから今の大人シゲにまでまっすぐ伸びた心。

2020年の音楽の日で「生きろ」歌唱前に、ファンの人にメッセージを言いたくてタイミングを見計らってちょっとキョトキョトしてたシゲや、シングル「三銃士」を出すにあたって「四銃士」って曲あるのに「三銃士」って曲出すんかいっていう話*1 の中で、こう言ってたのも思い出します。

 

このタイトルで良いのかっていったんNEWSで相談したとき、プロデューサーにどう思うってきかれて、でも満場一致で面白いんじゃない?って。決して過去を上塗りする意味ではなくて。四銃士四銃士でいい曲だし、愛を持って今後も歌い続けるけど。(中略)普通に考えたら避けるタイトルかもしれないけど、そんなに行儀よくばかりやらなくても良くない?みたいな。おそらくみんなが、ファンの人は理解してくれてるだろうと、いう。やっぱり一番気にしてたのはさ、NEWSのこと知らない人がさ、なんか四銃士って曲あったくない?って言われるかもしれない、でもそういう人はあまり気にしなくても、ファンの人がなんかこう、眉間に皺寄せないで欲しいなとは思ったけど、いやでもきっとNEWSのファンのかたは理解のある人も多いし、そういう部分も面白がってくれる人が多いのではないかというポジティブな発想、信用。ふふ。僕もそう思いますしね。僕ら自身もNEWSでありながらNEWSのファンですしね。僕ら自身もそう思ったわけです。

 

シゲ自身が「信用できる」男なんだよ。

平坦ではない道かもしれないけど、私にはその道がとっても遠くまで見える気がする。

気が散らないようにってテレビに布団かけて『ピンクとグレー』を執筆してくれた過去の自分。ありがとうを言う年上の男を、この若シゲちゃんはどんなふうに見つめるのかなって思いながら、貰った切り抜きを眺めてます。

20周年というのはたいへんなことですね。

2012年の若シゲが言った通り、変化していくことはいい驚きになるんですね。

シゲアキちゃん!(若シゲなのでちゃん付け)君の思うように君の道は続いて行くよ。

そして、彼らの変化を受け止めてきたファンの人の存在があるから、合唱を持って今ツアーを完成させたいってNEWSは思ったんでしょうね。

唯一無二だなぁ、、、

大好き!

大好きっていうしかないでしょうやっぱり。

*1:sorashige book 2022年5月15日放送