あっくんのバースディイベントとアラフォーの魔法の言葉。

目が回るように忙しい月曜日、昼休みもちゃんととらず仕事の時間が終わり、あー疲れた疲れたさぁ家帰ろ~って電車にのりこんでスマホ開くのはジャニーズweb。おっ、あっくんのバースディイベントのレポが上がってる~。

 

私があっくんと言えばお分かりのように、佐藤アツヒロさんのことです。でも、今、ジャニーズであっくんといえば、WESTの桐山くんを指しますか?桐山照史くん。てるしてるし…てるし…あきと!っていまだに頭の中で変換してます。笑。でも以前に比べると明らかに変換速度が上がってる。

 

あー。あっくん…

 

私あっくんのジャニweb読むといっつもしみじみと泣きたくなっちゃうんです。帰りの電車の中でまたしてもグッときちゃいました。

 

先月末にバースディイベントをしたあっくん、光genjiのデビュー30周年と絡めて、懐かしい映像や歌で盛り上がったそうです。楽しい空気が伝わってくるのと同時に私の記憶箱の蓋もばちーんと鍵が開いたまま閉まんなくなりました。

 

僕のポテトはチンチンチン!マイクロマジック~!レンジでチンするマイクロマジック!

 

どうなのこれ?当時でもギリギリだったけど、今だったら炎上ですよね。大塚食品攻めすぎ。

 

中2の時、学校であっくん宅の住所なるものが回ってきたな~。神奈川県藤沢市… 今だったらGoogleマップで家の画像と最寄り駅までの道を調べるんだろうな。こわいこわい。そもそもなんであんな怪文書が地方の中学まで回ってきたのか…

 

ずっーと「ジャーニーズ事務所」だと思い込んでて、ねぇねぇ、ジャーニーズがさぁ~って岡本健一ファンのYちゃんに話しかけてたら「ジャ!ニーズ!だから!!いい加減覚えて!」って怒られたな~。Yちゃん、わたし30年たって大人のジャニオタしてます…。

 

「少年隊誰が好き?」って言われて、正直誰でも良かったけど、なんとなくニッキと答えるのが正解の気がして「ニッキかな?」と答えたら「嘘~!」と言われたけどなんで笑。少年隊よりマッチのほうがカッコいいと思ってたけど、そのころマッチは既に人気のピークを過ぎていた(といってもやっと20代前半)ので言うのが憚られ。

 

そんな私の前に現れたのがあっくんだったわけです。同い年だし、可愛いし、カッコいいし、おどおどしてぎこちないとこ胸キュンだし、これなら推せる!!と思ったかどうかは覚えてませんが、遠~いとお~い世界だった芸能界と、毎日つまんない!って思ってたチューボー(昔は中学生をこう言ってたw)を繋いでくれるような、彼はそんな存在でした。

 

明星などから洩れきこえる、藤沢での中学生活やつづきスタジオでのレッスン(ベストテンでたびたび『港区のつづきスタジオから中継でーす!』ってやってた)、まるで芸能界を舞台にした少女漫画を読むような気持ちでした。いいなぁ、都会に住んでればこんな生活ができるんだなぁって、元々あった、東京への憧れが加速しました。いや、東京にいてもあんな生活は出来ないんだけどね。

 

その後はブログにもなんどか書いたように、高校に上がったらあっくんの「あ」の字も思い出すことはなく、30年近くを過ごしたわけですが。今だって、あっくんの舞台やイベントに行くわけでもないけど。いつまでも幸せでいてほしいし、実際、あっくんは幸せだなって思います。

 

あっくんのイベントがほのぼのしてて、中学3年のとき、初めてのCDプレイヤーと一緒にマイケル・ジャクソンエルビス・プレスリーと、光genjiのアルバムを買ってもらったことを思い出しました。あの頃のCDには重みがあったなぁ…匂いまで覚えてるわ…って、ふと、ジュニアたちに思いを寄せちゃいました。

 

本人が納得してるならいいのかもしれないけど、やっぱり私は古い人間なのでCDってすごいものだと思うんですよね。CDになるってことは。なんか、ジュニアたちが一生懸命、ステージが!っていうとよけい切なくなる。最近の雑誌でKingがデビューについて語ってたのとか切なかったな~。(ジュニアという立場をバイトに例え、正社員になりたいけど、CDデビューという形にはこだわらないと言っていた)

仕事内容は社員同様なのに、なかなか正社員にしない企業(会社ってどこもそう)を沢山見てきたからかなぁ~。事務所の意見を代表して言ったって感じがした。

 

私はKing君にこんなことを言ってもらいたくなかったよ。まぁ、例えがあまりうまくなかっただけかもしれないけど。ここまで言うのは、CDデビューした~い!!って無邪気に言ってるより、デビューに近いってことなんだろうし。切ないような、考えがしっかりしてて眩しいような。

 

昔みたいに新グループデビュー!華々しく売り込み!企業タイアップ!CDばか売れ!僕のポテトはチンチンチン!って時代じゃないのは分かってるけど、じゃあ、これから30年たって、平野くんたちがどんな中年になってるのかって想像がつかなすぎる。ジャニーさん以降のジャニーズの姿も見えてこないし。

 

私はただ、今ジャニーズに所属してる子達があと30年たっても幸せでいてほしいだけですけどね。あっくんの44歳のバースディイベントがあまりにもほっこりしてたので、考えちゃいました。私たちの世代は情報もなかったし(そもそもネットがなかった)、今の子はもっと賢く世渡りできるんだと思うんですけど。そもそも、ジュニア以前に、今のデビュー組、わたしが応援してるNEWS含め、将来はみんな不透明。

 

30年、さんじゅーねんかぁ。30年たったら猪狩くんも44、45歳だもんね。…… 猪狩くん私の息子(でも全然おかしくない)じゃん!!こわっ

 

30年たったら、わたし73歳かぁ…

… … …

 

いや、取り敢えず今を生きよう!うん。

14歳の時は30年後なんて考えてなかった。いつの間にか時間がたってた。あと30年もそうやって時がたっていくはず。

 

ちょっと私が73ってのに驚嘆してこれ以上頭が回らなくなってきました。

私の母は60代半ばの時、「気持ちは25歳って感じなんだけどねぇ~」って言って、私飲んでるお茶吹き出しましたけど、実際、そうらしいですよ。人間って気持ちはあるところで止まるらしいですよ。私も少クラ(プレミアムじゃないほうの)見てると、中2の気持ちに戻るときあるので言えてるかも…

 

感情垂れ流しブログすいません。

 

とにかく、何が起きるかなんて分かんない。未来を心配するより、楽しかった過去を思い出して自分を誉めてあげたり、今までよくがんばったね、これからも宜しくね、って自分に言ってあげたほうがいいですよね。

 

がんばろうね!

 

↑リア友とLINEするときもこの言葉でラリー終わりがちなんですけど。アラフォーの魔法の言葉。笑  「私たちがんばってるよね!がんばろうね!」ってお互い言い合って日々乗り切ってる感があります。言葉って素晴らしいですね。今夜はNEWSのDVD見て、慶ちゃんたちが「がんばって!」と言うの聴いてから眠りにつくことにします。それでは。

 

タイプライターズ vol.6(西加奈子さん回) の感想

「タイプライターズ」の第6弾が私の住む地方でも二ヶ月遅れで先週放送されました!嬉しい!面白くって2回続けてリピートしました。その感想をとりとめもなく。

 今回ゲストの西加奈子さん、翌月出産には見えないスマートな可愛らしい方!私より少し年下ですけど考え方とか共感すること多く。30になったばかりのシゲのみずみずしい考え方を羨ましいと感じるあたり、お友だちになりたい!って思いました笑。 又吉さんの「劇場」について、登場人物たちの恋愛が下手くそすぎて私はもうこんなふうには戻れない、自分が失ったものを感じる、とおっしゃってたのすごくよく分かる。

 

初期衝動

シゲが「一作目を書いた気持ちで二作目以降も書きたいと思っている、あの時の初期衝動」と行った時に、西さんが「それは二度と無理。だからこそやる」と言ったのが印象的でした。

どんな仕事でも恋愛でもなんでもそうですけど、最初の気持ちって続かないんですよね。スランプに陥ってマンネリになって、くさって、その要因を自分ではなく環境のせいにしちゃうんですよね。やり方を変えたり工夫をしたり考えたりして乗り越えていくことで人は強くなり、作品も深みを増す。

 

 

見くびられる力

多くのジャニーズタレントがプライベートでもジャニーズとつるみがちなのは、共通の話題がある以外にも、男性アイドルという職業がなかなか他の人には分かりづらいからだと思うのです。「カッコいいな~ジャニーズ」って言われても、その言葉のどこかにやや蔑視や侮蔑を感じるんじゃないかと思うんですよね。

シゲ、「俺が叩かれる日がきた」と処女作「ピンクとグレー」の発売日の朝を迎えたそうですが、『見くびられる力』をジャニーズの子たちは持ってますよね。シゲは今回の撮影日の二日前にも「意外と面白かった!」と言われたそうです。でも相手はそれが失礼だとは思ってないんですよね。

 

顔が良い=苦労してない=人間性が浅い、みたいな方式ですかね?でも逆に、美人=皆から好意を向けられることが多い=性善説を信じる=素直で優しい=性格がいい、って言われますよね?でも、男だと、イケメン=女にチヤホヤされる=調子に乗る=性格悪い、ってなりがちだったじゃないですか。嫉妬かな?(最近は男女ともに「ルックス至上主義」ですけどね)特にジャニーズは、ジャニーズ=巨大な権力=強引なブッキング=実力不足ってなりがち。

でも、わたしたちオタは知ってるわけですよ、影で彼らがすごい努力してることを。キャーキャー言いながらとにかくすごくよく観察してますから。生ぬるい気持ちでアイドルしてる姿ってファンの子はすぐに分かると思うんですよ。

ルックスの良さで一時的にパッと売れても、持続してファンを繋げていくのは、初期衝動が収まった時にもがいてあがく姿だったりするわけです。そしてさらに言うと、何かを表現したくて人に何かを伝えられる人が結局残るのかな~って、シゲの今の輝きを見てると、そう思います。

 

 

アイドルの憂鬱

下北沢を歩く、お金はないけど夢を追ってる風な男の子達とすれ違うとき、シゲは「俺のこと嫌いなんだろうな~」って思うらしいけど、面白いですね。生まれつきハンサムで女子達にキャーキャー言われてる彼らがどんな気持ちなのかって私も想像つかないんですけど、そんな風に思うんですね。容姿も良くて才能が生かせる場があってお金も沢山あって、でも本人は「自分の力だけでここに来れたわけじゃない」ってゲタを履かせてもらったような気持ちに今もなるのかな。そういうところいいなぁ。

 

ずっーとずっとキャーキャー言われ続けることや、私生活を制限されることに対し、1)芸能人の自分に本来の自分を寄せていく、か、2)仕事の自分とプライベートの自分を完全に分ける、という極端な方法で乗り切ってる。従来のジャニーズ事務所のタレントたちはそういう感じに私には見えてました。芸能人として生きることに一種諦めを抱いてるようにみえる先輩たちもそれはそれで魅力的だけど、例えばシゲくらいの若い子たちが、これからどんな新しい芸能人像を作り出すのか、シゲのファンというより、若い子に期待する大人としてそんな風に思います。

 

 

自己陶酔と俯瞰する目

そうしてサラッとアイドル兼作家してるシゲですけど、作家って文字を書いてるだけじゃなくて、ものを考える、自分の考えをまとめる、って時間がすごくかかることだと思うのでまずその時間の作り出し方や自分を客観する力がすごい。

コンサートが一番自分に酔ってる状態って言ってたけど、自己陶酔しながら一方では冷静に自分を俯瞰で見てるときがあって、そこがシゲの魅力的なところだなって思います。目が大きいから感情すごくよく分かるんですよね。あと、私がすごいシゲのこと見てるからよく分かる笑。

例を出して言うと、DVD「WHITE」でSnow Express歌ってるときは陶酔モードで、アンコール前最後の曲Seven Colorsで風船が天井から落ちてくるときは俯瞰モード。ご確認下さい。どちらも素晴らしいシゲです。トロッコにのってファンの近くにいるときも、ふと俯瞰モードになってるときがあって、そんなところに死ぬほどグッときてます。あと、人が一番陶酔してるのって大恋愛してる時だと思うので、シゲのそんな姿をBlu-rayで見せてもらってるのかと思うと震えがくる。は、はやくNEVERLANDがみたい…DVDリリースいつ....

 

 

人生入れ子構造

何かを突き詰めてる職人気質な人が偉いとされがちな日本。私もシゲがマルチタレントって言われるのはシゲの魅力が薄まっちゃうようで、ちょっとやだなぁ~って思ってたのですが、加藤シゲアキという人の生き方を見るのが楽しい、彼の表現するもの全てが見たい、世間がそう思ってきたときにシゲに期待されるのはそういうことなのかな~って思うようになりました。

 

でね、私や西さんがシゲの情熱を眩しく思うように、シゲが下北沢の若者を眩しく羨ましく思って、多分その下北の若者も誰かを眩しく思ってて、そしてこんな事を考えてる私のことも、誰かが眩しく思うんだろうな~、って、人生ってなんか面白いなって思いました。視点を変えてみると気付くことって多いですね。どんな人の人生もそれぞれキラキラしてるのに、本人だけが気付けてないことってあるよな、って、その気付けてなさ含め、愛しいなーって思いました。このことを上手く表したくって「人生入れ子構造」って今名付けましたけど、伝わらなさ半端ない。笑

 

西さんと又吉さんの人柄ですかね、なんかピースフルな回でしたね。又吉さんが最後に「西さんと中村さんに会うと元気でるっーか」って言ってましたけど、私も元気でました。作家の言葉がすいすい体に入っていきました。

 

色々世界情勢とか将来に漠然とした不安を抱くことも多いんですけど、そして自分が何もできないことが暗い気持ちに拍車をかけるんですけど、ちゃんと考えたり、ちゃんと怒ることをしていきたいなって思いました。人生ハッピーなだけじゃないし、暗い部分にちゃんと目を向けるのって大事なことなんだな。

西さんも言ってたけど、年取るとなにか衝撃が走っても、そういうこともあるよねって結局流して片付けがちなので。こだわり続けるって大事だな、少なくとも私は、考えながら生きてくタイプなんだな、って確認しました。又吉さんの「劇場」と西さんの「i」、これから読みます!楽しみ!

 

シゲのメールが可愛い/最近の夢

 

VS嵐」のまっすんが可愛すぎて、私の中の可愛いタンクがたぷんたぷんにあふれ出しそうなので一旦ブログに保管しときますねー。まっすーの優しさ、礼儀正しさ、上品さ、面白さが満ち満ちてた1時間でした。まっすーおいしかったよー。

 

と、まっすーのことは一旦置いといて。

 

シゲが可愛いって話をまたします。具体的には、シゲのメールが可愛いって件。いや、シゲからメールもLINEも貰ったことないですけど!新しく更新されたジャニWEBのNEWSの連載のおシゲが可愛かった。舞台の稽古や忙しい仕事の合間に急いで書いたみたいで「シゲ」に溢れていた。せっかちで理屈ぽくって可愛くて。全部掲載して赤線引きながら『はい、ココ!ココが可愛いです!』と説明したいところだけど有料サイトなのでまだ登録してない方は月額たったの315円!315円で全てのジャニタレの丸出し文章が読み放題!!なので登録するといいと思います。

 

シゲって「やっちまいました」「ですわい」「滾る!」とか書いてて、そういうのすごいオタクっぽい....って思うんですが。

ヲタク界にその名を轟かせてる、キスマイ宮田君がたまにテレビでオタクの顔してデゥフフフwwwってなってるの見るの好きなんですけど、同じオタクでもアニメに流れるか映画や音楽に流れるかでけっこうテイストが変ってくるんですね。宮田君のジャニWEBって意外と普通にアイドルなんですよね。こうなんていうか、素直で温かい人柄がにじみ出てる。こねくり回してないんですよ、いやシゲがこねくり回してるというわけじゃないけど。ジャニWEB上で言うと、シゲの文章は意外と嵐の櫻井さんの書く文章のテイストに似てる気がします。インテリの男が現在進行中のビジネス案件を紹介する際、茶目っ気出すとこんな感じみたいな。笑 ←ところで、シゲは、(例)「マグロ釣れた。笑」だったり「マグロ釣れた笑」だったり笑の使い方まちまちだけど、(自分の事、僕と言ったり俺と言ったり)、それもリズムとかテンポとか意識してるんだろうなぁ、さらっと書いてるように見えてちゃんと文章何回も直してるんだろうなぁとか、ハッシュタグ沢山使って最後が「#生きる#愛し愛されて生きる」そして「#NEWS」で終わってるの見ると(もうぉぉ~しげぇ~♡)って身悶えするほど可愛くないですか?シゲという人間が可愛い。

 

ここでちょっと最近の可愛いシゲ事情が表れているラジオ書き起こします。

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<2017/08/08 KちゃんNEWSより>

小山「夏っぽいこと....フェスか!」

シゲ「フェス、行った、ってことになんのか。リアルな話、今夜行ってくる。」

小山「そうね、今夜出発だもんね。いやー、この人うるさいんですよ。(シゲ「笑」)今日ね、NEWSな二人録ってたんですけど、楽屋で、なんかフェス用の椅子を買う、と。あるブランドのもの、メーカーのものじゃないと嫌だということでー」

シゲ「ちょ、ちがうの、きいて!この話まだほやほや」小山「うん、ほやほや」

シゲ「先ずさ、フェスにいるものって言ったら何想像するよ?」

小山「フェースーにいるものは考えたことないもん、椅子がいるって感覚はなぃ」

シゲ(かぶせ気味で)「でしょ!!俺だからさ、経験者にいっぱいきいたわけ。で、またこれフェスにもよるわけよ。FUJIROCKともなると雨も降るしぬかるみもあるし(小山「うん、うん」)椅子がいるなんて発想ないじゃん行ったことないと(小山絶えず相づち)経験者にきかないとな、と(小山ずっと相づち)ちょうどその前に、角川の皆さんと食事会したわけよ。で、その中に、俺の担当編集者でFUJIROCKに毎回行ってる人いるから、その人に、ちょっと教えてくんないかと。今年行くつもりなんだと。(小山相づち続く)そしたら、色々教えてくれて、次の日に色々まとめてくれたわけ!文面に。さすが編集ですよ!例えばリュックで行こうとしてたら、『私は芸能人がリュックで来てるの見たことないです!』あぶねぇあぶねぇ!!!(小山「おぅおぅ」)恥ずかしいじゃん!なんかイキって行ってさぁ、なんかこう一人だけリュックとか。(小山「ふんふん」)で、靴もぉ、靴なにで行くよ?」

小山「なんだろう、スニーカー?」小山さんやっと喋らせてもらった

シゲ「いや!!!スニーカーが一番中途半端!」質問しといて大否定

小山「マジで」

シゲ「サマソニだったらそれでいいわけ。山よ。(小山「あー、山か」)サンダルもー、昔俺サマソニにサンダルで行ったら無くなったことあるの。(小山「マジで?履いてんのに?」)ねぇの。裸足なの気付いたら。(小山「どういう状態だよそれ 笑」)気付いたらはだしよ!追いはぎだよ、とかあるじゃん。で、トレッキングシューズか長靴なわけよ大体。(小山「そうなんだ! 」)そんなわけよ、雨降るし。とかさ、そういうことがあってさ、リュックじゃなくてポーチや、とかがあって、で、絶対に、あ、まぁなるべく椅子があったほうがいいです、と。何十キロも歩くことになるし、休む時に何にも休めないと。石の上に座ると疲れるし。レジャーシート持ってく人もいるけど、なにより椅子がいいです、と(また小山の相づち続く)で、畳める椅子。だってめちゃくちゃ歩くんだから軽いに越したことないじゃん、で、そうするとネットでバーッとしらべるじゃん。で、帰りがけにマネージャーさんに、あそこ寄りたいんだと。FUJIROCK用の椅子が欲しいんだと。で、なんとなくめど付けてー、パーッと行ってカッコイイこれがいいってレジに向かってた、と。そしたらその編集の人からメッセージが、やり取りが始まって、『ちょうど今、椅子買ってまーす』みたいな、『どーせまたオシャレな椅子買うんでしょ~?○○とか○○はお薦めしませんよ~!』ってゆわれた○○を持ってたの。」

小山「おおぉーー危ない危ない!」

シゲ「で、なんでかっていうと、軽ぃんだけど、畳むのに時間がかかると。『ええぇー!』ってもうレジ次よ。『あぁあぁぁ!!』ってなって戻るじゃん。『畳み方一回教えてもらったら?』って言われて、人見知りとしてはそこはネックだったんだけどさ、でもこれは教えてもらわないと疲労がかかってるから。て、ゆって!ちょっと確かにメンドクサイかも。。。ってなってその日は置いて帰ってたの。それが昨日なの」

小山「あ、なるほどね!」こっちもめんどくさいので入れなかったけどシゲが喋ってる間ずっと小山さん相づち打ってます....

シゲ「それはもう夜だったからどこにも行けなくって。で、一晩調べたんだけど、そこを薦めてる人もやっぱいっぱいいて。面倒くさいか、面倒くさくても歩いてる使ってない時間が楽か、その瞬間、こまめに出し入れするのが楽か、どっちをとるかと。んー、でも長く使うし、これはもう人生勉強だから。やっぱり昨日のアレにしよう、と。って、なったの!!」ふぅー椅子のくだりやっと終わった

小山「で、それがあれなんだ」

シゲ「そう。でも、昨日やってたのは同じメーカーの違うやつだったの。その後いろいろ調べて、いわゆる人気な?ポピュラーなやつにしたの。見てた?俺が畳んでたの。」まだ続いてた

小山「楽屋でさ、なんか椅子ひろげだしてさ、座って、いいねコレって」

シゲ「良かった、でも」

小山「収納も早かったしね。」

シゲ「そうそう、段々上手くなってきた。練習した!」

小山「....すっげー賭けてんな、フェスに」

 

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この会話正味3分ぐらいなんですけど書き起こすのめっちゃ時間かかった。でもシゲの可愛さを保管しとくために頑張りました。でも書いてる間にこの会話のキモは小山さんの相づち力なのでは?という気がしてきた。

 

怒涛の勢いでフェスに持ってく椅子について語り、調べまくって結局買って自分でいい買い物したと納得してるシゲも、根気よくwシゲの話に付き合う小山さんもいい。相変わらずいいね。

こういう人って調べることに何よりの喜びを感じるんですよね、Amazonのレビューの、星少ないコメントを細かく読んだりして。(それ私)特に萌えたのが、角川の編集の人に、「どーせ、オシャレな椅子買うんでしょ~」とメールで言われてるくだり。(どーせ、加藤さんはまたああでもないこうでもないって言って、見た目や口コミに踊らされて物買うんでしょ 笑)って思われてるってことですよね。そんで購入直前でアドバイスもらって慌てふためいて。やだ、可愛い。多分このやりとりはLINEで行われたと推測し、

 

かとう「いまちょうど椅子買ってますなう」

へんしゅー「どーせまたオシャレな椅子買うんでしょw ○○とか○○はお薦めしませんよ~」

かとう「ちょ!まっ!」

かとう「いまそれ買おうとしてましたw」

かとう「なんで いまレジ前」

へんしゅー「畳むのムズイですよ」

かとう「マジっすか。やばい。どうしよ」

へんしゅー「お店の人に畳み方聞いた方がいいですよー」

かとう「えー恥ずかしい」

へんしゅー「人見知りですかw」

ーーーー数分後----

かとう「やっぱやめました。。。とりあえず帰って考えます。。。」

 

みたいな?想像です、想像。えー、でも可愛い。

シゲって10代の頃に2ちゃんとかのネットスラングに触れてる世代だから、けっこう微妙に古いネット用語使ったりしてるんじゃないかな~とか。ワロタ、とか言ってそう。笑

 

そんなこと考えてる自分が一番ワロタって感じですけどね!

ワロタワロタって言えば、最近夢見が酷くて....

いや、悪夢じゃなくて天国かな?って夢なんですけどね。あまりに自分の願望が組み込まれてて自分が恥ずかし怖くなる。

今日はWEST桐山君(既婚者子持ちの細かい設定あり)とプラトニックな不倫を。

3日前はまっすーと。私は年上のスタイリストって設定で、NEWSの増田君とホームパーティの為の買い出しに二人で行って、友達の家でふたりで仕込みしてたら、まっすーに「お嬢、ちょっと待って」と手首掴まれて言われて、ハッ!として目が覚めました。お嬢ってなんだよ!美空ひばりかよ!って布団のなかでふきだしました。

その前日はJUMPの誰かと(おぼろげ)

その3日前にはまたWESTの流星君からたこ焼を買い(これは色恋抜き)

関ジャニ丸山君と電車の中でキャッキャして(眞子さまのデートをイメージしてください)

錦戸君にはタクシーの後部座席で手を握られ....

 

昔から荒唐無稽な夢見がちだったんですけど、ジャニにはまってからエスカレートしてる。もはや夢と現実の境目がボーダーレスなあやめ状態。

 

ちなみに、おとといはシゲの夢を見ました。シゲの舞台「グリーンマイル」が映画化され、近所のシネコンに初日の舞台挨拶に来るというので朝の5時に行ったら、もうあの美しいシゲの看板の前に人が何重にも列をなしていて、ちょうど私の3人手前でチケットが売り切れるという人気ぶり。しかし私は何故かそれほどショックでもなく、(シゲすごい人気!うんうん、当然よね。良かった~)と何故か嬉しい気持ちでシゲの看板眺めてました。

 

そうなんです、シゲもよく夢に登場してくれるんですけど、絶対にファンとタレントっていう距離感は変わらないんです。この辺に私の乙女心というか、純粋な気持ちが現れてるはず、ってそう思い込みたんですけどー。とかいって、今夜あたりガッツリシゲに手首握られて「お嬢」って呼ばれてたらごめんなさい。私のダーティマインドのせいです。

ちょっと調べたら、明晰夢という、自分の見たい夢を自在に見れる技術があるそうです。これは「自分は今夢を見てるんだーと意識しながら見る夢は自由にコントロールできる」というものらしく、まぁそんなの身に付けちゃったらいよいよ引きこもって一日中寝てることになっちゃいます。 

 

それほどまでシゲが可愛いってことで。

雑なまとめは、正直、ラジオのシゲの喋りの書き起こしで疲れちゃったから。笑 でも書き起こさずにはいられない可愛さだったんですー

ではまた! 

 

「おばさん」というのは私という人間を表す上での便利な表現にしか過ぎない。

(ただの日記です)

 

最近私は綺麗になりたいとすごく思ってる。ここ1年でぐっと容姿の衰えを感じるのだ。肩から2の腕は丸くなってもはや「おばちゃんの二の腕」だし、メイクをしても決まらない。流行りの眉の書き方が分からない。メイクすると逆に顔が老け込む気すらする。いつの間にか写真を撮られるのを避けるようになった(画像の自分は思っている以上に老けている)

 

かと言って、美魔女になりたいわけでもない。美魔女は若いといえば若いけどその「若作り」感が残念な気がする。私、十和子さん的な美意識を持ってないし。かと言って白髪を長く伸ばして三つ編みしてフレアースカートを履くような万年少女な中年にもなりたくない。

H&Mで買い物してるスリムなジーンズ履いたKポップアイドルみたいな女の子を羨ましく眺めつつ無地Tシャツを1枚買う。平日の午前のカフェはおばちゃんの二人組で満席でおしゃべりがうるさい。シゲは「おばさんって自分で言わない方がいい」って言ってくれたけど、私も心の中では自分の事おばさんって思ってないけど、見た目や人からの扱い(お店や仕事場で)が「おばさん」になりつつあることを肌で感じ(おばさんって言われてるわけじゃないけどなんか感じる。)、ふとした時にちょっと凹む。

 

おばさんキャラでいくと、態度が大胆になれて、クレームなんかもきちんと言えて、あらあらいいわね~若い人は~って傍観できるし、大体の事は大したことじゃないって水に流せて忘れられるし、その半分降りかかった態度は楽しくてラクなんだけど、なんか。

 

おばさんになることの何が嫌なのか考えてみた。

 

自分の人生がどんどん先細りになって可能性が消されていくのが怖いような気がした。

つまり、まだ私当分死にたくないし、見たいもの行きたいこと感じたいこと会いたい人沢山いるんだなって気付けたらちょっと気持ちが前向きになった!

 

私、がんばる!

具体的になにをすればいいか考えてみた。要はバランスだと思う。

 

1.働く

専業主婦の時、ぼんやりと苦しかったのは自分が消費行動しかしてないことだった。お金を使うばかりの生活は、お金持ちでない私には向いてなかった。コンビニでお菓子やビール買って帰ってくる、夫のお金の使い方が気になって仕方なかった。自分の収入があることの嬉しさは、仕事をしない期間を持たないと分からないかも。自分のお金を使うのは楽しい。自分の稼いだお金で夫にプレゼントを買ったとき、自分に勝ったと思った(大げさ)。小さい子どもからよせられる理不尽さから比べたら、話の通じる大人とのやり取りと頑張った結果が成果にでる仕事ってなんて素晴らしいのって思った。

 

2.勉強

今の仕事は恒常的なものではないので、近いうちに次の仕事を探さなくてはいけないことになる。誰かに雇われるのだが、いくつになっても選ばれる人間でいたい。その為には今のスキルを伸ばしたり、好奇心、あとはやっぱり第一印象つまり見た目。

 

3.外見

見た目は大事だけど、30代半ば過ぎれば元からの顔だちってあんまり関係なくなって、清潔感と表情がその人の印象を決めると思ってる。男も女も、「キレイにしてることに気を使ってる」中年はそれだけできれい。

でも実際、髪を完全に乾かしたり、肌をケアしたりするのは結構メンドクサイ。歯のホワイトニングもお金はかかる。でもこの素地を保ってればなんとか見れるレベルになるはず。日々の努力。

 

4.時間

とにかく時間がない!ので家事の効率化を図ってなんとか時間を絞り出したい。例えばこんなアイデア

  • 豚ブロックに塩こすりつけてラップでくるんでおく豚肉の塩漬けは万能。
  • 手抜き料理続いて駄目母だと思ったときは、「こどもは最終的には米食べてればいいのよ!」って料理研究家が言ってたの思い出すようにする。
  • フローリングのホコリは見てみるフリするのも大切。
  • 動くごとに物をひとつ戻す。移動する度に何か手に持って元の場所に戻す。
  • 録画は即編集。
  • インプット即アウトプット。考えたことは外に出さないと覚えておけないし、外に出さないと新しいものが入ってこない。
  • 本は最後まで読まなくていい、興味あるとこだけ読む。
  • こどもの写真のデータはせめて半年ごとに現像しないと手が付けられなくなる。 

いろんなやり方試したり、ゲーム感覚で家事できればもっと楽しくなるかな~

 

 

ところで、見ました?V6の「愛なんだ2017」。面白かったなぁ~

いのっちは生きてるの楽しそうだし、モリタゴーのひゃっひゃという笑い声が最高だし、坂本君は1から100まで可愛くてカッコイイし。全員、学生たちへの接し方が優しくって対等で最高だし。

ジャニーズのアラフォーの若さは時空を飛び越えちゃってるので参考にはならないのですが、上手に大人と子どもが混じってていいよなぁ~って島の子どもたちと一緒にいる三宅健を見て思いました(呼び捨て失礼)

 

ラフォージャニーズのこと「おじさん」っていう時は、ポジティブな意味が入ってますよね。若いジャニーズとの関係上において「おじさん」であるだけで、彼ら自身が「おじさん」なわけではない。

ということは、私も同じで、40歳過ぎて急に「おばさん」になるわけでもなく、グラデーションのように歳は取っていくわけで、おばさんというのは私という人間を表す上での便利な表現にしか過ぎない。

人からどう扱われようと、時には自分のこと「おばさん」って言おうと(往々にしてそういう場面はある)、自分の中で自分と折り合いがついてればそれでいいのかな!

 

一言でいうと、気持ちの持ちよう。

ここまで書いて結論がそれっていう。

でも、そのポジティブな気持ちでいるために、時間を作ったりお金を稼いだり、努力したりして余裕を作るわけで。

 

がんばろ!

街でシゲにもしバッタリ会ったとき、自分自身が恥ずかしくない程度のおばさん(言っちゃった、でも43歳のことをなんていえばいいの?)でいたい!

 

 

年を取ることについてはウダウダ考えちゃいますが、なんにせよ生きてるのは限られた時間、前向きに生きたいと思います。10年後に自分がどう感じるか楽しみでもあります。ここまで読んでくれた方ありがとうございます!

 

私がキャスティングディレクターだったらこんな役をオファーしたい。

今日は休みなので昨日の夜ふかしして 「NEWS LIVE TOUR QUARTETTO」見てました。そしたらスーパーのフードコートの店員の藤井流星君からたこ焼き買う夢見ました。不思議.... スーパーのあのナースキャップみたいな紙製の帽子かぶった流星君は軽妙な関西弁にキラキラお目目で、名が体を表す....って思いました。

 

しかし、NEWS、

ソロの個性が強いっっ

 

あらためて見るとすんごいキャラが濃い。

メガネかけて朗読はじめちゃう人いれば、「一人3代目J Soul Brothers」みたいな人もいて、半裸で倒れ込んで激しく胸を上下する人もいれば、薬指にはめた指輪を外そうか逡巡する人もいる。

クセがつよ~~~い!!

 

 椅子に座った手越氏が自分の薬指にはまった指輪を見つめ、そっと外そうとして思いとどまり、記憶を思い出したような顔をして左手でこぶしを握る。(ここまで無音、顔めちゃめちゃ綺麗)....そして始まるピアノ旋律。むっちゃ伸びのある歌声、なんども言うけど滅茶苦茶綺麗な顔面。途中でピアノの演奏は止み、完全なアカペラで。手を伸ばしながら「行かないで....」と去っていった恋人に向かって涙ぐむような熱唱、絶唱する祐也。水を打ったような5万5千の観客。「君はもういない..........」と自分に言い聞かせるように最後をしめて椅子から立ち上がった祐也。もう一度薬指を目にして外した指輪。優しく切なく微笑んだ祐也がその指輪をどうしたのか!?......

泣きそうで上気して赤らんだ祐也の顔。絶望と悲しみの闇に差し込むかすかな希望の灯り。こちらまで泣きたくなる表現力っ。

この翌年のソロは「ダッダッダッ....アイムカミングッ」@ベッドの上。ですからね!表現力の幅が広い。早くカミングしてるてごにゃんブルーレイで見たい。

 

こないだのほんとにあった怖い話での怯えた顔最高でした。

 スター性が高すぎて、手越は手越なんだけど、顔に説得力があるので演技に引き込まれました。

 

さ、妄想妄想。どんな役をオファーしようかな~

 

例えば、「手越じゃん!!」と思われるであろうことを逆手にとって『マッドマックス怒りのデスロード』的な映画は?金髪のままでイケるし。美恋コンで着てる、かろうじて乳首だけ隠した半端なく露出した衣装、どうみても北斗の拳かマッドマックス。愛する者への復讐のため、愛犬スカル君と旅を続ける手越君の、泥にまみれても美しい顔。最初は「どう見ても手越w」って笑ってた観客も最後には号泣間違いなし。

それか、海外を旅した男性が事件に巻き込まれる系もいいなぁ~。『ミッドナイトエクスプレス』や、デカプリオの『ザ・ビーチ』みたいな。

 

(突然ですが、リア充がヒャッハーって海外でハメはずしたらとんでもないことに巻き込まれる映画が似合うのはJUMPの八乙女君。理由は顔!表情豊かで何かに怯える顔が多分最高にハマると思うので......ちなみに「ミッドナイトエクスプレス」は、バカンス先で麻薬所持で捕まって凶悪な刑務所にぶち込まれる話です)

 

単に海外を手越君が素のままで歩いて現地の子どもとサッカーしてるだけでも映画一本作れると思うんですけど!

 

まっすーは、あれよ、太平洋戦争に動員されて不幸にも死んでしまう役。「行ってきます!」とあの笑顔でカーキ色の軍服着て敬礼するまっすー。ニノ(from 硫黄島からの手紙)と同じ部隊のまっすー。在りし日の夕飯時の幸せそうなまっすーの姿が回想シーンで流れる......だめだ、可哀想すぎる。平和の大切さが伝わるとしてもこれは悲しすぎて無理。(「ごちそうさん」でかっちゃんが戦死した時、しばらく立ち直れなかった)もうちょっと年齢あげて既婚者の設定にして、戦後しばらくたって奥さんが諦めたころに引き上げしてくる役に変更しよう。「おとーちゃーん!」と抱きつく子どもを持ち上げるまっす。まっすーには幸せな笑顔でいてほしい。

昔、キムタクが特攻隊の役で映画出たとき、まさかのワンレンロングで世間を震撼させたのですが、増田さんはバッサリ髪いっちゃってください。別の意味で世界が震えます。

それか地球の危機を救う宇宙飛行士役!宇宙飛行士って筋力が落ちないために宇宙にいるあいだもトレーニングを欠かさないそうなんですが、宇宙船の中でのTシャツ姿のまっすーの筋力トレーニング姿見たい。無重力に浮かぶまっすー。これも無事に生還する設定で。

 

小山さんの、私の一押しは、子どもを育てるイクメンサラリーマン。保育園のお迎え帰り、ネギを自転車のカゴに差し、子どもを乗せ、坂道をひーひー言いながら登っていく慶一郎(細身のスーツ着用)。子役「パパがんばれー」慶「ああ、うん!よいしょよいしょ!つらいよー!」…良いっ

 

それか、「人妻に惚れる営業(人妻を落とすまでは熱心だけど、寝てしまうと自分でも落胆するほど気持ちが冷めるやつ)」か「昔ホストやってて女性を不幸にしたことがトラウマになってる裏金組織のメンバー」もいいな。今度のドラマの役は金持ちのモデルでしたっけ?ピッタリ!

ラブストーリーもはまるなぁ。韓国ドラマのリメイク。今、私「冬のソナタ」のペヨンジュンの扮装してる小山さん頭に描いたんですけど白マフラー似合いすぎて震えた。

 

シゲは大正~昭和初期の文豪もの映画。着物きたシゲが座卓の前に座り、頭かきむしりながら左手で原稿書く姿や、いき詰まって畳に大の字で寝転がったり、魚焼いて食べたり、庭の草木に水やったりする。

ただのイメージムービーじゃん!ええ、そうです。着物の袖口に手を入れて腕組みするシゲを見たいんです。

 

私に権力あったら、よしながふみの漫画「きのう何食べた?」の実写は加藤シゲアキ丸山隆平をキャスティングします!中年の弁護士と美容師の男性カップルの日常を美味そうなご飯で描き出した作品なのですが、ツンデレの弁護士をシゲ、美容師を丸ちゃんで。

ツイッターで見た、なにかの雑誌でシゲが「一緒に住むなら丸山君」とコメントしてるの見て動悸がおさえれませんでした!いえいえ、腐要素はそんなにいらないんです。ただ、美容師の仕事が終わった丸山君が「ただいま~おなかすいた~ シロさん今日のご飯なにー?」つって、エプロンしたシゲ(趣味:スーパーで底値チェック)が「おかえりー 今日は豚肉とレンコンの炒め物ー」つって手際よくさくさく料理作ってる姿が見たいんです。

はぁー癒されるぅー

 

 

ちなみに、フォロワーさんが「戸塚君には学生運動のリーダーで口では理想論を語りながら実際は女性といつも恋愛問題で揉めている役をやってもらいたい」と言ってるのを見て「衣装はタートルネックで!」とリプライせずにはいられなかった。最終的には「口ばかり達者で面倒な事は下っ端に任せて、下っ端が逮捕されるのに自分は上手く逃げる、そんなリーダーだった戸塚君は、若干のうしろめたさを感じながら大手商社に入社して、中東でのパイプライン建設の為に長期出張中、大学の後輩だったLove-tuneの真田君に再会。学生時、戸塚君の身代わりとなって逮捕された真田君は今では国際武闘派テロリストになっていて、戸塚君はここで『人間とは何か、友情とは、ほんとの革命とは』を知るのですが、時は既に遅し真田君は....(でも真田君は戸塚君を許す。なぜなら戸塚君を愛しているから)」というころまで話が展開しました。

オタク同士が話してるとどんどん妄想が膨らんでくの楽しいですよね。

 

キスマイの宮田君も是非もっと演技仕事来てほしいのですが、白い手袋した軍服姿(イメージとしてはディズニー映画のプリンス)ばかり浮かんできちゃって「宮田君=王子」イメージの強さを感じます。

 

あー休みの朝から妄想楽しい。止まんない!

ではまた! 

人生2度目の24時間テレビで気付いたこと。

 まさか、自分が2年連続で24時間テレビをみるようになるとは思ってもいませんでした。前年のNEWSに引き続き、小山さんがメインパーソナリティを務めたから自主的に視聴しましたが、結論から言うと来年以降も24時間テレビを追っかけていきそうです。そんな私の人生2度目の24時間テレビの感想です。

 

小山さん

予想以上に小山さん絶賛です。まずビジュアルが最高に仕上がってた。フワッとした甘い茶髪のスタイリング、するっと滑らかなお肌、ピンク色のリップ。足の長さ細さが引き立つタイトなパンツ。チャリTシャツのまくった袖から見えるほどよく筋肉のついた男らしい腕。小山さんの顔がフェミニンに仕上がってる分、体の伸びやかさが引き立ちます。(小山さんはいつも細身パンツをお召ですが、自分に似合うものを定番化するのって大事なんだなって思わせます)

いきなり外見から褒めますが、やっぱり画面に綺麗なものが映ってるって意義深いです。わー!小山君かっこいい!という驚きを24時間保ち続けるのって凄いことだと思います。石原さとみちゃんも最初から最後まで完璧に可愛かったし、ブルゾンちえみちゃんも画面でずっと見て居られる可愛さでした。

 

私の住んでるところではevery.は放送されてないので、改めて小山さんのキャスターとしての実力に感じ入りました。ナレーションもとても良かったし、一般の人との距離の取り方も。なにより人の話を聴く態度がとても良かった。キャスターでありアイドルでしたと、上から目線で褒めるのが申し訳なくなるほど良かったです。耳の聞こえない小学校の子たちに手話をするところとか、さりげなくってほんと筆舌に尽くしがたいカッコよさでした。小山君の手話には夕飯時の我が家のリビングも沸き立ちました。

 

昭和の空気

日曜の昼間、夫は仕事で不在で、息子は隣の部屋のパソコンでYoutube、私一人で24時間テレビを見てたら、ぼわーと懐かしい情景を思い出しました。それは私の子ども時代、家の居間で家族そろってテレビを見ている情景。この24時間テレビの懐かしさ、お茶の間でみんなで見るのを前提として作られてる感じ、あるよなぁ~。

あの頃はテレビを家族みんなで見てました。我が家にビデオデッキが導入されたのは1985年だった(はっきりと何年か覚えてるほど劇的な出来事だった)ので、それ以前は見逃したらそれでもうおしまいだったのです。ガンダムの放送の音声をテープレコーダーに録音するのをカセットテープが巻き戻ってたかなにかで失敗し、テレビの前でうずくまってた兄の姿が印象的で今でも覚えています。

テレビを見るのは一日の大イベントでした。小学校にあがる以前、土曜は7時からマンガ日本昔話見てその後クイズダービーを家族で見て、8時からの全員集合はお母さんが嫌な顔するけど絶対最後まで見てから寝る、今日は欽ちゃんの仮装大賞あるから家族で見る(真面目な父はよく、「子どもがやってるとわかるとお涙頂戴で点数があがるのが理解できない」と仮装大賞の審査基準に文句言ってました、そんなことも懐かしい。うちの親が24時間テレビを見なかったのもそんな偽善感が嫌だったのだろうと思う)、そんな感じでテレビというのは家族の思い出と密接に繋がってるんでした。

時が経ち、うちの子に私が「ドラえもん始まるよ~」と教えても「録ってあるからいい~」とリアルタイムでは視聴せず、家族一緒にテレビの前に座っても、私と夫はそれぞれスマホの画面を見たり、息子は親のスマホでゲームしたり、まず3人そろって同じ画面を見続けるというのは少ないです。

私の家で家族みんなで見てた仮装大賞もお笑いスター誕生アメリカ横断ウルトラクイズも日テレ。日テレはあの頃の「家族だんらん」なテレビの印象が強いんだろうなぁ。日テレのセンスって古臭いな~って思ってたんですけど、それはそれで良いなって思い直しました。

お茶の間でテレビを見なくなった分、インターネットの中で価値観を共有できて私も今回Twitterをしながら見てそれはとても楽しかったです。でも、あの両親と一緒にテレビ見てる時に感じる若干イラッとする「お互いに分かり合えない感じ」を飲み込むのも、今思えば家族って感じでなんか良かったなぁ。

 

ジャニーズ

土曜の夜に「嵐にしやがれ」がやっててとても面白かった。恒例のMJとカッコよさを競う対決、トップバッターの亀梨君が勢い余ってセットを壊しちゃって、それに続くジャニメンたちの対応がああ、ジャニーズ!って感じました。なんだろう、一人だけ目立とうとするのではなく、亀ちゃんの失敗にかぶせていくことでチームワークでよりオイシくしていく感じが、ジャニーズの優男ぶり。その気遣いが出来て、人に優しくて、っていうジャニメンの特性が行かされるのがこの24時間テレビのパーソナリティ。

まーたジャニーズ!ジャニオタ!って言われても、あの年齢の男性であそこに立たせてあのように振る舞えるのはジャニーズしかいないと思われます。十代前半から磨いてきた、アイドルとしての力量を総合するとあのようなチャリティーの舞台になるのでは。

(余談ですが、ビビットのジャニーズ特集で、ジャニーさんは15-6歳のジュニアの子にYouたちトークが面白くないとダメ出しするというのをきいて驚きました。男子中学生のトーク、面白くなくて普通なのにアイドルにそこまで求めるのかと。かわいいだけじゃないだな。さすがです)

今回の3名は「伝える」ことに秀逸なスキルを持つジャニーズ。櫻井君が最後に「自分にしか伝えられないことがあると思ってます」と言ってましたが、彼ら自身が一番、ジャニーズでありながらキャスターをする意味について深く考えてるのだなという印象を持ちました。

 

まっすー

前述の嵐にしやがれで出てきたまっすーが良かった。水中のまっすーの息止め顔大好き。しっかりファンデ塗ってきた白い顔で、あー力入ってる!って嬉しくなりました。結果は負けちゃったけど、その後も洗顔後のような顔で後列に座ってリアクションとって前髪とめるヘアバンドしたままの君が好きだよ。

シゲのドラマ出演が思ったより少なかったのですが、スリーピース着てるシゲが素敵過ぎてもう単純に「抱いて!」って思いました。すいません!最近の前髪長めでちょっと痩せたように見えるシゲが男前でドキドキしてしまいます。阿久悠先生は家庭人なイメージないので夫婦愛を前面に出した内容はなんかあまりしっくりこなかったんですけど、難病で誰かが死んでしまうドラマじゃなくて良かった。

日テレがランナー発表引っ張って引っ張って、、してる間にムクムクと「もしや、てごちゃんでは....」という気持ちになってきて、その可能性は5%位かな、走って欲しくないような走って欲しいような、とか考えてたらもうすごく緊張してきたんですけどまぁさすがにそれはなくって。そしたらもう「心がテゴちゃんを叫びたがってるんだ」状態で、手越君に会いたくて会いたくて震えてました。手越君真面目だからテレビに映ってないと心配になっちゃうんですよね。元気かな?って。手越君がありのままの自分を出せる新しい何かに巡り合えればいいなって思ってます。

UR not aloneはほんとに素晴らしかったです!彼らがテレビでこの歌を歌うたびに「好き」を更新し続けて天井知らずです。好き好き大好きだいすきー!って自分の愛情を素直に出せるアイドルに出会えて私はほんとに幸せだと思います。他担の方やNEWSのファンではない人の心にこの歌が届くのがとても嬉しい。

 

 

ここからちょっと無粋なこといいますけど、やっぱり今回も「マラソンランナーが番組の終わりギリギリに帰ってきてみんなでサライを歌う」というパブリックイメージから1ミリもずれてなくって、進行スケジュールに沿った演出を感じました。

でも、これはもう「そういうもの」として受け止めるものなのでしょう。誰かが(何かしらの動機付けがあり)走り、障害を持ちながら頑張る人が紹介され、みんなで歌い、アイドルが美しく泣き、その間に募金が集まる。そういうパッケージで作られてる番組であり、その内容について「やらせ」だとかとやかく言うのはもうすでに違うんだな、と思いました。日テレは会社が存続する限り24時間テレビを続けると言ってますし、募金の最中にも「皆さまの善意」というフレーズが多用されるように、日テレにとってはこの番組が「社の善きこと」の象徴なんでしょう。営利団体としてこれが最上の慈善事業なのだ、と言われれば(日テレはそんなこと言ってませんが)確かにその通り。

それに、今年はさらにカジュアルになった感じがしました。これは私が2度目の24時間テレビで障害や難病の人を見るのにいい意味で慣れたせいかもしれません。そういったことを重々しくとらえるのではなく、まずはごく自然に自分の身近に感じることが一番大事だと思うので、この番組の意義は大きいと思います。6歳の息子も「なんでこの人たちは病気になるの?」ときいてきました。「そういう人もいるんだよ。誰でも病気になったりするんだよ。」と言ったら、まさかの「じゃあ、僕も病気になりたい」とおどけた感じで言ったので夫がたしなめてましたが、子どもに何かを伝えるのってなかなか難しいものです。(なんでそんなこと言ったんだろう?)

 

 前回、今回はNEWSがいなかったら見てなかったと思います。でも来年はNEWSが出てなくても見るだろうなって思います。24時間テレビやってるんだ、じゃあ見よ~ぐらいのテンションで。そのくらいの軽いテンションで家族で楽しめてる番組だということに人生2回目の視聴で気が付きました。息子が年を取って、「ああ、おふくろNEWS好きだったな。24時間テレビ家族で見てNEWSが歌ってたなー」ってテレビで家族団らんしてた時代を懐かしく思い出してくれたら、私すごく嬉しいなって思いました。

 

 前回の感想↓

yuzukonbu.hatenablog.com

 

阿久悠、ナベプロ、スタ誕、北公次、踊り子

我ながらこの記事のタイトルの単語の並びにびびってます。

 

今週土曜日放送、24時間テレビのドラマ『時代を作った男 阿久悠物語』の予習のために阿久悠の著書を読み返してるところです。ドラマは70年代の「スター誕生」がメインの話みたいですね。

 

沢山のスターを排出して歌謡曲黄金時代を作り上げた伝説のオーデション番組はその成り立ちがとても面白いんです。

本から得た知識*1でざっと説明すると、元々日テレと、当時の人気タレントを多く抱えた渡辺プロダクション、通称ナベプロは60年代「シャボン玉ホリデー」などにおいて蜜月関係を保ってました。しかし全てのタレント供給をナベプロ所属タレントに求めなくてはいけなかったり、番組内容も事務所先導で決められることに不満を抱いた日テレのディレクターたちが『ある種のクーデター』として始めたのがこの「スター誕生」。

 

スター誕生とナベプロ

新鮮なスターを作り出しナベプロ以外の供給源を持ちたい、そんな気持ちではじめた番組は見事大当たりし、アイドルブームが到来するわけです。

70年代半ば生まれの私はこの番組の記憶がほぼないのですが、それでも少女が「一生懸命歌いました!よろしくお願いします!」と言い、スカウトマンが手にした各芸能事務所の名前が書かれたプラカードがあがる(ったり、あがらなかったりする)光景は異様な迫力があったことをなんとなく覚えてます。懐かしのテレビ番組みたいなので見たのかもしれません。この番組により、今まで格下だったホリプロサンミュージックが勢力をまし、ナベプロは失速していくのです。

 

ちなみに歴史をさらにさかのぼると、第二次大戦後の日本政府にとって米国軍人の娯楽を提供するのは大事な仕事のひとつでしたが、ナベプロの創設者の渡辺晋氏はまさにそこから身を立てた人物です。戦後日本で芸能事務所を設立した人のほとんどがアメリカ軍相手のバンドマン出身者だったのは興味深い。ジャニーさんも、もとはと言えばアメリカ軍で働いていたわけですし、日本は敗戦国だったんだなぁということを実感します。ナベプロは月給制の導入や(これはバンドマン時代にギャラを覚せい剤につぎ込む仲間を沢山見てきた渡辺氏が金銭の心配をしないで仕事に打ち込めるようにという配慮があった)、親衛隊のはじまり、デビュー前のタレントは社長宅で住み込みでレッスン、など今に繋がる芸能事務所の礎を築きました。自分のプロダクションを持って、大衆の求めているものを他所より早く提供することを目標に掲げたナベプロがまさに大衆の時代、アイドルの時代に失速していった経緯が面白いです。

 

 

阿久悠

渡辺晋より10歳若い阿久悠兵庫県生まれ。明治大学卒業後広告代理店から作詞家になった人です。終戦時に22歳だった渡辺晋と12歳だった阿久悠、10歳違いですが世代の違いをなんとなく感じます。

その佇まいから、阿久悠のことを重鎮然とした人なのかなと私は思ってました。でも、スター誕生がスタートしたころ、あのプラカードを挙げる様子がまるで『奴隷市場の人身売買のようだ』と批判されたのを受けて、阿久悠はこう述べてます。

番組の企画を煮詰めていくなかで、ぼくは芸能界という言葉にこだわった。この言葉の解明と納得と、できれば信頼と好感が最大のテーマであろうと繰り返した。ー夢を食った男たち p.51

阿久悠たちが1971年に「スター誕生」を作ってからもう45年以上たつわけですが、この阿久悠の願いはまだ叶ったとは言えないですよね。ジャニーズ事務所も他の芸能事務所のことも、私たちは批判し続けながら楽しませてもらってます。

 

 

北公次光Genjiへ」

芸能界が得体のしれないもの、おどろおどろしいもの、特にジャニーズは、と私のイメージが固まってしまったのは、北公次氏の「光Genjiへ」という本でした。昭和の最後の1988年12月、光Genjiの全盛期に出版されたこの本は一大センセーショナルを巻き起こし、私もこっそり本屋で立ち読みしました。多分高校に入学したばかりの頃だったと思います。「ゲェ、気持ち悪....」というのが率直な感想。

今思うと、タイトルといい、自分の人生に後輩を引きずり込むなよ!と腹が立ちますが、当時は内容にただショックを受けました。

それにこの本はどちらかというと暴露というよりも、自分の苦しみやくすぶりを懺悔して吐き出すことで浄化してまた芸能界に返り咲きたいという内容で、とってつけた感のあるリアルな性描写とか、ジャニーさんとのアレコレは出版社側がそこを押し出したかったんだろうなぁ~と感じます。

そう、私この本を取り寄せて読んだんです!ジャニーズを愛する者として、いつかはこの本を読まなくちゃいけないなーと思って。読む時間がなかなかなくて、夏のキャンプ場に持っていきました。キャンプにこれほど相応しくない本も珍しい 笑。

 

1980年代半ば過ぎ、ある有名なAV監督がメリー喜多川氏と揉めて、もうこうなったら全面戦争してやる!と「ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局」と事務所に電話線を引いて(この言い方すごく昭和っぽい)集まったネタの中で、この人だったら喋るんじゃないかと白羽の矢が立ったのが元フォーリーブス北公次氏。それが発端としてこの本は出版されてるわけで、最初から反ジャニーズとして企画されたものだったわけです。(1980年代後半、ジャニーズ事務所は今ほどの力を持っていなかった。)

 

今改めて読むと、北公次本人は給料が安かった、メリーさんが金を貸してくれなかったとはいうものの、地方の貧しい家庭出の自分がスターになれたのは彼らのおかげだという態度は一貫してて、2012年に北氏が逝去する直前にもジャニーさんとメリーさんへの感謝のメッセージを残しています。この暴露本出版後からだいぶ経った、2002年にフォーリーブスは再結成するので事務所側と北氏の間でなにかしらやり取りがあったことは想像に難くないのですが。

 

ジャニーさんの嗜好について、憶測でものを言いたくないのでここでは避けますが、ジャニーズを好きな人ならどこかで折り合いをつける事柄ではないでしょうか。思うにあの時代に光Genjiが少年然とした半裸で踊っていたこともこの本の説得力を増した気がします。これが最近の、筋肉隆々としたガタイのいいジュニアたちが活躍する時代に出版されていたならここまで影響なかったのでは。いずれにせよ、望んでない人にそういうことを強要するのはいけないことですが、詳しいことは私には分かりません。私の年代にはビビッドな話しでも最近の若い子にはピンとこない話だと思うし。ただ私がジャニーズについて深く考えようとするとどうしてもここがネックになる部分ではあります。

 

芸能界とドラッグ

出版当時には読み落としてましたが、どちらかというとフォーリーブス活動当時から北氏が覚せい剤依存だったことが衝撃でした。何が怖いって、こういう世間知らずの人間を食い物にするヤクザや売人や一山当てたいと思ってる山師たちに利用される図式です。これは本当に怖いと思うし、少し前の記事でも書いたように、ジャニーズがいつの間にか「息子や孫を入れたい」芸能事務所になって、家庭がちゃんとしてる子を優先してるように見えるのも、この辺の歴史を踏まえてるような気がします。薬に溺れてるの知ってたのならなぜ周囲の人は彼を治療に連れていかなかったのだろう?と疑問に思いますが、当時は芸能界にドラッグが蔓延してたので、彼が特別だったわけではないのでしょう。

 

薬物をどうしても止めれなかったり、せっかく現れた協力者やチャンスを自分のエゴでふいにするあたり、北公次は確かに弱い人間だと思いますが、その分繊細で才気走った、芸術センスのある人だったのでしょう。(Youtubeで当時の映像をみても、現代に繋がるセンスを持ってる気がします。)この本は、人生のドン底における起死回生の策だと思って彼は出版に協力したはずです。しかし、まんまと利用される形になり、彼の想いと反してこの本のせいで表舞台に復活できなかったんだろうなーと、なんか可哀想に思います。その後も何度もこのシリーズを出版してますけどね。

 

 

『踊り子』

阿久悠の話に戻ります。

阿久悠はジャニーズにそれほど曲を提供してないのですが、1977年に書いた、フォーリーブス「踊り子」は今でも色褪せない名曲です。90年代までのジュニアは必ずこの曲を通ってくるイメージあるのだけど今でも歌ってるんでしょうか。

浮き草の踊り子という立場を女言葉で歌うという、人気稼業であるジャニーズアイドルをある種象徴するような歌詞で、阿久先生の洞察力には感服です。「私は踊り子よ」と、「うらぶれた灯りの下」で「短い夢だと割り切って」「このまま割り切って別れていきましょう」という歌詞を10代のジュニアに歌わせることについて、私は(ジャニーズえげつない.... )って思って眺めてたんですけど、なにかそこには芸能というものの計り知れない魅力と魔力があります。

 

「スター誕生」がはじまって十年後、同窓会スペシャルとして集められたかつてのスター予備軍の少年少女だった彼らを見て阿久悠はこんな感傷を覚えます。

売れた子もいれば、全く売れなかった子もいる。スターにはなれなかったけれど、「スター誕生」へのトライは間違いではなかったと思う子もいれば、そのこと自体が失敗だったと感じる子もいたかもしれない。

その後の青春、その後の人生に役に立てた子もいれば、それがペナルティーになってしまった子も、もしかしたら、いるかもしれない。ペナルティの意識を自己発見のキィにして、全く違う道を歩く賢明でたくましい子もいるだろうし、ペナルティと勲章の区別がつきかねて、いまだに自分の道を発見できない子もいるだろう。- 同著 p.183

 

私は少クラで歌い踊るキラキラのアイドルたち見ながら、あーどうかみんな幸せになって欲しい!芸能界で成功しなくても別な道で幸せになってほしい!っていつも思うんですけど、ほんと「過去の栄光を諦められないアイドル崩れのおじさん」になって欲しくなくて。これは私のエゴで、なにかを諦めないことはある意味では素晴らしいのだと思うのだけど。ジャニーズを応援することは、どこか罪悪感がつきまとうのです。最近のジャニーズたちはほんと賢くてあまりそこを心配しなくても良さそうなのが、私がこれほどジャニーズにはまった一因のような気がします。

 

最近、ジャニwebでのHey! Say! JUMP八乙女光君の連載を読んでなんだか胸が締め付けられました。それは駅や空港でメンバーを出待ちしてるファンの子へのやんわりとした「お願い」で、居合わせた一般の人に迷惑になるからというだけではなく、グループの未来の在り方に言及してて、お互いにね、気を付けようね、お互いの未来のためにね、って感じであまりにも謙虚で優しくて賢くて。自分が嫌な思いをするのは構わないっていう態度にアイドルの覚悟を感じて感動すると同時に、アイドルファンとしての矜持も正さなくてはと改めて思いました。2017年になって「光Genjiへ」を読むというのも、私なりの矜持のあり方だと思ってます。

 

 

都倉俊一

阿久悠を亀梨君が演じると聞いたときに、ビジュアルが全然違うのに!と驚きましたが、亀梨君の演技力のおかげか、番宣で見た70年代ぽい茶色いスーツをきた亀梨君はちゃんと阿久悠ぽかった。

NEWSシゲは作曲家の都倉俊一を演じます。父親が外交官でドイツ育ち学習院大学の学生の頃から作曲の仕事していた戦後生まれの都倉氏は、11歳年上の阿久悠にとって新しい時代を感じる、非常に眩しい存在だったようです。まさに一目ぼれという感覚だったと述べてます。オーデコロンが欲しいという都倉に付き合ってデパートに行ったらショーケースの上で何本も香水を並べさせ、ひとつひとつ手の甲に塗り付けては香りを嗅ぎ、なかなか気に入るものがなかったようで全部の匂いを嗅いでから、ありがとう、気に入ったものがないから、と帰る都倉俊一にびっくりした阿久悠のエピソードが好きです。僕なら好みのものがなくても諦めてどれかひとつ買って帰るんじゃないかと語る阿久先生に共感を覚えました 笑。そう告げたら都倉俊一は不思議そうな顔をして、気に入らない物を何故買うのかと逆に質問してきたそうです。

まさかここがドラマで取り上げられることはないでしょうけど、私の脳内ではこの部分バッチリ映像化完了してます!香水を手の甲につけて嗅ぎ、キョトンとした顔で「気に入るものがないのに何で買うの?」ときくシゲ.... キャスティング完璧です。

 

長くなりました。ここまで読んでくれた方ありがとうございます。かなりはしょって話を進めましたが、15歳の時から心のどこかに抱えてたあの本への気持ちを整理できてすっきりしてます。何事も原典をあたることって大切ですね。

24時間のランナーが気になりつつ、日テレに踊らされるのは悔しい気がしちゃう私からは以上です!

 

 

*1:「夢を食った男たち」 阿久悠著(文春文庫)、「ナベプロ帝国の興亡」軍司貞則著(文春文庫)