今思うことの記録

前回のブログを更新後、9月15日にNEWSが20周年の記念日に合わせて配信をして袴姿の3人が楽しそうにしてるの記録したいと思いつつ、どうしてもキーボードを打つ手が進まない。

 

悪夢を見てるみたいと思う気持ちと、なるべくしてなったと思う気持ち、自分のなかに2つが共存している感じ。

 

男性アイドル寡占状態が何十年も続くとは思えなかったし、世界の変化と共にいつかは剥落していくんだろうとはファンになった当時から薄々思っていた。むしろ、その兆候を感じたから、ジャニーズファンになったんじゃないかなと今は思う。朽ちていく文化財を守る、的な。

「芸能界は人間を搾取して経済活動をする産業だから、恐ろしいところ。」そんなふうになんとなく思っていた幼い私だったが、大人になり普通の企業が芸能界以上にえげつないことを知る。

 

経済や政治が良くなることもなく日本から余裕が失われて、ふとジャニーズをみたら、まだ戦争のことをやってる!エンタメと平和のことやってる!こんな若者たちまで!ある意味ピュア!

 

わたしは結局一度もジャニーさん考案の舞台を見ないままだったけど、ストーリーがいくら奇想天外支離滅裂だったとしても舞台からほとばしる純粋な情熱は、流れてくるツイートで感じられた。イケメンのロケット鉛筆方式だけではこれほどの支持を長年集めることは不可能で、このジャニーズ世界には芯の通ったなにかがあった。

 

そのなにか、は見えない人、見ようとしない人には全く見えないものらしい。

こんなにファンがいても、購買力があっても、ダメなんだ、無力なんだと嘆き、それってわたしたちが女だからじゃないの?ということに気付いてしまった人も多いかと思う。

女に夢を売ってたんじゃなくて、女が主体的な夢を見れるようにサポートしてくれてたのがジャニーズなんだと思う。女性の自立なくしてジャニーズの繁栄なし。ジャニーズがいなかったら別の芸能事務所が日本男子の理想像を提案しただろうけど、そしたらもっとマッチョな方向だっただろう。君はそのままでいいんだよ、ぼくたちがそばにいるからね、一緒に手をとりあっていこうね、というタイプの歌詞は中心になり得なかったかもしれない。

 

自分を思い起こすと、結婚し子どもを産み家庭制度の中に入ったことで本能的な危機感を感じ、ジャニーズに傾倒していったのかもしれない。自分が自分らしく生きられる場所として、自分のために。

 

2021年年末に開催されたジャニフェスを東京ドームのスタンドの上のほうから見て、これからもジャニーズ一同よろしくお願いしますとばりに壇上に並んだ彼らを見て、この世界観のなかでジャニーズの一員として生きて行くのもなかなか大変そうだと、それは正直に思った。観に来ている女性たちの自由を謳歌している様子と対照的に、社是を掲げてタレントである前に社員であるジャニーズのメンズたちは、単独コンサートでファンに見せるふわふわとした優しい笑顔ではなく、色んな外圧や社内の事情をのみこんでエンタメとそれぞれのファンのために矜持を背負い、東京ドームのひな壇に立っていた。

 

芸能界で大きなポジションを取り続けるには、特殊すぎピュアすぎたんだろう。タレントが事務所のことをこんなに愛してるのって不思議だ、だって芸能事務所なのに。

 

正直ジャニーさんのことは分からない。まったくの白ということも考えにくい。でも報道されてるような非道さは嘘だと思う。司法でジャニーさんが加害をしてたとはっきりすれば、オタクは逆に助かる。そういうことならそれなりの対処をすべきだと思ってる。なにもはっきりしないまま、全てを取り上げられていくことが理不尽すぎてツラくて、この結末どうなったんですかね?と10年ほど先の未来にタイムスリップして訊きにいきたい。

マスコミや企業の様子をみて、日本ってこんなハリボテだったんだと驚いた。目の当たりにしてショック。右も左も極端になれば自説を主張したいだけの一緒。中道に居たいけど、中道のままではなにも変わらない、愛と平和を謳いつづけたジャニーズがボコボコにされたように。ちょっと絶望。絶望しててもしょうがないからいつでも闘えるように心の武器は磨いて準備しておきたい。

 

いくらバカにされてもがんばるとアイドルが言うなら、いや彼らにそんなこと言わせる前に馬鹿にするやつボコボコにしてやるというのが本音だけど、その健気さに胸がつまる。言いたいこと飲み込まないで出していいんだよー!とも思う。これがきっかけで良いほうに進むかもという一抹の期待もある、実際のところ。

 

少しづつ、事務所は良い方向に変わって行って、出ていきたい人は出ていけばいいし、居続けたいひとはいればいい。ファンに幸せをくれた本人たちが今、一番幸せになってほしい。

 

そして、声に出せない被害者がいるなら、その人たちこそ救済されてほしい。事務所が認めっぱなしなのは表に出せない証拠があるからとかあったりするのかなと思ったりもするけど。わたしもいろいろ陰謀説っぽいこと考えたりもしたけど、生涯現役目指してたのにこのタイミングで社長についたヒガシもいずれパフォーマーに戻ってきてほしいと思う。

 

ジャニーズと名前がついたグループの名前がほぼ強制的に変えられようとしているのが気の毒過ぎて、発言権の無さも悔しくて、10月2日どうなるんでしょうかそしてまた新たな被害の声も、って言うメディアにワクワクすんなよ!楽しみにしてんじゃないよ!そして少しは情報精査しなよ!って腹立って。まぁ基本的に憤りしかないんだけど、それでも毎日は続いていくので生きて行くしかない。

 

ということを思ってたんだよな~

と、いくばくか時間がたってから思い出すために今の気持ち残しました。

 

10月2日を待たずして自分んとこの姿勢を語ったり、言ってること少しづつ変えたりしてる企業のトップたち見てると、名前変えたし補償もするよねおっけじゃあまた使うね!ってなりそうな茶番感もあるけど、それも嫌だな。色んな人のパフォーマンスにジャニーズが利用されてる感じがするんだよね、この件は。本物のパフォーマンスってやつを見せつけたいよ。